自転車に乗るときのヘルメット着用が、2023年4月以降努力義務化される。
最寄りの駅まで自転車で行くことも多かった実家時代と比較すると、現在は自動車通勤で平日はほぼ自転車に乗らないし、雪も多い地方なので、冬の間は乗らない(乗れない)。結果、春~秋の間の週末だけに月に数度乗るだけという状態。ただ、街の中心部に行くには、公共交通機関の路線とアパート⇔街中心の位置関係が悪く、三角形の2辺を行く感じになってしまう上、さらに市街中心部は古い町並みが残っていて道が狭く、一方通行が多くて駐車場が少ない土地柄のため、車で行っても駐車場を探してウロウロすることになるのもあって、冬以外の季節は自転車が最適。
そのため自転車を持っているのだが、冬と平日は乗らないので防犯上目が届きづらいと言うこともあって、アパートの屋外駐輪場に置きっぱなしにするのではなく、使わないときは2階の自室まで引きずり上げて仕舞っておきたくて、小型の折りたたみ自転車
を使っている。
この自転車に似合うヘルメットってどんなのだろう...
いわゆるロードレーサー系の自転車に乗っている人が使うような、穴あきで派手なラインが引かれた「流線型メロンパン」は、折り畳み式ミニベロ(小径自転車)にデニム+ジャケットのような街用ファッションだと気合い入りすぎ。かといって、原付で被っている人が多い、半球型のつば無しヘルメットだと、車体に比べてイメージ的にも実重量的にも「重い」。持ち歩きに便利な折りたたみ式のヘルメットもあるにはあるが、それらは認証などが定かでないものも多く、どうせヘルメットを被るなら、万一の時に頭を護れないなら意味がない。
そこで、安心の国内企業物(製造は中国だったが)で、外見が帽子のように加工されたカバーが付いたものにすることにした。
CAPOR(カポル)は、マーチングバンド系機材を手がける株式会社日本パレードの自転車用ヘルメットのブランド。公益財団法人東京しごと財団との共同開発製品らしい。
シンプルな野球帽型から飛行帽のような意匠のもの、婦人向けにツバ広帽子(キャペリン)やクロッシェのような形状のカバーや装飾にスカーフがついた意匠を持つヘルメットまで、広く「ヘルメットと帽子型カバーのセット」を販売している。
モノとしては、サイクルヘルメットのCE規格(EN1078)を取得していて、1年間の交通傷害保険までついている。経済産業省の人体寸法・形状データを基に設計・製作され、日本人の身体に合ったヘルメットの形状となっているらしい。
野球帽ほど球状にピッタリフィットしてなくて、ワークキャップのような形状
今回購入したのは、野球帽型ほどシンプルではなく、ワークキャップに近いようなカバーがかけられ、頭の部分が「半球状」と言うのが目立たない形状としている「ウォルナット」と呼ばれる商品。色は「ダークグレー」だが、体操帽のような「一律の色の布」ではなく、ツイードっぽいムラがある感じの生地で、結構シック。
※ちなみにこの名称かなり違和感。ウォルナットはクルミの木のことだが、一般にウォルナット色というと、木材としてのウォルナットの色合い、つまり赤みが勝った木の色を指す(ワインレッドに近いものすらあり)。その名を冠したこのヘルメットのカラーにはダークグレーしかないので...
