レビューメディア「ジグソー」

人柱 USB3.0 4台PC用 4入力4出力切り替え器で理想の作業環境作りを!


Cable Matters USB
切替器 4ポート USB 3.0 4PC4入力4出力 5Gbps USB 切り替え usb スイッチ 手動切替器 リモコン USB-A USB-C変換アダプタ付き だ。

 

最初、自分用のPCは1台しか無かった…。

 

「2台持ち」になってから、1台が調子が悪かったり壊れたりした時に、現役を引退した「予備」の旧式マシンに救われた経験があった。


そんな事があってからは、「PC2台持ち」の時代が長く続いた。


一度現役を引退しても、「いつでも使える様にして置けば、きっと出番は来る」と確信した。

 

可能性は低くなるが、「1台が故障してサブマシンを使っている時に、サブマシンも壊れる」と言う事も実際に経験した。

 

現実的にはスペースの都合から4台以上は無理だが、複数のPCを上手にメンテナンスをしながら平均的に使うのが賢いと考えている。

 

だから、たとえ1台のPCが壊れても「直ぐに廃棄する」と言う事はしないで、出来るだけ自力で修理整備していつでも使えるようにしている。


   最初は、「PC2台用」から始まった

 

●画面2枚、PC4台

 

 

 

 

5年くらい前から、デスクトップ(リアルの)のディスプレイはPC用に27インチを2枚、PC作業中の地デジTV視聴用に23インチ1枚を使って居る。

 

PCは4台常用しているが、デスクトップは狭いので全て机下に置いている。

 

画面が2枚しか無いのだから同時に使えるPCは2台。

(ただし、上手に切り替えて使えば「画面やKB・マウスの必要の無い作業」も出来るから、それらを含めると「4台」)

 

それにしても、狭い机に各PCのKB・MOUSEを置くにはどう考えても手狭過ぎる。

 

それで無くとも、自分は机上に物を置く習性があるのか、365日散らかしっぱなしである。

 

そこで思い付いたのが、「パソコン切り替え器」。

 

シンプルな切り替え器で、「1セットのKB・MOUSE」を2台のPCでシェア出来る。

 

 

(「本体と「有線リモコン」)

 

切り替え動作はワイヤードのリモコンみによる。

 

切り替えボタンは1つだけで、1回押せば現在使っていないPCでKB・MOUSEが使える様に切り替わる。

 

もちろん、もう一回押せば元のPCに戻る。

 

2回路の切り替えなので、「シリアル」と「ランダム」の区別は無く(どちらも動作は同じ)「トグル動作」になる。

 

でも、なぜか使えない(電源の入って居ない)PCも選択出来るのが困りもの。

 

これが「手動」たる所以か?

 

 (1台のPCの2画面ではなく、同じ壁紙を設定した別のPCの画面)

 

2台のPCの2つの画面を映し出しながら、入力デバイスは切り替え器で瞬時に切り替えて作業が出来る。

 

デバイスの認識にどうしても1秒ぐらいは掛かる。

 

「1台のPCの2画面」と似ているが、これは「2台のPCの画面」である。

 

自分にはなぜかこの環境が最も使い易かった。

 

当時はこれでも画期的に作業効率が上がった。

 

多分、自分のPCはパワーが無いので全ての仕事を1台で熟すより2台のマシンに分担させた方が能率的だったのだろう。

 

USBメモリーもシェアされるデバイスの仲間に入れるとさらに便利になった。

 

そこで、これを2つ買って使ったり、この2つとまた別の切り替え器を組み合わせて3台とか4台のPCでも使ってみた。

 

しかし、「二段重ね」による「4PC切り替え」は敢えなく失敗に終わった。

 

それでも、「まだまだ便利になる筈」と欲求も増大した。

 

●4PC USB切り替え器

 

(押したポートに切り替わると同時にLEDが点灯する)

 

そこで、一応「手動」と名の付いたUSB2.0の「4PC用切り替え器」を手に入れた。

 

(USB2.0ハブの例)

 

1ポートなのでデバイスを複数繋ぐためには「USBハブ」の使用が必須になるが、とても上手く働いてくれて作業効率もまた上がった。

 

これと言った大きな不都合は無かったが、長い間使っていると「致命的な弱点」が見付かった。

 

「レアケース」だが「環境」を整えてやると何度でも再現したから、「バグ」と言うか「設計不良」と言えば言える。

 

あくまでも「仮説」だが、この時「パソコンの充電対応ポート」が悪さをしていた。

 

たいていのパソコンは(USB2.0でも3.0でも)複数のポートを持っている。

 

その中で1つだけ「パソコンの電源を落としても電圧の出ているポート」がある。

 

1つだけ色が違っている場合もあるが全く同じ色をしているものも多い。

 

パソコンにもよるし、同じパソコンでもバイオス(おっと、「UEFI」)の設定で変えられるのではないかと思う。

 

切り替え器は「手動」となっていたが、電源の入って居ないPCは選択出来なかったと記憶している。

 

今まで切り替え器で使っていたPCの電源を落とした時、運悪く充電に対応しているポートだったら…。

 

 

なぜか、スイッチはその状態で固まり、他のPCが立ち上がっているにも関わらずどれも選択出来なくなる。

 

「ルイ・アームストロング」ならぬ、「ニッチモサッチモ」と言うヤツだ。

 

たぶん、この切り替え器は「稼働していないPCは選択出来ない」と決まっていたのだろうが、「選択出来ないPCを無理矢理選択した状態」は全く想定出来なかったのだろう。

 

