音楽道への道その⑥
若き頃から憧れのVUメーターです。アンプとかに付いていると嬉しくないですか。何気に見てしまいますよね?音楽に合わせて跳ねて動くと気持ちがイー。
しかしながらアンプ付属のメーターって小さいんです。離れて見てると見えやしない。パワーアンプなら異様に大きいのあるけど、元々そこまでパワー要らないし。パワーアンプって遠くに置くからあんなに大きいのかな。そうだったのか!と今更気づくw
でも大きいって事は、そういった人もメーター見て楽しんでいるんですよね?
そして今時はメーターなんぞ付いていません。あってもLEDが並んでいるだけ。そもそも私はPCで聞いてるんで既に論外w アナログなおじさんは、デジタルな音楽をアナログ的に見ながら楽しみたいのです。
そこで、見つけてきました。
どうよ。正直欲張りました。でかいです。
思いっきり工場で見かける電流計や電圧計サイズ。いやそのものです。
確かに現場で電流計見てると「これ、VUメーターになるんじゃねーの?」と思ってたりもしてました。同じ思考の人が居たようで「無理やり作っちゃいましたー!」的な夢が叶った製品です。
実際使ってある部品もパーツメーカーから集めて作っている完全オリジナル手作り品となります。最初は、各パーツも売っていたので自分で作ろうかと思いましたが穴加工などがメンドクセーので完成品の購入に至ったのです。部品もすべてmade in Japan。手作りの証拠に良いお値段しました。たとえおばちゃんが作っていても日本の労務費はあなどれん。やっぱり信頼には代えられませんね。
付属品少なし
正面のメーターは特注品らしいです。黒でカッコイイです。
ブラックメーターが変わってて一発でお気に入りになりました。こんなの絶対見かけないです。
しかもメータ部分は透明なプラスチックでなくガラスですよガラス。音響製品で未だにガラスってないですよ。
バックパネル部分。
右上から
・電源スイッチ
・下に、AC電源差し込み口
・真ん中の小さいボリュームは、針のレベル調整ボリューム
・RCAジャックはパススルー式となっています。
オーディオケーブルの間に直列に割り込んで使えます。
繋ぐところなければスピーカーケーブルに別売りのCT付けて使用する方法もあり。
(ただこの時はボリュームの大きさにより針の動作も比例します)
・最後にボリューム2つはレベル調整ボリューム(R/L)の微調整用。
通常はこのボリュームだけで調整十分ですが、大きく変えたときは先に述べた小さな調整ボリュームを使うらしいです。小さいVRは増幅する倍率が変わると思っていて良いかも。
(微)調整ボリュームは録音レベル(出力レベル)に合わせてやる必要があります。海外のCDなどは異様に録音レベルが国内と違ったりしていました。レッドゾーン振り切れたりするので下げてやったり、レコードの音は小さいので上げてやったりと・・・アナログなおじさんは大変です。でもそれが楽しくなってくる!
この機種の照明は電球仕様。他の機種ではLED照明で色んな色のタイプがあるようです。その場合にはバックパネルに照度調整用のボリュームが追加されます。私のは電球式なので照度調整用のボリュームは付いていません。
でバックパネルをじっくり見ると
文字が全部テプラですね^^;
これが手作り感があってたまらないのです。made in obacyan!!
付属品です。
これだけっしたw
HPになるだけ他の物を使ってほしくないない様な、事が書かれてあった様な、気がします。
違う電圧をかけてほしくないのかな?針の振れ幅が変わったりもしますしね。
アナログは元々デリケートなのです。 デリケートなobac・・・
外形寸法です。横幅200mm
ちなみに箱は摂津金属製のボックスです。
機種が変わるとタカチ製のボックスも使われているようです。
これ、曲げてある所なんかそのうち錆びてくるだろうし外枠は木材に色塗ってウッドタイプにしたら高級感倍増するかもしれません。多分きっとするでしょう。宿題にしておきます。
奥行き 147mmくらい。ボリュームのでっぱり入れるともう少しあります。
高さは 91~92mm 足が11~12mmあるので箱だけで80mmくらいでしょう。
足で高さ調整はできません。タカチ製の足です。
ゴールドの足にしたいですね(調べたら500円もしないし)ウッドな外枠にゴールドな足。
やっぱりそうしたいですね!
