中国深圳の主にポータブルオーディオ製品を手がけるメーカー、DARUMA AUDIOの公式twitterが3月12日に突如発表した福袋企画によって販売された品です。当初3月12日~3月20日に購入希望者を募る予定となっていたのですが、3月14日から深圳がコロナウイルス感染者急増により事実上のロックダウンとなってしまったために、実質2日間しか販売されずに終わってしまいました。
twitter等で購入者の情報を集めてみると、福袋の中身は全て3.5mmシングルエンド-CIEM 2pinのイヤフォンケーブルだったようですが、そのケーブルは数種類あったようです。私の手元に届いたものはいかにも銀コート線という外観の品でした。
率直に言ってプラグやコネクターはそれほど高価な品というわけではなさそうです。というか、このケーブルそのものがDARUMA AUDIOのレギュラーモデルであるCP-CB02と同様の外観に見えます。
CP-CB02は直販価格4,900円と、リケーブルの分野では比較的安価な製品ですが、仮にこれと同等としても2,000円なら文句はない訳で…。
この突発的な福袋は、中国から日本への比較的安価な発送手段が実用となるのかを探る意味があるとのことで、小型軽量のケーブルを選んでテスト販売したというのが実際のところのようです。
2千円でこの品質なら文句なし
先日届いたCIEM、Hisenior T2 Customを使うために常用イヤフォンに組み合わせるケーブルを入れ替えた結果、Unique Melody製のイヤフォン2機(MAVERICK, Mini MEST)のケーブルが不足する事態となってしまいました。
暫定的に比較的ケーブルを選ばない(大体のケーブルで一定以上の音を出してくれる)MAVERICKにはBrise Audio SHP-001を組み合わせることにしたのですが、Mini MESTには相性の良いケーブルが見つからなかったため、試しにこの福袋のケーブルを組み合わせてみることにしたのです。
ちなみにSHP-001は元々こちらのMini MESTに組み合わせていたのですが、質的に全く悪くはないものの、もう少し中低域辺りに厚みがあった方が良いかなと感じられる音でした。
こちらのDARUMA AUDIO福袋ケーブルでは、高域方向の緻密さなどはSHP-001に及ばないものの、低域~中低域辺りにふくよかさが感じられるバランスであるためか、Mini MESTと抜群の相性を示してくれました。
銀コート線ではありますが、あまりはっきりとした銀の傾向を示すわけではなく、やや甘口でゆったりとした傾向があるためか、少し神経質な音を出すイヤフォンを組み合わせることで適度にリスニング向きのバランスでまとまるようです。Mini MESTと組み合わせたのは全くの偶然ですが、2千円で買ったケーブルでこれほどの満足感が得られるとは予想できませんでした。
そのうち機会があれば通常販売されているCP-CB02も入手して、今回購入した福袋ケーブルと差があるのかどうか確認してみたいと思います。仮に全く同一であるとするならば、通常価格の4,900円でも十分コストパフォーマンスは高いと評して良いと思います。
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購入金額
2,000円
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購入日
2022年04月05日
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購入場所
ダルマオーディオ直販
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