メーカーの「技術さん」も想定出来なかったし、優秀な「デバック担当さん」も居なかったのだろう。

 

最初はこの状態から抜け出す方法が分からず、3日は考えた。

 

しかし、分かってしまえば簡単。

 

問題のポートからUSBコネクターを一度引き抜けば瞬時に解決。

 

なぜか、すぐに戻しても大丈夫。

 

再び起きないようにするには使用ポートを今とは別のポートにすれば良い。

 

これを解決して随分と長い間愛用した。

 

 

●さらなる改善へ

 

 

一方、長い間の経験から、「画面切り替え」には現在も「自動のHDMIセレクター」と「液晶搭載のセレクター機能」を併用している。

 

PCにより、HDMIが無くてDisplayPortしか無い物もあるからだ。

 

DisplayPortの出力は変換アダプターか変換コードのどちらかを必ず使わなければならない。

 

多分、HDMIマトリクススイッチもこれが原因で失敗だった。

 

KVMなども良かったのだが、一般的なKVMだと「画面の切り替え」が「USB デバイスの切り替え」とシンクロしている。

 

これが自分には合わず、入手したは良いものの全く使っていない。

 

「マトリクススイッチャー」なんかも理想の発想による切り替え器だが、相性が悪いと言うか自分には使いこなせまない。

 

(「完全手動式」のUSB2.0切り替え機)

 

USB切り替え器に話は戻る。

 

そんな訳で、自室では「画像系」と「入力デバイス、ストレージ系など」は二本立てで切り替えるのが今の所「最善」。

 

その「USBデバイス」の切り替えには、現在、PC4台用の「USB2.0切り替え器」を使っている。

 

これは全く期待もせずにとても安価で手に入れた「中華製」で、特に「安売り」と言う事でも無いので今でも700円程で買える。

 

 

 

この切り替え器の特徴としては、単なるスイッチとコネクタで「能動素子を一切使わないプッシュスイッチによる手動切り替え器」だと言う事。

 

電源が不要、完全手動切り替え、ランダムセレクトなので都合の悪い動作や故障とも無縁。

 

1つだけ断って置かないといけないのは、「切り替えのアンサーのLED表示が無い」という事。

(あくまでも「押されて沈んだスイッチ」の位置がセレクトされたポートを表している)

 

世の中には自動で動作する機器が溢れる中、使用者の意思を100%反映してくれるこの手動切り替え器はとても便利だった。

 


(左が1チャンネル、右がニュートラル)

 

シンプルな故に「非の打ちどころ」は無かった。

 

敢えてケチを付けると、「スイッチの押し方」によってはどのポートも選択しない「ニュートラル」の状態になってしまう事だった。

 

しかし、慌てることは無い。

 

改めてゆっくりと選択したいPCのスイッチを押せば良かった。

 

まあ、自分から言い出して置いてアレだけど、無理矢理「バグか?」と騒いでいるだけの「いちゃもん」の類だ。

 

 

この時点で、自分は1組のKB・MOUSEを4台のPCでシェアしており、常にその中の2台のPCを起動させそれに対応した2枚の液晶に画像を映している。

 

地デジTV放送は小さ目の別のモニターで「チラチラ」と見ている。

 

(オーバースペックだが4K対応)

 

今のところ、このモニターはTV専用なので、録画機も含めて切り替え器とは接続していないが、別の所に設置したディスプレイに「同時」に映す目的で「分配器」を使って居る。

 

直接ケーブルで接続はしていないが、必要があればLANで繋がっているので同じ録画再生機を使ってどのパソコンでも見られる。

 

入力デバイスなど一度に使用出来るのは常に1台のPCだが、USBデバイスをスイッチャーで瞬時に切り替えて使える。

 

別のPCを使う時は、使用が終わったPCの電源を落として次に使いたいPC の電源を入れてUSB切り替え器でデバイスを切り替えれば作業が出来る。

 

電源を落としたり入れたりするタイミングを正しくしている限り、ディスプレーの切り替えは特に考える事も無く自動て切り替わる。

 

画像の自動切り替え器の作動のアルゴリズムが、一様に「後から電源投入したPC優先」だから。

 

ディスプレー搭載の如何に関わらず、映像系の自動切り替え器は大抵そうなっているので、慣れてしまうと何の苦労もない。 

 

間違って、使わないPC に電源を入れてしまった時は慌てる必要は無い。

 

そのPCが立ち上がるのを待って完全に立ち上がってから、入力デバイスをUSB切り替え器で切り替え、徐にゆっくりシャットダウンすれば良いだけだ。

 

 

これで、USBデバイスは4台のPCで扱える様になった。

 

しかし、切り替え器の規格が2.0 なので、現状では「USB3.0のSSD やUSBメモリー」などは一緒に切り替えては使えい。

 

 

●やっぱりUSB3.0が使いたい!

 

今は3.0規格のUSBメモリーは速度を犠牲にしてUSB2.0のスロットに差して使用している。

 

しかし、USB3.0のSSDやHDDなどは認識されないし無理やり使えても遅くなって使い物になりません。

 

 

仕方なしに、外付けSSDやHDDは1番良く使うPCに繋ぎっぱなしになっている。

 

他のPCでこれを使うには、屈み込んで暗い中でUSBコネクターを抜き差ししなくてはならず、ストレスが溜まる。

 

通常のUSBコネクタは「逆差し」が出来ないので、良く反対向きに差そうとして刺さらずイライラ。

(逆刺しを気にしないでも良いUSBコネクタも発売されたが、普及しなかった)

 

性能の良いUSB3.0切り替え器があれば高速のHDDやSSDも一緒に切り替えて4台のPCでシェア出来る。

 

 

USBメモリーもUSB3.0の本来のスピードで使える。

そんな中で、また通販サイトで本製品を見付けたのだ。

 

 

    失敗と原因

 

●なぜ「人柱」なのか?