以上の寸法からメーターがいかに大きいか分かるでしょうか。
メーターの外形寸法は幅87mm 縦63mmです。ガラス面だけでも幅76mm 縦31mm。
アンプにこんなメーターありませんて。まさしく現場にある電流計w
メーターは西澤製作所の完全オーダー品とのことです。
(完全オーダー品・・・アナログなおじさんはこういった所がよだれ物なのです)
made in Japanの技を見たくて箱空けちゃいました
思えば確かにメーター動かすだけだし単純な配線ですけど、私が見るところは同業者として配線状況の確認です。(無理に繋がろうとしてるだけ?)
配線を見れば作った人の性格が分かるような気がします。余裕を持たせたこういう配線は私は好きです。バラけない様に収縮チューブで縛ってあったり、無駄に何か所も縛らずに1点で縛るところとか好きです。
ちなみに見えてる基盤はオリジナル品。これ買ってパーツ集めれば自分でも作れちゃいますよ。
しっかり半田の端子の所も収縮チューブで隠してありますね。
RCAジャックは絶縁?錆防止を兼ねた緩め止め?増し締めOK!
海外で作るとこういった丁寧な配線できるだろうか。開けて正解、すごく安心しました。
うちの若い衆だったらカッチカチに縛りまくって電線がピンピンに張って、それを見た私がニッパでブチブチ切りまくってると思いますw
音楽を見て楽しもう!
繋いで音楽を見よう!
ぐぅへへへへ・・・・
もうたまらんて。
ガラスの透明さと黒いパネルに浮き上がる指示計と文字。ものすごく綺麗で見やすいです。
このブラックパネルに使われる照明は、あえてLEDじゃなく電球が使われています。それにより漏れている光に暖かさがあり、昔から有るようなビンテージ感と、上品でとてもよい雰囲気を作ってくれています。本当に「音楽を見て楽しむ」と言ってもおかしくないです。
だってニヤけちゃもの。
製品の問題ではないのだが・・・
製品としては全く問題ないので★は満点で良いのですけどパソコン側に大変な落とし穴がありました。先ほど簡単に、繋いで音楽を見よう!と言ったのは良いけれど、実際は満足するまでが大変でした。(忘れるといけないので覚書で書いておきます)
環境は、PC1台。
スピーカーはBluetooth接続。
今回のメーターはマザボのバックパネルの3.5mmイヤホン端子に接続。
このままだと片方からしか音声信号でないことが発覚w あんれ~?
イヤホン刺すと自動認識してBluetoothを切っちゃいます。
PC前面のイヤホン刺すと後ろのイヤホン端子は切断されますよね。
その両方使用できる設定が今は出来なくなっていました。
確か昔は出来たんじゃなかったでしたっけ?
何度やっても何をやっても片方しか繋がりません。
調べていくと、今はそのような仕様だとか。なんでだ?
ここにも似たような人は居るもので、解決するには本来の使い方とは違う方法になるけど、やろうとすることは出来るらしい。サウンドキャプチャー(ビデオキャプチャー)の持っている機能を使い、そいつから出力先を指定できるというもの。
通常
再生ソフト → イヤホンもしくはBluetooth出力
やろうとすること
再生ソフト → サウンドキャプチャー → イヤホンとBluetooth出力
この方法しか簡単な方法はないみたい。使ったことがないので詳しいことは分からないけど音声をかぶせて録音したりするので可能なのだろうか?
それでいくつかツールを探して試してみました。
最終的に私が見つけた簡単なツールは「Elgato sound capture」という奴。
そして音楽を再生するミュージックプレーヤーは定番の「foobar2000」
矢印部分の「どこからオーディオを再生するか」の項目で出力先を指定。
私の場合、まず音を出したいのはBluetoothであるFDUFIER R1700BTsのチェックを外してオープン。
メーターを繋いでいるオンボードのイヤホンは下段のスピーカー(Realtek High Definition Audio)のチェックを外してオープン。
ほんでWindowsのサウンドの設定画面に行って、サウンドの詳細オプションでデバイスの設定をします。foobar2000から一旦 Elgato sound capture に出力し そいつからFDUFIER R1700BTsへ出力させるという感じでしょう。
Elgato sound captureが中継役をするという感じでしょうか。
結果的にはElgato sound capture の出力先はアプリの設定で決めているのでここでは何でもよかったです。一番下段のオーディオ再生ソフトがどこに出力させるかの設定さえ間違わなければsound captureの設定通りに出力先を複数持てるという事のようです。
デメリットな点①
マザーボードもスピーカーへ出力と2種類のスピーカーで聞こうとしない方が良いです。Bluetoothが原因なのか遅延が発生してしまいます。1つを完全に隔離された別の部屋で聞くなら良いですが、同じ部屋で聞こうものなら遅延しまくりで気分悪くなりますw 私は片方メーター専用なので音は出ないし関係ありませんが。遅延があっても音楽が流れる訳でもないし気になりません。
