レビューメディア「ジグソー」

空撮が楽しくなります

会社でドローンの話になり、モリモリ盛り上がって我慢しきれず購入しました。

ちっこいドローンを持ってる人はいるんだけど、話からすると外で飛ばすには①風に流される。②飛行距離が短い。③飛行時間も短い。という事でした。大きい物だと(今現在200g以上だと)自由に飛ばしたければ国土交通省の飛行許可申請などが必要になってきます。ここは元々田舎ですし人口密集地意外だとほぼ飛ばす事が出来る地域なんですが、年々ドローンの性能も良くなり200g以下の物でも飛行距離が延びてきて今後の規制枠が200g→100gに広がる噂もあったりしていますので「法令を覚えとく事に変わりないし最初から大きくて良くね?」と判断しMavic Air 2にしました。

選定の基準は①GPS付き。②長時間飛行。③ジンバルカメラ付き。④飛行許可申請取りやすい機体。

 

ジンバルとなれば、もう殿堂であるDJIしかないでしょう。そのDJIの中でコントローラーが新しくなったMavic Air2としました。④項はそのうち取ろうと思っての選定です。

 

 

更新: 2021/04/26
本体と付属品

1式入るケース付き

Mavic Air2は2つの販売枠があって

①必要最低限の付属品が少々な単品。(例えばバッテリーは1個)

②バッテリーx3個、専用ケース、フィルターなど揃ったフルセット。 となっていて、

自分の性格だとバッテリーは欲しくなるだろうから後者のフルセットをチョイス。

専用ケースです。これにすべてが入っています。

 

正直キツキツなのでアクセサリーを増やしてくると別の入れ物がほくなってきますね。これは予備品の収納ケースとして考えておいた方が良さそうです。予備品ってなんだ?

 

 

機体とプロペラ

本体のプロペラアームとプロペラは折りたたみ式。限りなく小さくするために良く考えられています。プロペラはねじ込み式でなくワンタッチ式で工具も必要なく取り外し可能です。でもメンテや破損し交換の時にしか外す事は無いでしょう。

プロペラの予備が数セット付属。左右対称のプロペラなのでよく見て取り付けないと飛行出来ません。

 

そもそもプロペラって、どれも同じと思っていたけど回転方向が違うんですね。プロペラも前後で傾きが逆なんです、知りませんでした。対角線上で同じ向きのプロペラを取り付けます。

右側が右上がり、左側が左上がり。なので回転方向も逆。それでバランスをとるんでしょうね。

効率の事を考えた配置なのでしょうが、どういう理屈かさっぱりわからん。ちなみにモーターはブラシレスモーターなのでモーター自体の回転音は小さく発熱も少なく長寿命というメリットがあります。

 

 

AC充電アダプターとバッテリー。

バッテリー3個を同時に充電できるステージ付。同時に3個セットしても1個ごと順番に充電していくので最初壊れてるかと思いました。バッテリー本体かアダプターで管理しているのでしょうか。

 

ACアダプターにはUSB端子もあり、コントローラーなどへの充電端子として使えます。 

バッテリーの充電時間は1個当たり90分。3個で4時間半かかりますが、色んなドローンのバッテリーを見る限り、早い方だと思います。3500mAバッテリーです。

充電履歴・シリアル番号などがスマホで確認できる優秀さ。1個買おうと思うと13000円くらいしますもんね、そりゃそうだ。

 

使用回数が偏らないようにテプラで番号を付けてみました。背中にあるのが電源ボタン。ボタンには小さいLEDが4つあって単独で残量がある程度わかります。DJIのロゴは無色だったのでコントローラーに合わせて白いペンキを塗りこんでみました。

 

 

コントローラー。

 

ど真ん中にある3ノッチのスイッチは最大速度の切り替えスイッチ。低速、中速・高速となり、最高速度は時速68kmでかっ飛んでいきます。スティックの傾きにより微速で動かす事も可能ですが、スティック操作にはカナリの慣れが必要です。ゲームコントローラー使う人は慣れやすい?