 

ただ、今までも何度か似たような考えから挑戦して来たものの、USB3.0ではことごとく失敗している。

 


(PC2台USB3.0切り替え器)

 

原因理由は様々だったが、はっきり言えるのは「なかなか、予定通りに動作してくれないので、余り便利にはならなかった」と言う事。

 

USB3.0の2回路の切り替え器を買って来て上手く行ったので2つ組み合わせて使おうとしてまたもや失敗した。

 

ケーブルの引き回しが長過ぎたのだ。

 

ただ、余り市販の製品も出回っていない事から「USB3.0 のPC 4台 4ポートの切り替え器」は高価だし入手したのは上の2だけ。

 

様々な経験から、「USB3.0 の切り替え器は難しい」と知っていたから。

 

 

一方、似た様な物では映像系の「HDMI 切り替え器」がある。

 

規格に合ったケーブルを使い接続方法も正しいのに「画面が真っ暗」なんて事もあった。

 

最終的にはケーブルの種類や長さなどを考えて何とかなったが、とても苦労した。

 

これは、「金属の酸化皮膜による接触不良」によるものと考えられる。

 

映像もUSBも、切り替えには「接続箇所が多い」と言うところが似ている。

 

いずれも「接触不良」になり易い箇所か多いとか、「ケーブルの特性の良し悪し」がかなり影響している。

 

どちらも、「スペックを満足していても、結論はやってみないと分からない」と言うのが持論だ。

 

このレビューのタイトルに「人柱」の枕詞があるのはそう言った事情があるからだ。

 

 

●切り替え器で失敗する原因・理由

 

使いたいから使うのであって、「じゃあ、使うのは止めよう」の選択肢は無い。

 

失敗には、ちゃんと理由がある。

 

USB2.0であろと3.0であろうと、PCにはたいてい4つ以上のスロットがある。

パソコンの作られた時期により、古い物にはUSB2.0が多くてUSB3.0は裏に2スロットだけと言う物もある。

 

過渡期なので、当時はUSB3.0のデバイスは珍しく、3.0は実験的意味で一応付いていた。

 

2.0と3.0が同数の物も多く、前パネルに2つずつ、裏にもそれぞれ複数あるとか。

 


(フロントパネルの上部天板に付いているUSBスロット。2.0と3.0が2つずつ)

 

比較的最近では、USB2.0はKBとマウス用に2つのみ、後は全部3.0。

 

「最新」を強調したものでは、USBは3.0だけ。

 

「3.1 Type Cもあるります」なんてのも…。

 

パソコンのUSBスロットにはスロット1つ当たりの電流制限がある。

 

USB2.0以下では5V・500mA、USB3.0では5V・900mA

 

もちろんトータルの制限もある。

 

切り替え器を使っていなければ空いているスロット全てにデバイスを差してバランス良く使うから異常が起き難い。

 

しかし、切り替え機を使う場合はPCの1つのスロットだけを使い、そこに複数のデバイスをぶら下げる。

 

だから、供給電力が不足し易い。

 

これが、USBハブなどと同じ様に切り替え器にも電源が必要になる理由。

 

使うデバイスがUSBメモリーやSSD、有線キーボードやマウスだけなら問題が無い。

 

2.0規格の小容量のHDDなら良いが、3.0の大容量HDDなら2.5インチでも電流容量的にアウトになる可能性が高い。

 

切り替え器を使っていなければ、多少面倒ながらアクシデントには遭遇しない可能性が高い。

 

それから、USBメモリーの場合でも「PC直差し」だったものが切り替え器を使うとケーブルの引き回しが長くなり、コネクタでの接続箇所も増える。

 

これが、失敗する原因。

 

 

●互換性、3つの規格

 

USBUniversal Serial Busとは、周辺機器とパソコンを結ぶデータ伝送路の規格の一つ。


主に、パソコンにドライブ機器を接続する際に用いられる。

 

誰でも差し込むだけで簡単に使える事から、USB機器はどこのショップでも積極的に売られている。

 

USBの規格には大雑把に「2.0」と「3.0」があり、数値が大きいほど転送速度も速くなる。

※(厳密には、USBには「USB 2.0」と「USB 3.0」がある。「USB 1.1」は古過ぎるのでここでは省く。「USB 3.0」は「3.1 Gen 1」と「3.2 Gen 1」を含む。その上は「USB4 Gen 3 x2」まであるが、実装機器は聞いた事がないので省略。)

 

また、下位互換性があるため、規格が異なっていても接続はできるが、その場合、必ず下位の規格に速度を合わせて通信を行う。

 

USB3.0  転送速度 (理論値)  最大5Gbps

   

USB2.0の機器も接続できるが、データ転送速度はUSB2.0USB2.0相当

 

USB2.0  転送速度(理論値)  最大480Mbps

USB3.0の機器も接続できるが、データ転送速度はUSB3.0USB2.0相当

 

要するに、全て「下位の規格」に速度を合わせて通信を行なう。

 

 

 

USB3.0USB2.0の後方互換

 

製品を使用する前に、本製品を含むUSBハブやスイッチ類一般の使用に関係する情報を「予備知識」として簡単に説明する。

 

最初に、USB2.0USB3.0の比較。

 

