レビューメディア「ジグソー」

コンパクトで静か使いやすい3Dプリンター FlashForge Adventurer3

数年前に子供と3Dプリンターの体験会に行ったことがあったのですが、突然子供のものづくり熱が高まり3Dプリンターを購入することになりました。購入したのはFlashForge社製のAdventure3という機種になります。

 

3Dプリンターは以前から欲しかったのですが、2Dプリンターに比べればまだまだ発展途上のものなので自分の趣味で買うにはちょっと敷居が高いなとおもっていましたが、子供が欲しいというのに便乗して購入に至りました。
 
子供でも扱えるほどの安定性と使いやすさで買って良かったなと思います。

 

更新: 2021/09/02
選定基準

5万円台で安全性が高く、汎用性も高く、使い勝手がよい(欲張り)

次男(小6)が3DCADを使って作ったモデルを印刷したいというので、車で15分程度のところに3Dプリンターの出力サービスをするお店があったのでそこを利用しようとおもったのですが、調べてみたらサービスを終了していました。

さらに、調べたところ他の場所では月額5000円+利用料がかかり、1時間ぐらい車で行かないといけなく、DMM.makeで見積もりしたら10㎝四方ぐらいのパーツでも3万円ぐらい費用が掛かることがわかってしまいました。

ということで、3Dプリンター買った方が、安いしいろいろ楽しめるんじゃない?ということになりました。

ネットでいろいろ調べたたり、Twitter経由3Dプリンターを扱っている方に聞いたりしたところ、Adventurer3がほとんどの方が使われていた上にオススメされていたのでこの機種に決めました。

ポイントは

  • 5万円台
  • クローズド
  • コンパクト
  • 社外フィラメントが使える
  • Wi-FIが使える
  • プラットフォームが外せて曲げやすく製作物が取りやすい
  • サポート体制やパーツがそろいやすい


さらに、Adventurer3には他にはない特徴があってカメラが搭載されていて作成の様子をパソコンやスマホから見ることができたりします。(Liteは省かれていますので注意)

XYZプリンティングのダヴィンチPro Jr.Pro X+も作れるもののサイズが一回り大きく気になってはいたのですが…ネットやTwitterではAdventrer3を使っている人が多かったので。

Adventurer3は公式オンラインショップでしか買えないようでした。
価格は58,000円(税込63,800円)とギリギリ5万円台です。

更新: 2021/09/02
設置方法

小学生でもセッティングできるほど簡単

当時小6の次男が全部おこなってくれました。

□パッケージ

FullSizeRender

ダンボールで届きます。本体が10kg無いので持てない重さではありませんでした。

□設置
次男が全部おこなってくれました。


IMG_3616

ダンボールから出して表面を保護してるフィルムを剥がします。

FullSizeRender

説明書は付属せずクイックマニュアルのみ。説明書はダウンロードが必要です。あと、保証書ですね。メンテナンスグッズも付属。

クイックマニュアルを見ながら開封、セッティングしていきます。

FullSizeRender

ヘッドとプラットホームを保護しているダンボールを取り出します。

IMG_3538

コンセントを右側面に挿し、電源を入れます。

IMG_3560

40cm四方程度の大きさ9kgと15cm四方のモデルが作れる3Dプリンターとしてはコンパクトな方ではないでしょうか?
※今は床置きしてます。

本体サイズ:W388mm×D340mm×H405mm

□言語設定
タッチパネルで設定します。

FullSizeRender


直感的に操作できていいですね。
Languageで”の” 
を選ぶと日本語になります。

何故に日本語が”の”なのかは”あ”と似ていて間違えたんじゃ無いかなぁと推測。

まあ、日本語は全般的に少し変だったりしますが理解できないわけではないレベルですね。

日本にも販売店があるのでそこはフォローしてあげて欲しいところですね。

□印刷準備
引き続きクイックマニュアルを見ながら準備していきます。

・フィラメントのロード

FullSizeRender

フィラメントを差し込み

トップ画面から

樹脂交換>押出

ヘッドが加熱されフィラメントが送り込まれていき、先端から溶けたフィラメントが出てきたら確認を押して準備完了です。

出てくるまで不安ですがリールが回っていれば大丈夫そう。

FullSizeRender

蓋をしめます。純正フィラメントは本体内に収納できるのでスマートですね。

ただ、500gで2,750円(税込)とほかのフィラメントに比べると2倍ぐらいのお値段なのでちょっと気が引けますね。

無くなったら社外品を使う予定です。

・校正

FullSizeRender

高さの校正作業。コピー用紙2枚が軽く引っかかる程度にするそうです。

IMG_3650

サンプルの印刷(プリンターに入っている2㎝×2㎝×1㎝の直方体)

IMG_3661

プラットホームを取り出して印刷物を外します。
もっと、大変なのかと思いましたがサンプルの印刷まですぐでした。

IMG_3569
印刷のベースが小さいとプラットホームを曲げても剥がれず剥がすのが大変でした。スクレーパーで力を掛けてなんとか外しました。
更新: 2021/09/02
使い方

Fusion360で3DCADデータをつくって印刷

□自分で作ったモデルの印刷

2021-03-05


息子がオートデスクのFusion360でスライムをつくっていたので早速印刷してみました。

印刷はFlashPrintというソフトを使います。

Fusion360でSTL形式で出力したものを読み込みます。
スクリーンショット 2021-02-28 135811
スクリーンショット 2021-02-28 142728
サポート(浮いた部分は印刷できないので柱をたてて作れるようにします)を生成して
スクリーンショット 2021-02-28 142242

スライスします(3次元形状を層状にスライスして3Dプリンターがどういう風に動くかを計算)
 
スクリーンショット 2021-02-28 142311
Gコードを送信(プリンタへデータを送信)します。
スクリーンショット 2021-02-28 140941
プリンターがネットワークにつながっていれば表示されますので接続すれば印刷が可能です。
 

IMG_3581
スライム印刷中

IMG_3596
完成!


IMG_3598

プラットフォームが外せ、プラットフォームも曲げられるのである程度の大きさがあると簡単にはがせます。
 
IMG_3612
息子が2日間で印刷したもの。スライムとクリーパーはCADから作成、その他はWindowsに入ってたサンプルです。
 
印刷時間は2㎝×2㎝×1㎝の直方体で12分程度でした。
2㎝程度のスライムで15分
5㎝程度のスライムで1時間程度
10cm程度のスライムで8時間程度です。
サイズが2倍になれば体積が8倍になるので時間も8倍になるって感じですね。
  • 購入金額

    63,800円

  • 購入日

    2021年03月02日

  • 購入場所

    FlashForgeオンラインショップ

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