"ONKYO"それはいわずとも知れた日本の老舗音響機器メーカーです。
近頃ではブランド名すら風前の灯火となってしまいましたがかつてはオーディオだけでなく家庭向けのPCも販売していました。
今回紹介するDS505AはONKYOが2009年に発売したAV市場を意識したスリム型デスクトップです。
'09 ONKYO DS505A
AV市場を意識しているだけあって他社のスリムPCと比較して非常にスタイリッシュなデザインをしています。
また、奥行きもややコンパクトになっていてTVボードへ納めることも想定していそうです。
当時のカタログにも「エンターテインメントを楽しむデザイン」と書かれていました。
この頃のMateはまだFDDまでついていていかにも「業務用です!」といったデザインをしています。
ビジネス用途での長期運用を想定しているのか非常にメンテナンス性が良いです。
本題から逸れてしまいましたが以下がDS505Aの"本来の"構成です。
OS:Windows 7 Home Premium 64bit
CPU:Core2 Duo E7500
メモリ:DDR2 2GB( 2GB x1 )
ストレージ:HDD 320GB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
他:マルチカードリーダー
LGA775後期の典型的な仕様となっていますね、下位モデルでもCore2 Duo E7500を搭載していてカスタムモデルではCore2 Quadまで選択ができたことからやや性能重視のモデルであったことが伺えます。
ただ、この頃のメーカー製PCにありがちな2GBのメモリでWindows7を動かすのはやはり辛そうです。
FRS211もE5800にメモリ2GBだったので近い構成でしたね。
さて…そろそろ本題に入りますが私がスリムPCを紹介している時点で分かっているとは思いますがいつものゲテモノ化します。
今回は今までのゲテモノシリーズとは異なりかなりおとなしい構成としています。
目的は「Windows XPまでのOSでしか動かないゲームが動作するマシンが欲しい」というところです。
まともに動作したらオリジナルのパーツでも良かったのですが、マザーが壊れていたのでいつも通り総入れ替えになりました。
すでに組み込んだ姿になりますが採用したマザーボードはGigabyteのGA-EG45M-S2H、オリジナルと同じLGA775のマザーボードです(実は我が家に現存する唯一の775)
元々775なのでここだけだと”改造”より”修理”が近いかもしれません。
メモリはその辺に転がっていたDDR2-2GBを2枚、マザーボードとしては8GBでも動くのですが(16も行けるらしい)使用したいOSが32bit版XPなので4GBにしています。
ストレージはこれまた余っていたCrucialのBX500 240GB、何枚か余っている32GBのSSDでも良かったのですが低容量品は古いOSに使いたいので。
ちなみにSP未適用のWindowsXPは137GB以上は認識できません。
グラフィックボードはELSAのGT620です。「ローエンドじゃねぇか!」という方もいそうですが、今回プレイしたいゲームの推奨スペックが「Geforce2シリーズ、3シリーズ、4MX440」とかなので問題ないはずです。あと余っていたので。
ちなみにSP未適用のry…ではPCIEは使えません。
(SPなしのメディアを使おうとしてハマりました…)
そして採用するCPUは灼熱のPentium Extreme Edition 840です。
普通の構成だったものがこいつを乗せることによってゲテモノシリーズに仲間入りしました。
一応Core2 Duo E6600も持ってるけど使えるならNetBurstを使いたいじゃん。
当然スタンドアロンで使用するので「マルチスレッドだからWindowsUpdateが暴れだしても快適!」と言った4スレッドの恩恵は得られません。
どことなく懐かしいインストール画面を経て無事に動作させることができました。
SSDの容量が32GBに変わっているのは最初にSP未適用入れようとして容量の壁を解消するために変えた物を戻すの忘れていました。
まぁ、32GBでもXPなら支障ないからこのままにします。
【DS505A改】
OS:Windows XP Professional 32bit (本当はMCEだけどProと同じなので)
CPU:Pentium Extreme Edition 840
RAM:DDR2 4GB( 2GB x2 )
ストレージ:SSD 32GB
GPU:Geforce GT620
電源:TFX 250W(多分DS505A純正)
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
他:マルチカードリーダー
晴れてXPが動作するそれなりに強いマシンが手に入ったと思ったのですがこいつ、まず動作音がかなり大きいです。今時のマシンと比べると信じられないブォォォォォォ!!という轟音が…
元々静かだったのにすべてを台無しにしていますね。
そしてスリムなケース全体からNetBurstの熱い熱気を感じます。
うるさいことと熱いことはNetBurst、しかも灼熱のPentium XEを使用している時点で予想できたのですが、それ以上にとにかく動作が不安定です。
負荷関係なく突然フリーズすることがあるので安心して使用できません(´・ω・`)ショボーン
前にWindows7でベンチマークやったときは大丈夫だったので当時と違うパーツ…電源かグラフィックボードか…
今までのゲテモノシリーズは「中身はすべて別物だけど動作は安定している」だったのに対してこいつは「中身はそこまでぶっ飛んでないけど動作が不安定」といったゲテモノというより問題児になってしまいました。
改良案を思いつき次第手を加えてなんとか使えるようにしたいです。
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購入金額
0円
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購入日
2021年頃
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購入場所
多分オークション
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