主に利用されているUSBの規格には、転送速度が480Mbpsの【USB2.0と、それに比べて理論値で最大10倍の速さ5Gbpsの【USB3.0がある。

 

原則としてコネクターの色で見分けられるようになっており、青いのがUSB3.0、黒やグレーのものがUSB2.0です。

 

しかし、通販サイトで確認したのですが、明らかに「USB2.0」のスペックなのに「青色」のスロットを使っている中華製機器が複数見付かりました。

 

また、「白」を使った訳の分からない物も見掛けます。

 

機器購入時は皆さんも騙されない様に充分に注意。

 

(※「USB3.0はUSB2.0の後方互換だ」と言っている人は「自分」だけらしい)

 

 

●「上位互換」の嘘

 

自分もここで言いましたが、「USB3.0は2.0の上位互換」と言うのは嘘です。

 

「2.0 のスロットに3.0 のデバイスを繋げてでも動作はする。

 

ただし、スピードが2.0 相当」

 

と。

 

これが嘘。

 

USB 3.0 デバイスは2.0よりも大電力が必要になる物が多い。

 

USB2.0スロットでは電力不足になり易い。

 

(逆はセーフ)

 

だから、ここは「動く場合もあるが、速度はUSB2.0 並」と言わなければならない。

 

(まあ、USBメモリーくらいならたいてい使えるから「嘘」とも言えないが…)

 

今回のチャレンジでは、KB・MOUSE以外は全てUSB 3.0 規格だが切り替え器に電源があるので供給電力不足は心配がない。

 

 

●「USB3.0の弱点」=「ケーブルの長さ制限」

 


(短い距離用のUSB3.0ケーブル)

 

USB3.0USB2.0に比べて高電力のデバイスが使用可能で、転送スピードも10倍。

 

「全ての点で上位互換で、弱点は無い!」と言う風に見える。

 

でも、見逃せないUSB3.0唯一最大の弱点がある。

 

それは、ケーブルの長さの制限

 

USB2.0では最大5m、しかし、USB3.0では3mなのだ。

 

何か、「上位互換」(または「後方互換」)と言う言葉と「USB3.0」 に裏切られた様な気分になる。

 

でも、これは紛れもない事実。

 

3mを超えたら必ず使えなくなる」と言う訳ではないが、安定動作は望めない。

 

メーカーさんも、USB3.0で3m以上の延長ケーブル」は通常は作らない。

 


(場合によっては有用な20cm短ケーブル)

 

意外と知られていないのだが、「ケーブルの最長の長さ」に関しては、USB3.0の方2.0よりがシビアなのだ。

 

この壁を乗り越える方法としては「電源供給式のハブの使用」。

 

そこからまた「3m」延ばせる。

 

しかし、普通に使っているとこう言う大きな壁にぶち当る。

 

「ケーブル」の長さの問題は意外と忘れられがち。

 

USB 3.0 規格はもちろんのこと、ケーブルもコネクターも出来るだけ上質の物を使い、必要上最低限の長さの配線が必須。

 

また、接続箇所も可能なか限り少なくしなくしなくてはならない。

 

「コネクターの変換」や「アダプターの類い」は出来るだけ使わない。

 

ハブは電源つきでも可能なら使わない方が良い。

 

コネクターの形状が合わなければ「変換アダプター」を使いたくなる。

 

しかし、「変換」であろうとなかろうとシリーズに接続されるコネクターが1つでも多くなるとそれだけ回路の抵抗値が高くなってデバイスが上手く働かなくなる。

 

「供給電圧」も落ちるし、「信号」の強さも弱まる。

 

また、「信号の品質」自体が劣化するから上手くいかなくなる確率は驚くほど高くなるのだ。

 

当然、切り替え機の二段重ねは絶対にしてはならない。

 

まあ、「一番影響の受けやすいデバイスは」と言うと…。

例えば3TB以上の容量を持つHDDなどはたとえ2.5インチでも要注意。

あくまでもこれは「目安」ですから、「2TB」でもダメな場合もある。

 

そのデバイスの最大必要電流による。

 

SSDなどは、必要電力が低いのであまり心配はない。

 

ただ、大電力デバイスで上手く行かない場合、電源さえ上手く確保できれば後は簡単にクリア出来る物だ。

 

まあ、色々と配慮した上でやって見て、上手くいかなければ再検討する方法が一般的。

 

「臨機応変」、「カットアンドトライ」、別名「行き当たりばったり」。

 

ケーブルの数はなんとか間に合う見通しだが、品質は分からない。

 

余り高級品には見えないが、付属のUSB3.0 ケーブル4本は使えそうだ。

 

付属品を信用しないと先へは進めない。

 

とにかく、USB3.0はUSB2.0よりもシビアなので大変だ.