Gジャンやジャケット、真夏は柄物Yシャツなどで使うには、ちょうど気合が入り過ぎてもいないし、「重すぎ」もしない塩梅。背広でつけていてもなんとか合格という感じか。
法のリミットの4月が近くなると、需要が急増して価格高騰もしくは品薄になりそうだったので、年が明けて早々に手配した。
構造的には、頭部を護るレモン色系クリーム色?の「ヘルメット然」とした保護具の上から、ツイード調生地のツバ付き帽子型のカバーをかけている感じ。
ヘルメット部分は結構しっかりとした造り(CEマークも見える)
そういう構造なので、いくら帽子型カバーをつけているとは言っても、「少し大きめの帽子かぶっているな...」というより、「自転車用ヘルメットだな」とは判る。
この部分に反射材も付いていて、ヘルメットの機能にも抜かりなし
ただし、その分ヘルメットとしてはきちんとしており、後頭部の金具には反射材がついているし、あご紐もしっかりとしていてきちんと長さ調節すれば、外れるということもなさそう。ただ、あご紐は硬質プラスチックなど破壊しづらい材質ではないので、よく切れる金属ばさみなどで意図的に切断しようとすれば多分切れる。外装が布製で雨にも弱そうなのもあり、所用での駐車時に自転車にくくりつけておくのは難しく、持ち歩くことになる。どうしても大きいので、少々邪魔だが、街でカバンと一緒に持ち歩いていてもギリ奇異じゃない感じ?(4月以降はそういう人が増えると思うので、徒歩の人が、「ザ・ヘルメット」と言うようなものを持ち歩いているのも慣れるかもしれないが)。
なお、本品元々の価格は約8千円(希望小売価格は税込み7,920円)。それがAmazonアウトレットで、「商品の数か所に小さな傷があります. 外装に多少の損傷があります. 」ということで、約3千円で販売されていたもの。Amazonアウトレットは、いままでPCパーツから日用品までいろいろ購入したが、大部分は外装に瑕疵があるパターンで、箱がつぶれていたり、外箱開封済品だったり、違う容器に入れられていたりするだけだった。
今回ヘルメットなので、使い始めれば箱なんかいらない(結局外装?は単なるビニールの巾着袋だった)。「商品の数か所に小さな傷」の方は、もともとツイードっぽいムラがある生地なので目立たないだろうと思って購入したが、そもそも「傷」がどこなのかも判らず。布カバーなので、使って汚れていけばどのみち同じだし。
使用頻度にはちょうど見合った価格で、出所がしっかりとした日本企業のものが手に入れられたので、満足してます。
【仕様】
サイズ:M(56〜59cm)、他に52〜55cmのSサイズ、60〜62cmのLサイズあり
素材:
・ヘルメット:表面PC(ポリカーボネート)、本体EPS(ビーズ発泡ポリスチレン)
・カバー:ポリエステル65%、アクリル20%、ウール15%
カバーが、ちゃんと「帽子」感を出していて、悪くはない
布地が一律のリネン風のものではなく、ツイード調の粗い織りなので、質感がよい。
ヘルメット、と考えるともう少し「深い」方がよいか...
あご紐をきちんと調整すると、フィッティングはするが、もう気持ち半球部分が「深い」方が収まりがよいか。
それとも...
...あ・た・ま・が・デ・カ・い...
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購入金額
2,936円
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購入日
2023年01月23日
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購入場所
Amazonアウトレット
かもみーるさん
2023/03/10
自転車用ヘルメット買ったけどレビュー公開してなかった!(今、気が付いた)
ツバの部分を含めた内部生地が簡単に外れなくて「洗えない」のですよね。
夏場は汗をかき生地が吸い込むので、若干の欠陥を抱えています。
それより、cybercatさん の風貌(雰囲気?)が私にそっくりでビックリ。
同じ感じのメガネをかけてるせいでしょうか。
cybercatさん
2023/03/10
>帽子のみの販売はお問い合わせ下さい(メーカーホームページより)
色違いなどもあれば、面白いですね。
>ツバの部分を含めた内部生地が簡単に外れなくて「洗えない」のですよね。
このヘルメットは外すのは簡単ですが、やっばり
>帽子の汚れは、中性洗剤を薄めた液を布に着け拭き取ってください。洗濯機、乾燥機の使用はできません。
とのことです。
>それより、cybercatさん の風貌(雰囲気?)が私にそっくりでビックリ。
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かもみーるさんにとって、いいモデルですかね。