レビューメディア「ジグソー」

シンプルで初心者でもわかりやすい

精度が悪いと思っていたFDM式のプリンタですが、食わず嫌いも良くないので、一番安いやつを試しに買ってみました。子供向けのようで、トランスフォーマーのコンボイみたいな雰囲気がかわいいです。

結果としては、非常に手軽で失敗も少ない感じなので、とりあえず試してみたい人におすすめです。

 

更新: 2020/12/21
実用性

サイズと使える材料には制限あり。精度は悪くないと思う

シューティングゲーム「雷電IV Overkill」のサイトからダウンロードした自機の3Dデータを試しに印刷してみました。

とりあえずFDM式のプリンタとしては十分な精度じゃないでしょうか。エッジもそれなりにしゃきっとしていて初期のダヴィンチ1.0とかのようなドロドロした感じではありません。

裏側はそれなりですが、やすり掛けなどで整えてゆきたいです。

欠点としてはプリントエリアが100x100x80mmと小さいのと、温度が低いのでPLA樹脂しか使えません。他のプリンタは加工性の良いABSも使えるようなので、そこは仕方ないです。

更新: 2020/12/21
操作性

簡単すぎて驚く

これまで仕事で試しに買ってみたUV硬化タイプの3Dプリンタを(Anycubic Photon)使っていましたが、設定のさじ加減が難しく、結構失敗していました。

 

このプリンタはモデルデータが入ったSDカードを入れて、開始ボタンを押すだけで、他の調整一切なしに印刷できます。

本体ボタンは「開始・一時停止」、「原点復帰」、「ヘッド加熱・冷却」の3つだけで、液晶も極めて小さいです。

ワンタッチであるためSDカードのどのデータを読むかを選ぶことはできません。

多分名前順で一番最初の奴が読まれるんですが、ファイルを1つだけ入れて使っています。

USB接続でも印刷できるようですが、試してはいません。

 

3Dデータを印刷用のGコードに変換するソフトも全部オートマチックで、サポートの種類を選択するくらいしかできません。1回だけ自動サポート生成がミスって、空中にモデリングし始めたことがありましたが、事前に「どんなサポート材がつくか」はソフト上で確認することはできますので、十分チェックしてから始めることです。

 

 

また、これはFDM式ならよくあることなのかもしれませんが、何回か造形中に底面が反ってはがれてきました。サポート形状にもよると思いますが、この辺も使っていくうちの慣れが必要かもしれません。

 

更新: 2020/12/21
総評

他の製品に手を出したくなる好印象な製品

とっても使いやすいですが、それだけに材料の制限とサイズ制限が気になってきます。

入門機としてはベストですが、実用的には大きめのものがもう一台欲しくなっていますので、4です。

  • 購入金額

    12,000円

  • 購入日

    2020年12月10日

  • 購入場所

    Amazon.co.jp

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