 

もしもこのレビューが「プレミアムレビュー」なら応募はしなかっただろう。

 

それだけ、この種の切り替え器の扱いは難しい。

 

 

 

  必須条件

 

そこで、必要な切り替え器の理想環境実現に必須なスペック。

 

①USB 3.0 PC4台用4ポート

 

USB 3.0 は必須。

ポートも後からハブの追加が必要になり難い4ポート。

また、「PC2台用」はたくさん売られているが、「PC4台用」は余り無い。

 

(なかなか無いのですが、ようやくネット通販サイトで5,000円前後で見付けた)

 

②供給電源付き

 

大容量HDDを投げない限りは要らない筈。

LEDを点灯させたり切り替え動作に使う。

 

③出来れば「手動」切り替え

 

「自動」は誤動作が起こり易い。

 

ただ、誤動作の原因は分かっているので、無ければ「自動」でも妥協。

 

いずれにしても、「ランダム切り替え可能」である事。

 

「シーケンシャル切り替え」は時間が掛かりイライラする。

 

(今回の製品は、リモコンによる切り替えと手動の切り替えが出来る。

 

どちらも「ランダム切り替え」)

 

USB 2.0 と混在させても問題無く使える事

 

はっきり言うと、「USB2.0のKB・MOUSEを共存させても速度低下などの異常が無く各デバイスが正常に働くか?」と言う事。

 

本当はこれが最も大切だが、こればかりはやってみないと分からない。

 

現実はかなり難しい物なのだ。

 

「最悪」は、「USB2.0系」と「USB3.0系」と分けて二本立てで使用する。

(これでは、余り便利とは言えないが…)

 

経験上、これは余り期待していない。

 

これが容易にクリアできるなら、「USB3.0のUSB切り替え器」は世の中に爆発的に普及している筈。

 

現在、市販されている最新式のパソコンには2.0 規格のスロットは皆無の筈だ。

 

(「オール3.0規格のUSBを持つパソコン」は、まだ1台しか見た事が無い)

 

気になったので通販サイトのレビューで確認したが、④以外は全部クリア出来そうなので一安心。

 

  本機の仕様(メーカー発表による)

 

 

 

  • 【4台パソコン用のUSB 3.0 スイッチ】Cable Matters 4ポート USB 切替機が4台異なるパソコン間で最大4台のUSBデバイスを共有するための理想的な選択です。付属されたMicro USB USB A 変換ケーブルを使用して、本スイッチにあるMicro-B 3.0ポートをUSB パソコンに接続します。デスクトップ、ラップトップ、およびその他の機器間でケーブルやUSB周辺機器を交換又は抜き差しの必要がなく、リモコンのボタンを押すだけで、ホスト間を切り替えることができ、接続されたデバイスに簡単にアクセスできます。
  • 【最大5Gbpsの転送速度】USB切り替え機がUSB3.0準拠で最大5Gbpsのデータ転送速度に対応しています。USB2.0周辺機器との下位互換性があります。付属されたUSB-A(メス) USB-C(オス)変換アダプタを使用してUSB-C又はThunderbolt 3ホストにも対応します。Micro-B 入力(パソコン側):4 x Micro USB 3.0 メス、USB-A 出力(周辺機器側):4 x USB-A 3.0 メス、電源ポート:1 x USB-C メス。
  • 【親切な設計】USB KVMスイッチはバスパワーに対応するため、外部電源がなくても大部分のデバイスに接続できます。AC アダプタが付属されるため、高い消費電力のデバイスに接続する時にUSB-C電源ポートに接続して、十分な電力を確保できるだけではなく、信号を増強し、互換性を向上できます。オン/オフスイッチが搭載されているため、ケーブルを取り外す必要がなくパワーサイクリングや省電力をサポートしています。本体底面にゴムパッドが貼られており、滑りにくくなって位置を固定可能、本体の底面摩擦を防ぎ、表面を保護できます。スイッチ本体の1234ボタンにLEDライトを搭載するため、接続されているそのパソコンがすべての周辺機器にアクセスできることが一目でわかります。
  • 【優れた互換性】USB切り替え機を使用して、4台の異なるパソコン間で切り替えて、プリンター、スキャナー、キーボード、マウス、ウェブカメラ、ハードディスクなどの接続されたUSB周辺機器に瞬間にアクセスできるだけではなく、ケーブル配線がすっきりします。Windowsのホストのみで、別売りのUSB 3.0 HDMI 変換アダプタを使用してモニターを本USB 3.0 スイッチに接続できます。
  • 【パッケージ内容&一年間の保証】パッケージ内容:1x 4 ポート USB 3.0 スイッチ、4x Micro-USB 3.0 USB-A 3.0 変換ケーブル(1.8m)、1x USB-C(オス) USB-A(メス) 変換アダプタ、1x リモコン(電池付き)、1 x AC アダプタ、1 x USB 2.0 延長ケーブル(15cm)、1x 取扱説明書。本USB切替器にはホスト間でUSBデバイスを瞬間に切り替える用のリモコンが付属されています。USB切替器を隠れた場所や混雑した場所においても、リモコンを使用してホストを切り替えます。USB切替器のリモコンはRF干渉環境で無効になる可能性があります。一年間の保証期間をつけております。

 

  チャレンジ開始! 

 

●チャレンジ概要

 

USB 2.0 と混在させても問題無く使えるか?

 

当然、各デバイスが問題無く働くかどうか、切り替えが上手く行くかをテストすればOK。

 

問題が無ければベンチを計測して終わり。

 

 

●パッケージ中身確認

 

 

本体の大きはとても小さい。

 

 

横向きの2.5インチSSDと比較して、面積は小さい。

横幅だと「ほぼ同じ位」、縦(この画像では「奥行き」)なら凡そ「2/3」、高さだと「倍」ぐらい。

重さも、似たり寄ったりと言ったところ。

 

自分のスマホと比較すると、厚味のみスマホの方が薄い。

 

その他はスマホの方が大きく、トータルでは二回りほど本製品の方が小さい。

 

 

裏は「ゴム足」とシリアルナンバーだけ。

 

 

上の画像がデバイス側。

 

USB3.0Aメスが4つ並んでいる。

USBメモリーなどはここに直差しする。

 

 