デメリットな点②
サウンド情報を一旦Elgato sound capture へ送るので、いくら綺麗なサウンド(ハイレゾ等)でも音質向上を目的に作られているソフトでもないし音質が変わってしまいます。機械的になるというか無理にデジタルサウンドにしてるぞー!感が強く感じてしまいます。
当然Elgato sound captureを通さずダイレクトに聞くのが一番気持ちよく聞けます。
誰かもっと良い情報をお持ちの人がおれば教えてくださいませませ。
同じものがない・・・
これを購入するにあたり、ショップ?スズキデザインの人と何度かお話しさせてもらいました。このブラックメーターは50個以下の制作しかしておらず、このタイプでは最後の出荷なるとのことでした。(また薄い所を引いてしまいました)RLあるんで実質25セットしか国内にないことになりますね。今後も作る予定はないと思います。紹介サイトも無くすようで、今までの購入者のために11月いっぱいは残しておくとの知らせが届きました。なので壊れても購入が出来ないことになってしまいます。その時になればLEDのメーターを買うことになるのですが、片方壊れても2つ買う羽目になるという倍付けが待っています。
良い物を長く、大切にしていこうと思います。
ストレスを溜めずに ゆっくり音楽を眺めよう
家に居ることが増えた2020年ですが、なんとか暇を持て余すことなく過ごしています。
やりたい事があれば、それはストレスの解消にもなるのかもしれません。
興味があればなんですけどね。
私の場合はほとんどが音楽やオーディオ系となっていますが、その中でも新しく発見したものありました。レコードでは針1つ変わっても聞こえてくる音が違ってくるし、スピーカー変えると重さが変わったり。デジタルとアナログをどう使い繋げてやろうかと考えたり。
そんなことをやってたら11月まで来てしまいましたw
きっと時間がなければしなかったであろう事が今年は可能であるように感じています。
当然 仕事や色んな事でイライラすることもありますが、そんな時にソファーに座ってボーっと好きな音楽を聴けたことは、かなりリラックスできて落ち着くことが出来ています。
そしてここに来て今回のメーターは、ゆっくり眺められて音楽を聴く時間が更に増えてしまうでしょう。
時間に追われないためにも音楽は好きなだけ聴いてみるものだと思います。
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購入金額
33,638円
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購入日
2020年11月01日
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購入場所
スズキデザイン
タコシーさん
2020/11/15
今時こういう職人技の配線はあまり見かけないですね
教えれば女性でも出来ますよ かなり有能で、頑張り屋多いです
そして部品の作りも堅牢みたいだし、まだmade in japan 健在ですよ。
まこりんさん
2020/11/15
cybercatさん
2020/11/15
わかるぅ!
harmankardonさん
2020/11/15
kaerkiさん
2020/11/15
手を抜かず真面目に配線されていますよねー。開けてみて安心できました。
こういった頑張っている会社があると日本もまだまだだなーと感じてしまいます。
kaerkiさん
2020/11/15
ぼ、ぼく?
そりゃー 奮発しましたから!
kaerkiさん
2020/11/15
パワーアンプ持ってる人いたーw
パワーアンプのメーターでかいですよねー。
なんでそこまで大きいんでしょうねー
やっぱり遠くに置く事が目的なんでしょうかねー。
再生ソフトにもスペクトラムやVUメーターありますんで
それに比べると動きは敏感ではないけれど
これはこれでゆっくり音楽を聴くには良いと思います。
kaerkiさん
2020/11/15
私にとっては高額すぎてロマンでしたw
音質改善とかそういったものじゃありませんし
家族も誰も喜ばない。
本当に自己満足でしかありませんよねw
フェレンギさん
2020/11/15
販売されていた記憶があります
装着される方のお気持ち わかります
かっこいいもんね
私はテクニクスのA5を愛用してたのですが、ずっと眺めてられました
当時は、ヤマハ、オンキョー、テクニクスの大型メーターがかっこよかったです
kaerkiさん
2020/11/15
ここまでの金額ならヤフオクでプリメインアンプを落としてやろうと何度も入札していました。ビンテージアンプw 必死に1980年代のヤマハ、テクニクスのアンプに入札してたけど全然落とせない!日本人頭おかしいです、人気すぎますw
サザンloveさん
2021/01/15
今はオンキョーのスピーカー内臓テレビ台を使っています
10年前に買ったけど、テレビのスピーカよりいい音^^で満足です