Cryorigは2013年より主に冷却関係のPCパーツを販売する台湾のメーカーです。
やや高価ですが、デザインと性能にこだわった製品を多数販売していました。
近頃では国内での販売は消極的になり流通している製品もどんどん減っているのがとても寂しいですね。
同Cryorig社のクーラーが大好きでMateにもC7を搭載していました。(今も持ってます)
また、レビューには上げていませんでしたが昔Ryzen7 1700Xを使用していた時もH5 Ultimateを使用していました。
今まではX99なのにスリムPCだったりリテールで十分なCPUだったりとなかなか我が家のPCに採用できないでいたのですが、普通のパーツを選定したのでやっとCryorigのクーラーが使用できます。
今回使用する予定のi7 13700Fは非常に発熱が大きいCPUでリテールクーラーでは目に見えて性能が下がるようなので社外クーラーが必要です。
私は基本的に空冷信者なので空冷、かつグラボが入らなかったので交換したケースPOP Mini Silentに入る中でなるべく大きいかつ見た目が良い。
と考えた結果R1に行きつきました。
見た目だけなら今でもトップクラス
Cryorigのクーラーの特徴と言ったら何よりもこの美しい見た目です。
ゴテゴテ飾っている訳でもなく機能美を感じるとても良いデザインだと思います。
ただ、ものすごく大きいです。
もうPCと比べた方が良いくらい大きいです。
使いまわしの画像になりますが、今回選んだR1 Universalはトップパネルが白でグラボの配色と合っている上にメモリスロットをよけるようにヒートシンクが後方にオフセット+ファンが薄型になっているのでグラボのバックプレートのイラストが隠れないという素晴らしい仕様です。
メモリが無骨そのものなのが悪目立ちしていますが…
見た目が好みなら〇、性能、価格重視なら×
CryorigのR1シリーズは発売当初は「空冷最強」とまで言われていたモデルですが、今となっては設計が古くNoctuaのNH-D15、DeepcoolのAssassin iiiなどの最新の大型空冷相手には冷却性能では一歩劣る形となります。
おまけにLGA1700には標準で対応しておらず、別途リテンションキットを入手する必要もあります。
私も始めはAssassin iiiか同DeepcoolのAK620を検討していたのですが、やはりCryorigが好きでリテンションキットの存在を知った後は迷わずCryorigの物を選びました。
AK620もシンプルでいいと思うけどね。Noctuaはデザインが受け入れられないので論外です。
実際にi7 13700Fに装着した結果ですが、電力制限制限解除状態(常時200Wオーバー)の設定では負荷が続くとCPU温度が上昇しなんとか92℃で保てるといった感じでした。
現在設定しているPL1 120W、PL2 250Wの設定であればベンチマークを回し続けると90~91℃、ゲームプレイでは高くても86℃と十分に常用可能です。
(LGA1700はCPUが歪むからもっとグリス多めにしたらマシにはなりそう)
※CPU温度は90℃超えても全然問題ないと思ってます
また、アイドル時は非常に静かで高負荷時も多少風切り音がする程度で全然気になりません。
というか他のPC達が轟音なせいで動いてるか心配になるくらい静かです。
「空冷では無理」と言われるRaptor Lakeを実用可能なだけでハイエンド空冷の意地を見た気がします。
なにはともあれ見た目が好みだからからそれでいいんだよ。
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購入金額
9,568円
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購入日
2023年07月26日
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購入場所
Sofmap
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