これがPC側の4ポートと電源。

USBは、USB3.0マイクロBメス。

1つだけあるUSB-Cメスは、付属の電源アダプタの出力に繋ぐ。

 

 

 

スライド式の電源SW。

 

このSWにはアンサー表示が無いので目立たない。

 

これを忘れていると、最初に電源が入らないと大騒ぎになる。

 

「壊れている!」と…。

 

(高級品には見えないが何とか使えそう)

  

ケーブルはPC側については4台分全部付いて来るが、全て「安物」っぽい。

(自分は「持ち合わせのケーブル」を使って居るが、付属品に問題があったと言う訳ではない)

 

必ず、パソコンの「USB3.0Aメス・スロット」と「本機USBのマイクロBメス」に接続。

 

最大4台に接続出来る。

 

デバイスと繋ぐケーブルは付いて来ないので「自前」で用意する。

 

たいていは、今まで使っていた物が使える。

 

有線KB・有線マウスとの接続には別途ケーブルは要らない。

 

しかし、KBとマウスだけでデバイス側の「2ポート」を占有してしまうので、別途「クブ」や「ケーブル」が必要になるかも知れない。

 

 

本体、電源、リモコン、変換アダプターと変換ケーブル。

 

切り替えは本体のスイッチでもリモコンでもランダムに切り替えられる。

これ、ほとんどケーブルを買っているみたいなもの。
 

 

後は電源。

 

 

日本用の変換アダプターが付いている。

 

 

しっかりとハマる。

 

接触不良の最も起こり易い部分なので警戒していたが、しっかりとした作りで心配は無さそう。

 

(かつて、これと良く似たプラグを持つ電源アダプターでは「接触不良」に悩まされた経験がある)

 

 

マニュアルの表紙は英語だが、中を開くと日本語の頁も何頁かある。

 

 

まあ、読むと余計に分からなくなるので、「サラ」っと目を通すだけで読まない。

 

(別に、「英語が不得意」などとは言ってない!)

 

 

●セッティング

 

さて、実際にケーブルで製品本体とデバイス、本体と各PCを接続する。

 


(旧切り替え器はケーブルごと全て外す)

 

今まで使っていた物は規格が異なるので使えない。

何とかセッティングを終えた。

デスクトップや手前のスぺースに本機をセッティング。

ケーブル引き回しの関係で、どうしても上下逆さまになる。

自室のレイアウトはデスクの下にPC4台が配置され、デバイスがデスクトップにあるのだから、どう考えてもこれで正解。

そして、デバイスも4つのポートに6つ(マウスはKBのHUBに)のデバイスを無事接続。

 

 

しかし、なぜかLEDが点灯しない。

 

そうそう、この小さなスイッチ。

小さくてLEDも点灯はしないのでちょっと見ただけでは「ON」なのか「OFF」なのか分からない。

やっぱり、「OFF」になっていて…。

 

使う前(開封時)から気付いていたので慌てずに済んだ。

 


これで良し。

人生は失敗が多いほど上手く行く。

 

うっかり忘れていたのだか、「USBオーディオカード」の共有も出来るので使用。

 

 

(これをシェアして音声をSPから出す)

 

取り敢えず、KBの余ったハブに繋いだ。

 

2.0規格だけ纏めた形だ。

 

(じつは、このカードには「2ポートUSBハブ」が搭載されているので、本機にKB・MOUSEを繋いでも使える)

 

PCの切り替えは、本体の切り替えたい数字の①から④を軽く抑えると切り替わる。

 

LEDの光り方は余り「明るい」とは言えず「日中」はやや見難いが、「夜」に明る過ぎるよりはマシ。

 

なので、「これで良し」だ。

 

 

 

(リモコンのボタンは光らない)

 

リモコンでの切り替えも同じ。

 

「赤外線式」と違って「受光器」で無いのが新鮮。

 

「有効距離」は分からないが、部屋の中なら見えない所からでも問題なし。

 

もちろん、ランダムで、切り替りにはデバイスの認識に1秒ほど時間が掛かるが余りストレスは感じない。

 

 

●最大のトラブル!

 

ここで、チャレンジ失敗にも繋がる大トラブル発生。

 

(外付けSSDがどこにも無い)


ベンチ計測中、切り替え機で使用した1台のPC(HP Z230 TW)で外付けHDDが認識しない。

外付けSSDは一体どこへ行ったのだろう?

 

ただ、SSDを外した状態から繋ぐと、認識した音は出る。

 

 

これでは、レビューが続行できない。

「プレミアムレビュー」でなくて良かった…。

以前なら、これだけで3日は悩んだ。

しかし、ここで過去の経験がモノを言う。

「亀の甲より年の劫」、ゲームでも目立たないが「経験値」が物を言う。

 


「WINDOWSボタン」―「X」だ。

 

デスクトップの左下に出るメニューにある「ディスクの管理」をクリックする

 

案の定、「ドライブ名」が割り当てられていない。

 


そこで、手順に従ってドライブ名を割り当てる。

注意点は、「ドライブの変更」をクリックすれば良いが、すぐ下が「フォーマット」になっている。

それだけは間違ってクリックするとヤバい。

 

 

「追加」をクリック。

 

 

デフォルトでFになっていた。

都合が悪ければ変更して「OK」

 

「そのまま」で良ければそのまま「OK」

 

 

余り詳しくは説明出来ないが、これで解決し、後々も問題は無い筈だ。

もっとも、忘れた頃にまた別のPCであるかも知れない。

 

いずれにしても本製品のせいではない。

これで、レビューは続行できる。

 

 

