昨日は東京駅隣接のサピアタワーで開催されていた「ヘッドフォン祭 2023 秋」に足を運んだのですが、そのあと少しだけ秋葉原で開催されていたPC関連製品のイベント「アスク fes」も覗いてきました。
さすがに時間が遅く、物販コーナーのめぼしい特価品は売れていたのですが、ワンコイン価格のメモリーカード類が残っていました。microSDHC 16GB 100円というものと、SDXC 128GB 500円というものがありましたので、特に使うあてはないもののどちらも購入してきました。今回は久々に購入した標準サイズのSDメモリーカードを取り上げます。
カード本体に貼付されたラベルには「up to 20MB/s」という不安を感じさせる数値が記載されています。メモリーカード類の「up to ○○MB/s」はシーケンシャルリードの値であることが多いのですが、これがシーケンシャルリードの性能だとするとかなり悲惨な値が予想されます。
今時としては書き込みがかなり遅いが、価格を考えればこんなもの
それではいつも通り、Crystal Disk Markを使って速度を計測してみましょう。Ryzen 9 5900X+ASUS PRIME X370-AのPCに接続したiBUFFALO BSCR20TU3のSDカードスロットを利用します。
▲Crystal Disk Mark 8.0.2 (MB/s)
▲Crystal Disk Mark 8.0.2 (IOPS表示)
傾向は明らかですね、読み出しに関してはシーケンシャル、ランダム問わず今時としてごく普通の速度は出ています。シーケンシャルリードが80MB/s超え、ランダムリードでも7MB/s程度出ていて、読み出し速度だけで考えれば不満はほぼ無い速度といえます。
しかしこれが書き込みになると一転して悲惨な値となります。シーケンシャルライトは20MB/sを超え辺りで頭打ちですし、ランダムライトは1MB/sに届かない項目も出てきます。なるほどV30(Video Class)などの表記がない訳です。
率直に言えば、今時のSDXCメモリーカードとしては明らかに遅い方です。しかし表記性能である20MB/sは書き込み時の値であったことは良心的といえます。最初から遅いということを理解して使えば納得できる範囲です。
読み出しに関していえば現代的な水準に達していますし、500円という価格も加味すればコストパフォーマンスは決して悪くはありません。動画記録などには不向きですが、再生用コンテンツを詰めておくには悪くないといえるでしょう。
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購入金額
500円
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購入日
2023年10月28日
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購入場所
アスク fes 会場物販
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