Panasonicの高級オーディオブランドであるTechnics。
ホームオーディオと完全ワイヤレスイヤホンを展開しています。
完全ワイヤレスイヤホンの方では2023年はTechnicsがさらに確固たる地位を確立した年と言えるでしょう。
フラッグシップモデルのEAH-AZ80は同価格帯でソニー、JBL、BOSEなど名だたるライバル相手に特に音質面や3台マルチポイントの実現などで高い評価を得ることになりました。
ミドルモデルのEAH-AZ60M2は前モデルの正常進化ということでAZ80の陰に隠れがちではありますが機能性はAZ80譲りでハイコスパなミドルモデルです。
そしてそこから少し遅れてエントリーモデルのEAH-AZ40も第2世代モデルEAH-AZ40M2に刷新されました。
AZ40M2の主な進化ポイントは3つ
・ノイズキャンセリング対応
・LDAC対応
・3台マルチポイント対応(LDAC使用時は2台まで)
通話時に有効なJustMyVoiceはなくなってしまいましたが、それでも余りある進化です。
なにより、上記機種同様にLDACも対応しましたしマルチポイントもばっちり3台対応にしてきました。
そして音質面でも15000円クラスの中では高い評価を得ています。
上から下まで全モデルを新型に刷新し機能性と音質のバランスを求めるユーザーに1番手でお勧めできるメーカーになったというのが個人的な印象です。
そんなTechnicsのエントリーモデルEAH-AZ40M2を見ていきます。
モデレートブルーは爽やかで良い色
本体の見た目はAZ60を小さくしたような感じ。
Technicsではしずく型と表記しています。
タッチセンサー部のサーキュラー加工もTechnicsの定番。
いつもならブラック一択なのですがなんだか味気ないのであえて新色のモデレートブルーを選んでみました。
シェル外側は青みがかったシルバーにも見える高級感ある感じ。
明るい色味で爽やかな感じです。
シルバーっぽい感じでもあるので男性でも選びやすい色ではないかと思います。
コンパクトで収まりがいい
先述した通りAZ60,AZ60M2を小さくしたような”しずく型”の本体。
AZ80とは違って耳に入れる感じで装着していきます。
ですが本体が明らかにコンパクトになっているので、入れたときの収まりはめっちゃいいです。
収まりが良すぎて着けているのを忘れてしまいそうです。
もはや安定
これに関してはもう言うことはないですね。
いつもと同じ『Technics Audio Connect』(iOS/Android)を使います。
上位機種同様のイコライザ設定やタッチセンサーの操作カスタマイズなどができます。
動作安定性はもうお墨付き。
Androidで使っていますが、今のところ動作がおかしくなったことは一回もありません。
これも上位機種と同様なのですが、初期設定ではLDACが無効になっているのでAndroidやPCでLDAC接続を使いたい場合は先にアプリ上で有効にする必要があります。
Technicsサウンドをエントリーでも!
まず前提としてPixel 6aに接続しLDACモードを音質重視(990kbps)に設定した状態で聴いています。
低域は今までのTechnics機同様、絶対的な量というよりは質で勝負しています。
スピード感があり、余韻が残りすぎない感じに仕上がっています。
中域はクラスを考えればいいのではないでしょうか。
距離としては近すぎず遠すぎずの感じ。
高域はAZ60、AZ80と比べるとLDACでも少し詰まり気味。
それも上位モデルと比べたらの話で同価格帯の中では優秀な出方をしています。
AZ80との比較の詳細は後述しますが、AZ80のクリアさとはまた違った魅力は持ち合わせつつ、Technicsとしてこんな音作りにするんだという方向性は統一されているように感じました。
あえてAZ80と比較
私が現在メインで使っているイヤホンは同じくTechnicsの最上位モデルになるEAH-AZ80。
こちらは3万円台のイヤホンとしては発売から1年以上が経ち、ライバルも新モデルが多数登場した今でも十分に戦える音質と機能性のバランスを兼ね備えたイヤホンとして高い評価を得ています。
そんなモデルとあえて比較をする意味。
あるんです。
まずAZ40M2の価格は¥14850。
それに対しAZ80の価格は¥36630です。
つまり半額以下。
その割にコスパ高過ぎです…
ではなぜそのように感じたか?
答えは簡単。
AZ80の半額以下でこれですかとなるほど音がいいのです。
さすがに中高域のクリアさなど敵わないところはあるのですが、低域の質は負けていません。
AZ80のとはまた違った魅力を持っていながらTechnicsらしい音の特徴は失っていない絶妙なところを突いてきています。
Technicsのイヤホンって音良いって聞くけど一番下のモデルだとそこまででもないんでしょ?とか思っていると度肝を抜かれるかと思います。
-
購入金額
14,850円
-
購入日
2024年11月10日
-
購入場所
ヤマダ電機
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。