中～高音寄りのサウンドが特徴のはずですが、低音が出ないわけではありません。

重低音がご機嫌な曲は、地響きするかのような低音をモリモリ鳴らします。

『曲の特徴をそのまま引き出す』と言ったほうがいいかもしれません。

◆音源の特徴がよく出る

HiFiオーディオブランドだけあって、音源やコーデックの素性をよく表現します。

いい音源は臨場感豊にパワフルに再現しますが、

微妙な音源は、微妙さをリアルに再現してしまいます。

◆プレイヤーの相性

プレイヤーのコーデックの違いがモロに出るイヤホンですから、音質のいいプレイヤーを使いたいですね。

サっと視聴した感じをまとめました。

━ PC ━

Windows11マシンから、TP-Link製BTドングル経由で再生。

YouTube　×

曲のディテールが埋もれてしまい、いいイヤホンを使ってる感覚が希薄に。
YouTubeメインならもう少し手ごろな製品で十分でしょう。

foobar2000　◎

さすがfoobar、普通のイヤホンでは埋もれて聞こえない音（ピアノのハンマーやペダルの音、バイオリンの弓の音）まで聞こえました。

また、パワフルで聞いてて楽しいアプリです。

iTunes　×

YouTbubeよりもさらにモコモコした印象。

iTunesメインの方も、こんな高いイヤホン選ぶ必要ないです。

VLCプレイヤー　〇

動画プレイヤーですが、曲のみの再生もできます。

音質は非常に良好ですが、不思議と映画を見ているような雰囲気があります。

━ iPhone ━

iPhone15 Proにて再生

YoutTube　×

PC版と似た傾向。やはり動画が主役のサービスですね。

YouTube music　〇

YouTubeと同じ動画を再生しているのに、明らかに音質がいいです。

YouTubeで音楽視聴なら、musicを使いましょう。

ミュージック（iPhone標準）　〇

若干ワイド感が物足りない気がしますが、十分高音質と言えます。

Amazon Music　〇

ハイレゾ対応のUNLIMITEDではなく、普通のほう。
低音効いてる曲がなかなかエグかったですが、アプリの影響？（笑）

解像度は若干物足りないものの十分曲に没入できるのではないでしょうか。

UNLIMITEDに課金すれば、確実に音質アップします。

AccuRadio　×

ビットレートが微妙なサービスですが、低ビットレートのザラザラ感までイヤホンが生々しく再現するのが気になりました。

低音がよく出るので、低音と雰囲気を楽しむ感じでどうぞ。

foobar2000　◎

ローカルの曲しか楽しめませんが、音質は抜群です！

◆エージング必須

箱出し一発目は、失敗したかな？と思うくらい無茶苦茶な音になるので、2時間程度エージングしてからが本領発揮です。

元々の遮音性がそこそこ良いので、個人的には無くても良かったという印象。

ノイズキャンセリングは無音にはなりませんが、車や電車の騒音はかなり静かに抑えてくれました。

高周波寄りの音は効果が薄めで、最近の電車の台車から聞こえてくる音の高いノイズには効果薄です。

生物の声にはあまり効かないようになっているようで、人の声、セミの声は普通のイヤホンと同じくらい聞こえました。

飛行機や古い電車、高速を走る車ではどうなるでしょうか？

第二世代から『価格指定品』になったようで、どこで買ってもほぼ15,000円。

価格指定制度はどこでも、いつでも同じ値段で、セール逃して損したということがないので意外と好きです。

ただ、値引き無しならもう一歩、音良くしてほしかった。

じゃないと他社同等品より割高感感じます。