前進後退・左右へ平行移動・昇降・左右へ旋回と、カメラがこっち向いてると逆操作になるので頭が混乱します。イレギュラーな場合でも冷静に判断できる落ち着きのある大人な対応が要求されます。

 

スマホスタンドを引き出すと、中にスマホを繋ぐ専用コードが隠れています。スマホとは有線接続となっておりコントローラーと機体がDJI専用の伝送システムで高速通信をしています。Wi-FiやBluetoothではありません。ケーブルはアンドロイド・iPhone用と準備されていました。Type-C・microUSB・Lightningケーブルです。

 

底面にはスティックを収納できるスペースがあります。小さすぎて落として無くなりそうですね。親切に予備として更に2個付属されています。他に充電の為の端子、USB-Cとなります。

スティックの取り付け取り外しが面倒ですし、何より無くしそうなので取り付けたまま収納できるケースであってほしかった。

 

 

NDフィルターです

ND16/ND64/ND256と中途半端なフィルター群。256とか使う場所が理解できません。他のフィルターを買ってくれと言わんばかりの嫌がらせ仕様。4/8/16か8/16/32が妥当かと思います。

カメラの絞り値がF2.8と固定なためにNDフィルターを付けてシャッタースピードを変更します。カメラをやっている人には分かると思うけど、水の流れを強調したいとき、夕日を取りたいときに有効ですね。

 

 

バッテリーパワーワインダー

ドローンのバッテリーを使いコントローラーなどが充電できます。あくまでも緊急用ですね。外出先で困っても完結できるように良く考えられています。なのでバッテリーは複数あった方が便利です。バッテリーの金額が金額だけにポータブルバッテリーを買った方が安上がりというのもありますけど。

更新: 2021/04/27
性能

今の技術に驚きました

Mavic Air2を選んだ理由として簡単な性能面として拾い上げると

 

安全装置としてジンバルカメラのほかに干渉検知センサーが前後・下方と3方向についています。

フライト中に干渉物を検出すると「停止」もしくは左右どちらかに「回避」する設定ができます。

回避するというのは、被写体を追従して撮影するモード時に被写体を逃がさないのでとても有効です。撮影には被写体を中心としたモードが色々存在します。

コントローラーとドローンの電波が途切れると離陸した場所(ホームポジション)をGPSから場所を特定し戻ってきます。これはフライト中にバッテリーが低下しても同じ。飛行距離から帰還するまでの容量を判断し、戻ってきます。継続して飛行するかの判断の操作を要求されますが、そのままにしておくと勝手に戻ってきます。ドローンを見失った時や強制的に帰還させるボタンもあります。

 

 

飛行距離は直線距離で6000m(スペック値)これは半径なので直径にすると12km。

電波干渉などの環境次第になりますが、悪環境でも2~3000mは余裕。そして200m離れるとまず見えません。スマホの画面だけが頼りになるので初めのころは怖くて遠くに飛ばせれません。100m離れてスマホで景色を確認し、視線を戻しドローンを探してもまず見つからない事ばかりです。

飛行高度は海抜5000mと内部制限されているみたいです。飛行距離と高度は手動でリミット設定ができるので自分のスキルに合った設定をするのが一番良いと思います。特に高度に関しては150m以上になると航空法の領域になり国交省の許可申請のほかに航空局への申請が必要になってくる場所もあるので高度設定は149mとかに必ずしておいた方が良いです。法令違反となります。

 

 

飛行時間はバッテリー1個で34分(無風時)。風の日や飛行の仕方、プロペラガードなど重量が変わるものを取り付けると風の抵抗が大きくなるので自然と短くなってきます。34分て短いと感じるかもしれませんがスマホを見て34分て、めちゃくちゃ長いです。疲れます。34分フルに録画をした動画も見たことないと思います。あとバッテリー残量をスマホで表示しているので飛行中に帰還タイミングの判断をつけやすいです。

動画・写真に関しては

4k60fps、1080pだと240fpsまで可変設定できます。さすがに綺麗です。ハイパープラスというパラパラ漫画みたいな撮影モード時には8k画質の撮影ができるそうです。

 

 

高機能すぎて一言では表せないけど、安全性では落ちない・ぶつからない様に作ってあるので初心者には逆にこちらの方が良いかもしれません。これも価格との相談になるでしょうけど、好きな人は必ず性能の良い物が欲しくなると思いますので許す限りの投資はして損はないと思います。

 

 

 

 

更新: 2021/04/27
使用感

自撮りもラクラク

離陸する時ばかりは操縦士っぽくて自分がかっこよく感じます。ヤマトはっしん!w

 

 

ホバリング精度は素晴らしいです。ホバリング中に機体を掴んで動かそうとしても、その場所を維持しようと踏ん張ってくれます。風速8~10mの強風にも耐えれる訳です。でも絶対に真似しないでください、プロペラは硬い材質なのと高回転で回っているので怪我をするだけではすみません、指落とします、いやマジに。爪なんか簡単に削ぎます。

