レビューメディア「ジグソー」

左右への音の広がりがすごい!ちょいシャリなタッチ式の完全ワイヤレス・ヘッドフォン!

最近ジグソーでは、ヘッドフォンをリポートすることばっかりな気がしますが、今回もまたヘッドフォン。前回と同じEarFun社の、完全分離型タッチ式Bluetoothヘッドフォンの「EarFun Free 2」について報告したいと思います。

 

最近はこういう完全ワイヤレス型が増えてきましたよね。

コードのわずらわしさから解き放たれて、快適さも大きく向上しますよね。

 

さて今回のEarFun Free 2ですが、特徴としては

 

・Bluetooth 5.2を採用

・AptXに対応

・6mm複合振動板採用ダイナミックドライバー

・QualcommcVc8.0ノイズキャンセリング

・遅延を最小60ms(0.06秒)まで抑える「低遅延モード」搭載

・充電ケースも使用すれば最大30時間再生(充電無しなら7時間)

・10分の充電で最大100分再生可能

・ワイヤレス充電に対応

・IPX7の防水機能

・タッチ式操作

・片方のみでも使用可能

・ボリューム調節もヘッドフォンから可能

 

などが挙げられます。

 

IPX7というのは「真水の入ったタンクに浸す。製品の外郭上端から水面までの距離は0.15m。下端から水面までの距離は1m。30分間浸す。」という試験条件をクリアし、「水に浸しても影響がないように保護」出来るというものですから、台所仕事で濡れた手で触ったり、ちょっとやそっとの雨などでは全く問題ない訳で、非常に安心感があります。

 

そして本製品の隠れた特徴としては、そのペアリングの簡単さです。

ヘッドフォンを充電ケースにセットした状態でふたを開けると、初回はそのままペアリングモードに入ります。ヘッドフォンをケースから取り出す必要もありません。

なので、ケースのふたを開けたらスマホのBluetooth設定画面を開き、「EarFun 2」を選択してペアリングするだけで完了。

あとは毎回、ふたを開けると電源が入り、勝手に接続してくれます。

これは楽チンでした。

 

以前のEarFun社の製品だと、本体と充電ケースの端子部分に保護フィルムが貼ってあり、まずはこちらを剥がす必要があったりしましたが、本製品では本体をケースには収納しない形でパッケージされているからか、その必要もありませんでした。

 

Bluetoothヘッドフォンは、よく「ボタンを長押ししてペアリングモードにしてどうのこうの」という初期設定がありますが、本製品は説明書を読んだ時から「本当にそんなんでいいの?」という簡単さで、あっという間にペアリングが完了しました。

 

EarFun社の製品は、箱のふたがマグネットで閉じるようになっているのが個人的には気に入っています。いったん使用し始めれば、外箱のふたなんて一切使わない機能なんですけどね(^^;)。

 

本体および付属品は

・本体

・充電ケース

・充電用USB-Cケーブル

・各種イヤーピース

・取扱説明書

・補償内容の説明書

以上です。

 

 

イヤーピースはS・M・Lと3サイズついていますが、始めに本体に装着されているのはMサイズです。

 

箱ふたの裏には本体が水に濡れた時の説明書き(お手入れ方法の説明)もあります。

 この辺はIPX7防水ならではの自信でしょうね。

もうメーカーの方から「水に濡れるような使用をしても大丈夫!」と太鼓判を押されている感じがします。

 

 

完全分離型ですので、当然充電ケースや本体もコンパクト。

ケースの大きさは、ヨコ約6.5センチ、タテ約4センチ、そして厚みが約3センチです。

 

 

取扱説明書はマルチ言語仕様になっており、日本語もちゃんと収録されています。

 

また、付属の紙には、理由不問の30日間返金保証と、18か月間の商品交換保証も付いていることが記載されていますので、気に入らなければ返金、もし不具合があれば交換してもらえるそうです。

 

本体のスピーカー部は、今まで見たことの無いような形状をしていました。

これなら水が内部に侵入してしまっても出しやすそうですね。

 

また、本品には「低遅延モード」が搭載されており、映像再生時やゲームプレイ時に画面と音のずれを感じることなく楽しむことが出来るとのことです。

そのズレは、最大でも0.06秒だそうです。

以前のEarFun社製品の低遅延モードでは最大0.1秒となっていましたので、進化が見られます。

 

更に個人的に魅力なのが、耳元で音量調節ができる機能です。

私が現在メインで使用しているのは、同じEarFun社のEarFun Air Proなのですが、そちらだとヘッドフォン自体では音量調節が出来ないので、スマホ本体から行う必要があります。これが時々「耳元で出来たらいいのになぁ」と思っておりましたので、本製品の出番も増えそうです。

 

また、スマホにつないでの通話も全く問題なく、こちらは結構騒音のある場所から通話していたのですが、先方に聞こえる音は問題ないと言われましたので、そのノイズキャンセリング能力もしっかりしているものと思われます。

 

充電ケースも使用すれば最大30時間再生(充電無しなら7時間)とのことですから、かなりの長時間使用にも耐えられますね。使用中に電池切れになることは普通ならまずないでしょう。

 

それでも電池が切れてしまうというヘビーユーザーでも、「10分の充電で最大100分の再生が可能」になるというのですから許容できるのではないでしょうか。っていうか、7時間も音楽とか聴いたら10分くらいは休もうよ(^^;)、とも思いますが。

 

ではここらで肝心の音質の話を。

 

あ、その前に、どのヘッドフォンでもそうですが、ヘッドフォンのポテンシャルを最大限引き出して使用するために、ご自身の耳に一番フィットするサイズのイヤーピースを使用することが大事です。左右のサイズが別々でもいいわけですから、色々と試してみて下さいね。

 

ちなみに使用条件ですが、他のヘッドフォン・レビューとの公平さを期すため、毎回同じスマートフォンに接続して音質比較をしています。

 

今回も、ロック、ポップス、ハードロック・ヘヴィメタル、歌謡曲、ジャズ、ボサノバ、落語、フォーク、クラシックなどなど、様々なジャンルの音楽を聴いてみました。

 

近年はヘッドフォン側で音をいじるのではなく、割と原音に忠実なタイプが多いですが、こちらもそのタイプ。

そんな中で違っているのが高音部です。

 

「シャリ感がある」とまでは行かないのですが、高音部の響きが少し強めになっています。

ロックなどのシンバルの音のシャリ感が、少しだけ高まっていました。

しかし、かといって低音が弱いかというとそういう訳ではなく、「原音に忠実ながらも高音だけ響く」感じです。

これはこれで悪くないですねぇ。

 

そして、左右の分離感が抜群でした。

左右への音の広がり感がスケールアップした感じで、より大きなスペースから音が聞こえてくるような感じです(分かってもらえるかなぁ、この表現 ^^;)。

 

ライブ音源や落語などでも臨場感しっかり味わえました。

 

EarFun社は、自分が今まで試してきたヘッドフォンの中ではクオリティが高いと感じられて、費用対効果も高い気がします。

 

以前レビューしたEarFun Air ProやEarFun Free Proと違ってアクティブ・ノイズキャンセリング機能は付いておりませんが、そのぶん安価になっていますので、用途や好みに合わせて、吟味するといいかもしれません。

  • 購入金額

    4,999円

  • 購入日

    2021年06月頃

  • 購入場所

    Amazon.co.jp

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