●USBメモリーや外付けSSDのベンチ結果

 


(計測に使ったUSBメモリー)

 

 

画像「上」がUSB3.0の64GB、「下」がUSB2.0の32GB。

 

 

(Lenovo ThinkCentre E73、旧切り替え機でUSB2.0)

 

これは、今の環境ではない。

 

旧切り替え器による2.0規格環境。

左はUSB3.0規格のメモリー。

右はメモリーも2.0規格。

 


(Lenovo ThinkCentre E73、本切り替え器使用

 

それぞれ、本製品使用の新しい回路で計測したもの。

USB3.0メモリーは凡そ5倍に速度が上がっている。

USB2.0のメモリーはほとんど変わらず。

 

(ほとんど「理論値」通り)

 

ここで「本題」ではないのでサラッと書くが、3.0規格のUSBメモリーの速度の凄い事。

 

SSDならもっと速いし、容量も違うから計算結果を取り違える筈は無い。

 

似たスコアなら「HDD」があるが、このPCには「HDD」は搭載されていないし、「外付け」も無い。

 

(現在、スタンドにはSSD 」が刺さっている)

 

紛れもなくUSB メモリーの計測値。

 

PCのパフォーマンスが上がったみたいに感じる。

 

もっとも、今までにこれより速いUSBメモリーも使った経験があるので驚かない。

 

(Lenovo ThinkCentre E73

 

次は最も期待していた、「スタンドに装着して外付けSSD」にしたストレージ。


(Acer3605)

 

これが、本製品を使ってPCを Lenovo ThinkCentre E73

からAcer3605に切り替えたベンチ。

スタンドもSSDその物も全く同じ。


マシンパワーもほぼ同等。

(切り替え器があると、計測もすぐに終わるから楽)

 

 

ちなみに、これは凡そ2年前の2018-11に切り替え機なしで他はPCもスタンドもSSDもPCも全く同じ組み合わせで計測した結果。

 

 

最後に、PC1~4までの切り替え機を介した外付けSSDのベンチ。

結論としては、本切り替え器を使ったことでほとんど遅くなっていないが分かる。

 

これって地味で面白く無いけど、実はとても大切な事。

 

 

●チャレンジ自体の自己評価

 

 

「チャレンジ成功!」がこんなに簡単に実現するとは予想も出来なかった。


今までも切り替え器の類は何度も挑戦して来た、なかなか上手く行かなかった。

 

せっかく素晴らしい機材でだいたい上手く動作しても「イメージ通りではない」とほとんど使っていない機器もある。

 

最近は、映像系は「自動切換え」の「HDMIセレクター」と「液晶モニター内蔵の自動切換え機能」を組み合わせて使っています。

 

USB切り替え器は、必要に迫られ今回比較的価格の安定してきた本製品に行き付いた。


まだ実験もしていない機能も幾つかある、2.0デバイスと3.0デバイスの同時使用も何ら問題は無く働いているし、「この辺で勝利宣言しても良い段階」に辿り着いたと言えそう。

 

USB3.0のUSBメモリーも今までは2.0スロットで共有していた物が今は本来規格の3.0で使えるからとても速い。

 

外付けSSDの共有は、大量の静止画でも動画でも短時間で終わり、とても精神衛生にも良い。

 

それから、有線KB、有線MOUSE、外付けSSD、USBメモリー2本、USBオーディオカードも全てが4台のPCで異常無く働いている。

話がややこしくなるので今回は細かくは話さないが、「USBリンクケーブル」と言う物も併用して「より理想的環境」を演出しいる。

 

これには、余った「PC2台用切り替え器」を別立てで使用。

 

マウスカーソルが左右2つの画面を飛び越えて入力出来る。

 

(詳細は、またいつか機会があれば)

 

Windows 11 の時代、これも「現役」と言うのはすばらしい事です。

 

 

●製品の評価

 

良いところ:

USB 3.0 4入力4出力 は他社でもなかなか出していない。
外部電源対応も、「オプション」としてなら良くあるケースだが付属したのは英断。

Swを付けたのも重要。

なおかつ、これで「実売価格-5,000円前後」は素晴らしい。

 

悪いところ:

本体PC側コネクターの Micro USB3.0 Type-B はイマイチ信頼度が低い。

自分的にはタイプBにして欲しかった。

これは「良い事」か「悪い事」かは分からないが、電源の入って居ないPCも選択できる。

「手動」だから文句は言えない。

たいていの自動切り替え器では切り替えられないのが普通なのだが…。

 

5点満点で:

ズバリ、「4点」。
小数点以下があるなら、「4.6」。

 

解説

 

最初に、USB 2.0のデバイスと3.0のデバイスを混在させても何ら問題無く動作している。

 

特に「USB 3.0のポートに1つでも2.0 のデバイスが混じると、全部のデバイスの転送速度が2.0 並に遅くなる」と言われるのが迷信である事が証明された。

 

各種ベンチの結果が示す様に、スイッチを使う事によるスピード低下は一切起きていない。

 

今まで接続した機器で認識出来なかった物は無い。

 

電源が無いとどうなるか?