風が強いと機体は必死にバランスを取ろうとユラユラ動いていますが、画面は一切揺れたりしないのには驚きました。前進時は前かがみ、後退時にはお尻を下げて後退しますけど画面は水平のまま。ジンバルの出来に感動します。

 

撮影記録方法は

ドローンには撮影記録用として8GBのメモリーを積んでいます。更にmicroSDカードを刺す事も出来ます。設定した画質で記録しています。スマホにも動画はFHDサイズ・写真は設定された画質で同時に記録されます。DJIのアプリ内に記録されるのでiPhoneだと写真フォルダで見ることはできません。アプリから写真フォルダに移す作業が出てきます。録画データがいっぱいになるとどうなるか試してみたら「microSD→内部メモリ→スマホ(FHDのみ)」という様に記録される場所が移行されていきました。マメでなければmicroSDカードは容量大きい方が良いですね。

 

 

スティック操作しながら通常の動画・写真撮影もできますが、そのほかにDJIで準備された「クイックショット」という撮影モードが存在します。ドローンのスピードにより撮影時間も変わりますけど1分くらいで撮影は終わります。その動画を12~13秒ほどの時間へ圧縮、音楽付きの早送り動画へと変換する事も可能です。容量800MB程度の物が20MBくらいになるので画質は荒くなるけど、最後にDJIのロゴなども出るのでSNSなどにその場からアップできたり、きっとそういった目的なんでしょうね。面白いのでこればっかりで撮影しています。 音楽付きでなく元データが欲しい場合はmicroSDに保存されています。 

 

クイックショット:ヘリックス

カメラとの距離を任意に決めて被写体を自分に設定。360度回転しながら上昇し離れていきます。周りの景色を見せるとスケール感がありますよね。 

 

 

 クイックショット:ステロイド(球体パノラマ)

実際は逆回しだけど、自分を被写体として、撮影しながら設定された高さまで離れていき、最後に上空で360度全景を撮影します。

 

 

クイックショット:ロケット 

任意なドローン位置から自分を被写体として設定、設定された高さまで上昇。もうちょっと高く上げれば良かったかな?ジンバルのチルト機能が素晴らしく、手動で動かすより自然に動いてくれます。

 

 

クイックショット:サークル 

最初の撮影に似ていますが、自分を中心に距離を変えず360度回転します。

 

クイックショットは他に

 ブーメラン:ブーメランのように遠ざかり戻ってくる。

 ドローニー:後ろへ下がりながら上昇する。

というのもあり被写体を中心とした撮影モードがあります。すべてドローン任せで自動撮影してくれるのでお勧めです。スティック操作で被写体を中心に撮影するというのはとても難しく初心者には有難い撮影モードなのでお気に入りです。

 

他は、「アクティブトラック」という追従モード。

 トレース:背面から追従する。

 平行:平行に横移動しながら追従する。

 POI:自分を中心に回りながら追従する。

 

アクティブトラック:POIモード

どれも被写体が動けば追従するという優秀さ。これもスティック操作では無理な撮影を簡単にドローン任せでやってくれます。障害物があれば避けて追いかけてくるのは素晴らしいです。(横にはセンサーがないので平行やPOIモード時は無効になります)

 

 

最後に「ハイパーラプス」

パラパラ漫画みたいに写真を撮り続け動画にしたものになります。

2sec置きに300枚ほど撮影し10分ちょっと。それで9secの動画しかになりませんw 30secの動画にしたかったら撮影に30分くらいの時間がかかるのでバッテリーの持ちが頼りになりますね。

 

更新: 2021/04/27

国交省へ飛行許可申請をしてみた

年明けての1か月間、それはもうYouTubeで色んなドローンを見まくり勉学にも励みました。勉学というより法令の知識ですか。手に入れたのは2月初旬、休みの度に猛特訓。慣れてきたころ操縦時間も10時間過ぎたので国交省への飛行許可申請をしてみようかとチャレンジしてみました。

 

申請書を書き、便送するのではなくインターネットで申請できるようになっています。国土交通省のホームページにドローン基盤情報システム「DIPS」というサイトがあり、そこから登録・申請が出来ます。

登録には機体情報(シリアルナンバー含む)、個人情報の登録が必要です。車の車検証みたいなものです。この情報が絶対条件なってくるので機体情報が分からないドローンはまず厳しいと思います。そういや個人情報登録の時、年齢の入力枠はありませんでした。まったく車の車検証みたいなものですねw

