今回は,レビューを読もうキャンペーンに当選し,アイリスオーヤマ製低温調理器LTC-01をレビューすることになりました.応募していないレビューに選出されるのは不思議な感じです.
週末などは時々料理をしていますが,低温調理はやったことがなく,初体験です.イメージ的には,ちょっと時間がかかって面倒かなという印象でした.
今回のアイリスオーヤマ製低温調理器LTC-01は,調理温度は25〜95℃(0.5℃単位),調理時間は1分〜99時間59分(1分単位)まで設定が可能で,15lの水まで対応しています.
大きさは,W90mm × D130mm × H400mmの1.4kgと細長く,重量もあります.電源ケーブルは,アース付きで,長さは約1mです.
基本的な使い方は,LTC-01をセットした鍋に,材料を入れて,待つだけ.本当にこれだけなのですが,煮る焼く蒸す揚げるなどの料理に対して,お肉でも70℃以下の低温であること.
マニアルを確認すると,注意点として,必ず水(お湯)を使うこと,安定した鍋を使うこと,空気を抜くこと,調理後は冷蔵庫で保存することなどでした.
IPX7の防水性能に対応しているため,万が一鍋に本体を落としても漏電・火災の可能性が低く,安全に使用できるそうです.この部分は,怖くて実際には試していません.
また,レシピブックが付属しているので,初心者でも安心して調理ができます.
調理後のお手入れが,ちょっと面倒です.基本的に水洗いと乾燥だけなのですが,ステンレスカバーを外すのにドライバーが必要です.このネジがない構造に工夫すれば,とても使いやすくなると思います.
それでは,実際に調子してみます.
まずは,簡単と思える鳥チャーシュー.
材料は,鶏もも肉と調味料(醤油,酒,みりん,生姜)のみ.あとは,LTC-01とジップロックなどのジッパー袋と水(お湯)と鍋.鶏肉以外は家庭にあると思いますので,調理する際のハードルは低いです.
1)ジッパー袋に,鳥もも肉,生姜,醤油(大2),酒(大2),みりん(大2)を入れて,完全に空気を抜いて,密閉する.今回はこれを2袋作りました.同じ味だとつまらないので,片方は一味唐辛子を入れています.
2)鍋に水(お湯)を入れて,LTC-01を取り付け,67℃,2時間にセットする.今回は,鍋に水を入れて,IHヒーターである程度まで温度を上げてから,LTC-01に切り替えました.説明書にもありますが,IHヒーターとの併用はNGです.
水量ですが,スタート前にminラインだと水量不足でONできません.minラインよりも少し上まで入れる必要があるようです.
3)設定温度になり,”ピ~”と3回鳴ったら,ジッパー袋を鍋に沈め,ひたすら待つのみ.今回は,省エネ目的にホイルで蓋をしました.
4)”ピ~”と6回鳴り,調理が終了(End表示)したら,鍋からジッパー袋を取り出し,鶏肉を食べやすい大きさにカットすれば,完成.
今回は,加熱時間は2時間ですが,トータル調理時間は2時間10分くらい.正味10分くらいしか手間がかかっていません.楽です.
肝心な味の方ですが,柔らかくて,美味しいです.しっかり中まで味が染み込んでいます.味自体は調味料に依存しますが,肉汁が残っている感じです.
美味しくいただきました.
後片付けは,簡単ですが,ちょっと面倒です.
ステンレス部分に1箇所あるネジを+ドライバーで外します.
先端のカバーキャップを外します.方向は,逆ネジです.
ステンレスの筒を回しながら外します.
ステンレス部分を水洗いして,乾燥させます.
逆の手順で,組み立てて終わりです.
Stay Home向き調理器
自宅にいるけど,自由な時間は少ない.時間はあるけど,調理は短く済ませたい.家で,手軽に美味しく食べたい,などなど.Stay Homeにぴったりな低温調理器がLTC-01です.
低温調理は時間がかかりますが,実質的な手間時間は非常に少なく,家にいる時間が長い人ほど有効活用できます.
時短の圧力鍋と真逆の調理ですが,素材の美味しさをそのまま活かしているのは低温調理です.
ぜひ,Stay Homeに柔らかいローストビーフを!
より使いやすく
この様に非常に簡単な低温調理器LTC-01ですが,いくつか気になる点がありました.
まず,いつ食べるか(完成時間)から,逆算して調理を開始する必要があります.今回の鳥チャーシューも2時間ちょっとかかりますから,2時間前から準備が必要です.直前に今日は何食べようかでは,間に合いません.余裕があって,計画的な人向けだと思いました.
2つ目は,電源ケーブルが太くて固くて短いこと.1000Wで長時間調理のためとは思いますが,もう少し柔らかくて,あと50cm以上長くして欲しいです.キッチンで使うことになりますが,キッチン周りで,アース付きコンセントは限られます.
3つ目は,クランプ部が短くて,蓋付き鍋では安定が難しいこと.かなり細長い鍋でないと,うまくクランプできません.加えて,鍋蓋が使えるように普通の鍋は,縁が外側に出ています.この形状で,クランプ部が安定的につかめるようにしないと,安定しません.
4つ目は,大きさ.もう少し対応水量を減らしても,コンパクトにしたほうが使い勝手が良くなると思います.水ではなく,お湯を使うことで,小さなヒーターでも対応できると思うので,20cm前後の片手鍋でも使えるような大きさを希望します.
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購入金額
9,887円
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購入日
2020年10月23日
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購入場所
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