 

動作する。

大電力デバイスを使用していなければ何ら問題ない。

 

LEDもUSBから供給される電気で点灯する。

 

ランダム切り替えはとても便利で、シーケンシャルを取り入れている機種が他社製品に多いのは信じられない。

 

特に、リモコンは従来の赤外線方式と違って影に隠れた所からでもコントロールが可能な優れものである。

 

これからは、切り替え器は3.0 が間違えなく主流になる。

 

このコロナ禍の折り、余り心情的には認めたくないのだが…。

 

相変わらず、スペックを偽ってユーザーを騙して不良品を売り付けたり「やらせのレビューを募る」悪徳業者は特に中華に多い。

 

しかし、同じ中国の製品でも「良い物は良い」と感じる。

 

決して多くはないが、技術力も高く、信頼出来るメーカーも確実にある。

 

「中華製品は安いけどそれなり」と言う認識はもう改めるべきだろう。

 

 

●別項目を立てても書きたくなった「とても良かった事」

 

 

精神的余裕が無くてさぼっていた「システムバックアップ」。

 

久し振りにやってみた。

 

 

バックアップは内蔵ディスクにも取れるが、やっぱり外付けディスクの方が安心。

 

今は、切り替え器があるのでバックアップ用HDDは繋ぎっぱなしにして置ける。

 

普段は電源を入れないけど使う時にだけ電源を入れる。

 

今までは机の下に潜り込んでコネクタの抜き差しをしていたが、今は繋ぎっ放しなのでいつでも電源を入れればバックアップが取れる。

 

これは便利だ。

 

 

それにしても、久し振り過ぎる。

 

それから、この次の項目「注意」でも触れるが、この切り替え器を使う事でバックアップ作業は飛躍的に能率的になるが、逆に大きな弊害もある。 

 

それは、バックアップ中の切り替え器の使用である。

 

この自分のお気に入りの環境でのバックアップは、便利だけど危険も驚くほど増す。

 

バックアップ中そのPCで作業をするのは何ら問題無いが、「この間に能率的に作業を熟そう」と別のマシンを使おうと切り替えをしたら最後。

 

これは大変な大事故に繋がる。

 

まあ、「原始的な機器」は意外と便利だが危険も驚くほど多い。

「HDD、SSDスタンド」なども最たる物だ。

 

本製品を使用していてこの種のトラブルに遭遇しても、本製品のせいにしてはならない。

 

使用した「本人」の責任である。

 

 

  注意

 

最後になるが、本製品を取り扱う上で幾つか注意すべき点がある。

 

  • パソコンを立ち上げていない時は切り替え器の電源も落とす事。
    切らないでいると接続されたデバイスに電圧が掛かりっぱなしになり、発熱してUSBやSSD、HDDなどの寿命に影響するかも知れない。

  • 外部ストレージなどにアクセス中は絶対に切り替えをしない。
    特にデータのBuckUP中は絶対に切り替えない。
    大事なデータが消えたりストレージが壊れる可能性がある。

  • PC側のUSBポートは、念の為「PC電源断中は電圧の出ないポート」に接続する事。

 

  今後の対応

 

大容量の外付けHDDはまだ試験していない。

 

実績のあるのは1TBまで。

 

大容量は持っていないので何時になるかは分からないが大容量でも問題ないと思う。

 

無線LANの子機や無線式のKB・MOUSE、Bluetoothドングルなども便利に使えた。

 

動作の確認だけでも順次実施する。

 

セレクトに「デフォルト」はあるのか?⇦今の所、「なし」と判断した。

 

電源を落としても現在の選択を保持し続けるのか?⇦再電源投入で前回のセレクトで再開。

 

まだ、確認しなければならない事はたくさんある。

 

そんなに高い機器でもないのに、随分と遊べそうだ

 

 

※USBの規格として「USB1.1」もあったが、今は実際には使われている例は見ないので除外した。USB3.0の上の規格、「USB Type-C(USB 3.1)」について、本機では「電源用」に使われているが、USB切り替え機としては本機はUSB3.1の規格を満たしていない。

更新: 2024/02/27
難易度

難易度は高いが、使いこなせれば強力な武器に

使いこなすのには注意点も多いし難易度は高いが、使いこなせれば喜びも百倍。

今後、大切で強力な武器になる。

USB3.0規格の切り替え器は、今まで幾度となく失敗を繰り返して来たが、それが「経験値」となったのかも知れない。

皆さんにも強くお薦めする。

  • 購入金額

    6,599円

  • 購入日

    2020年12月23日

  • 購入場所

    Cable Matters

コメント (4)

  • まこりんさん

    2020/12/29

    USB切り替え機は使ったことが無いのですが、レビュー読んでいてちょっと欲しくなりました。
    ちなみに、USBデバイスって取り外すときに「安全な取り外し」の操作があると思います。
    USB切り替え機で切り替えるときは「安全な取り外し」の操作をしなくても良いのかな?ってのが気になりました。
    そして、ここまで書いてからなんですが、Windows10 1809以降はUSBのデフォルト設定がキャッシュ無効の設定になってるから安全な取り外ししなくて良い設定になってるんだったと言うことにも改めて気づきました。
  • hachiさん

    2020/12/29

    >まこりんさん

    まこりんさんに言われるまで、全く忘れていました。

    呑気なもんです。

    そう言えば、エラーも出ないけど、以前はデータが消えたとか自分も騒いでました。

    上手くいって嬉しくのんびりしてました。
     
    ま、物にやっては「アクセス中は危険」とか書かないとね。
  • まこりんさん

    2020/12/29

    hachiさん>

    Windows10も進化してるし、その辺も気にしなくていいように、細かいところで便利になってますね。
    そして、ちょっと気になったからamazonまで見に行って気づきました。この機器の電源ってUSB Type-Cコネクタなのですね。
    電圧さえ一致してればスマホ用の汎用品も使えるでしょう。AC壊れたときに専用品だと困るけど、こういうところも良い設計ですね♪
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