 

機体のシリアルナンバーと操縦者の情報が紐付けされ飛行許可が承認されます。新しく機体を購入したり違う機体で飛行する場合には飛行申請が再度必要になってきます。1:1で登録されるという事になります。

 

DJIを選んだ理由は、DJIの機体なら既にサイトにリストアップされていて、その中から機体を選ぶだけで済み、面倒な作業が省けます。機体情報の入力など必要ありません。機体情報が分からないと全部埋め込むには割と面倒だと思います。

その他に、操縦時間が10hr以上ある事。保険に入っているか。プロペラガードはあるか。異常時の情報がスマホで確認可能か。機体の位置情報は確認出来るか。カメラ付でフライト場所がスマホで確認できるか等、墜落した場合や故障した場合の安全に関する事項の提出が写真付きで必要になります。

保険に関しては、DJIの場合は新規購入時「対人対物1年間」の保険が付いてきます。私はそれに加え機体保険にも別途加入しました。

 

どういった種類の飛行許可申請かで記入項目が分かれてきますので省くとして、私は下記の3つを包括申請しました。

1)「目視外飛行」機体を直視せずスマホの画面を見て操縦する事です。

2)「夜間飛行」フライトする場所の日の入りから日の出までの時間帯に屋外で操縦する事です。

3)「30m以上の距離が保てない場所での飛行」周りに住宅があり自宅の上空を飛ばしたいなら必要になってきます。第三者が30m以内に居るフライトでも該当されます。住宅の多い市街地地域はDID地域とも言うそうで、それにも当てはまります。

 

以上の3つを場所を特定しない日本全国、1年間の飛行申請としました。といいつつ全てに大丈夫という訳でなく、 都度飛行申請が必要な場所や飛行が禁止されている場所・運用は存在しますので旅行中でのフライトは事前に調べておく必要がありますね。

 

 

申請時2回書き直しを依頼され、3回目に承認頂けました。やったぜ!

まぁ原因は小さな事だったけど3回目の時には国交省から携帯に電話があり驚いた。どうもサイトの作りが甘かったみたいで、記述しなくて良い所に私が文言を記述しており中々理解してもらえなかったみたいでした。結局は1度の修正でよっかたじゃんという結果にw

 

飛行許可が取れると、今度は3か月毎に「飛行実績の報告」が必要になってきます。

いつ、どこを、どれくらいの時間、何の目的、地図付きで。を提出します。

面倒な作業と思っていたら、2021年4/1日より飛行実績の報告は不要となりました。

国交省から抜き打ちで飛行実績の報告依頼があった時のみ対応すれば良いみたい。

どちらにしても控えは取っておいた方が良さそうです。

スマホのアプリでも飛行履歴が残っているので確認する事が出来ます。

更新: 2021/04/27
お手軽さ

お出かけには一緒に持ち出しています

3月の桜の季節目的に準備して練習していましたが、今年は土日になると毎週雨が降り続け平日の間に散ってしまい逃してしまいました。来年は満開の時期、有給休暇を頂くようにしますw

 

 

それからいうもの、休みの日の外出時には車に乗せて走り、気なる場所を見つければ飛ばしています。まだまだ下手っぴで小心者なんで遠くまで飛ばせないけれど、空から見る地元の景色に音楽を入れて見たりすると、ちょっと感動してしまいます。はい自己満足。

今からの季節は海岸も人が増えてくるだろうし、新緑の山の景色も撮ってみようかと思います。そろそろゴールデンウェークですね、わくわくがいっぱいです。

 

 

  • 購入金額

    132,000円

  • 購入日

    2021年02月02日

  • 購入場所

    楽天

27人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (10)

  • タコシーさん

    2021/04/27

    凄い...”ぽつんと一軒家”みたいな動画です
    いろいろ努力された結果でしょうが、画面が綺麗ですね
    此処まで撮影できるとはすばらしいです。
    以前、新婚旅行であちこち旅行したご夫婦が
    ドローンで撮影した動画を放送でやってました
    ああいうのもいいですね。
  • フェレンギさん

    2021/04/27

    kaerkiさん すごいわ〜 ええ趣味やわ〜 尊敬するわ〜

    憧れます
  • ホーリーテールさん

    2021/04/27

    08の映像まるで某ネコ型ロボットの世界で空中散歩してるみたい
    21世紀のガジェット感がすごい!
    数十年後にはリアルタケコプターとしてお手軽な人の移動手段になっていてほしい
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