精度が悪いと思っていたFDM式のプリンタですが、食わず嫌いも良くないので、一番安いやつを試しに買ってみました。子供向けのようで、トランスフォーマーのコンボイみたいな雰囲気がかわいいです。
結果としては、非常に手軽で失敗も少ない感じなので、とりあえず試してみたい人におすすめです。
サイズと使える材料には制限あり。精度は悪くないと思う
シューティングゲーム「雷電IV Overkill」のサイトからダウンロードした自機の3Dデータを試しに印刷してみました。
とりあえずFDM式のプリンタとしては十分な精度じゃないでしょうか。エッジもそれなりにしゃきっとしていて初期のダヴィンチ1.0とかのようなドロドロした感じではありません。
裏側はそれなりですが、やすり掛けなどで整えてゆきたいです。
欠点としてはプリントエリアが100x100x80mmと小さいのと、温度が低いのでPLA樹脂しか使えません。他のプリンタは加工性の良いABSも使えるようなので、そこは仕方ないです。
簡単すぎて驚く
これまで仕事で試しに買ってみたUV硬化タイプの3Dプリンタを(Anycubic Photon)使っていましたが、設定のさじ加減が難しく、結構失敗していました。
このプリンタはモデルデータが入ったSDカードを入れて、開始ボタンを押すだけで、他の調整一切なしに印刷できます。
本体ボタンは「開始・一時停止」、「原点復帰」、「ヘッド加熱・冷却」の3つだけで、液晶も極めて小さいです。
ワンタッチであるためSDカードのどのデータを読むかを選ぶことはできません。
多分名前順で一番最初の奴が読まれるんですが、ファイルを1つだけ入れて使っています。
USB接続でも印刷できるようですが、試してはいません。
3Dデータを印刷用のGコードに変換するソフトも全部オートマチックで、サポートの種類を選択するくらいしかできません。1回だけ自動サポート生成がミスって、空中にモデリングし始めたことがありましたが、事前に「どんなサポート材がつくか」はソフト上で確認することはできますので、十分チェックしてから始めることです。
また、これはFDM式ならよくあることなのかもしれませんが、何回か造形中に底面が反ってはがれてきました。サポート形状にもよると思いますが、この辺も使っていくうちの慣れが必要かもしれません。
他の製品に手を出したくなる好印象な製品
とっても使いやすいですが、それだけに材料の制限とサイズ制限が気になってきます。
入門機としてはベストですが、実用的には大きめのものがもう一台欲しくなっていますので、4です。
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購入金額
12,000円
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購入日
2020年12月10日
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購入場所
Amazon.co.jp
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