私の車は購入ディーラーで6ヶ月毎の点検を受けていますが、前回の点検(2022年7月)の時点で、「次の点検の時辺りにはタイヤを交換しなければいけないタイミング」と指摘されていました。
その時点で装着していたのはMICHELIN PRIMACY 4 195/65R15 91Vです。現在の愛車はトヨタ プログレ NC250 平成17年式ですが、その前に乗っていた平成12年式のプログレ NC250 ウォールナットパッケージ(つまりマイナーチェンジ前ではあるものの基本的に同じ車)の時から履いていたタイヤは
・YOKOHAMA DNA map ES340(購入時点での装着品)
・BRIDGESTONE ECOPIA EP100S
・MICHELIN PRIMACY 3 ST
・DUNLOP LE MANS V LM705
・MICHELIN PRIMACY 4
となります。先代のプログレにLE MANS V LM705を装着した直後に車を入れ替えたため、納車時にタイヤを新しい方に移設して貰って使い続けました。
プログレは外観上いかにも年寄り車ですが、シャシーやサスペンション、主要メカは当時のクラウンやマークII兄弟と同等で、そこそこのエンジンパワーを持ったFR車で重量バランスも悪くは無いため、操縦性には優れるものの意外と滑りやすい車です。姿勢制御機構であるVSCを標準装備しているため実際に姿勢が乱れることはまずありませんが、ウェットグリップが弱いタイヤでは雨の日など結構滑っていることが判るのです。
今まで使ったタイヤの中でウェットグリップに関していえば間違いなくMICHELIN PRIMACY 4が優秀でした。交換推奨時期に入っても、ウェットグリップが極端に落ちた感覚が無いほどです。逆にわざわざ車の入れ替え時に先代から移設してまで使ったDUNLOP LE MANS V LM705は、1万km程度使った辺りからウェットグリップ性能が極端に落ちて、雨天時にちょっと強くアクセルを踏んでしまうと後輪側の姿勢がすぐに乱れるほどでした。
そこで今回は一応
・従来と同じMICHELIN PRIMACY 4
・YOKOHAMA DNA dB V552
・YOKOHAMA BluEarth GT AE51
・DUNLOP VEURO VE304
・BRIDGESTONE REGNO GR-XII
辺りを候補としてリストアップしていたのですが、下の3つは可能性が低く、実質的にはPRIMACY 4とDNA dB V552の一騎打ちとなっていました。
可能性が低かった3つについて説明しておくと、まずREGNO GR-XIIは単純に価格が高いためです。もし安く買えるのなら、という程度のリストアップです。そしてVEURO VE304は以前試乗させていただいた印象は良かったものの、DUNLOP製品はLE MANS Vの経験上しばらく使った後の性能低下が気になって評価が下がりました。BluEarth GT AE51は身内の車で使った実績があり悪くは無かったものの、PRIMACY 4以上に減りが早いように感じられたため、安ければ考えるという程度の扱いでした。
まずはいける範囲のカー用品店をいくつか回ってみたのですが、特売が出ていたDNA dB V552でも諸費用込みの総額が約7.4万円と、タイヤ価格の上昇が露骨に出てしまっていました。PRIMACY 4では8万円超えが標準です。
そこで少し距離のある、以前PRIMACY 3 STを購入したショップで聞いてみたところ、総額で約6.3万円程度という回答でした。悪くは無いのですが、この店は作業予約が不可で、年末なので混み合っていて早くから順番待ちをしなければいけないというのが大きなネック(今年は29日まで仕事がありなかなか時間が取れないため)で、取り敢えず保留。
ここで視点を変え、ネット販売の店での価格を調べようとAmazonを見ていたところ、Amazonの取り付けチケット対応店に、地元の比較的大手の自動車販売店が追加されていることに気付きました。今まではあまり素性の判らない販売店が多く敬遠していたのですが、これならAmazonもありということで改めて調べてみると、タイヤのみの価格で次のような結果となりました。価格はいずれも4本セットです。
・PRIMACY 4 48,050円
・DNA dB V552 58,080円
・BlueEarth GT AE51 43,520円
・VEURO VE304 59,640円
・REGNO GR-XII 59,160円
これに作業工賃のチケット代8,360円が最低でも乗ってくることを考えると、出来れば総額6万円程度で収めたいと思っていましたので、PRIMACY 4が最有力となりました。強いて言えば比較的近いカーショップのDNA dB V552がかなり健闘しているということは判りましたので、PRIMACY 4でなければDNA dB V552で決まりです。
その後2日ほど色々と調べてみた結果、価格面の優位とこれまで使ってきた実績を買って、PRIMACY 4を購入することに。購入したタイヤは直接作業店に配送され、グーネットの作業予約仲介システムで日時を決定して、その日に販売店に行けば作業出来る形です。そしてその作業が昨日だったので、ここでまとめておくことにします。
摩耗の速さは気になるが、安定した走行性能とそこそこの快適性が魅力
PRIMACY 4そのものの使用感については、前回のPRIMACY 4のレビューに追記していますので、そちらをご覧いただければと思います。
まず、指定時間の少し前に販売店に入ると、既に作業予約の一覧に私の名前が表示されていました。そこで受付に申し出ると、作業工賃はチケット購入済みのため発生しないこと、但しバルブ交換費用と廃タイヤ処分料は希望する場合別途発生する旨が伝えられます。いずれもタイヤ1本当たり330円ということで、どちらも希望ということで計2,640円を作業終了後に払う形となります。
つまり、実際の総額は
・タイヤ購入費用 48,050円
・作業工賃 8,360円
・バルブ部品代 1,320円
・廃タイヤ処分料 1,320円
の合計となるため、59,050円となりました。当初の予定額の6万円にギリギリで収まった形です。
サイドの刻印で大体の情報はわかりますね。2022年37週製造で、生産国はタイとなります。
内周部に刻まれている文字の数が、前の個体よりも増えている気がしますが、直接比較している訳では無いためどこが違うかはちょっと説明出来ません。
新しいだけに、溝の深さが古い方とは全然違いますね。交換前(約1ヶ月前)の状態はこんな感じでした。
そして実際に運転してみての感覚の違いですが、やはりロードノイズがそこそこ下がって、走行安定性が向上したことが実感出来ます。交換前には道に深い轍があるとハンドルを取られる感覚が強かったのですが、交換後は同じ場所を同じような速度で走っても車が全くぐらつきません。
ウェットグリップ性能には既に十分な実績がありますので、順調にいけば2年半~3年程度使えるのでは無いかと期待しています。
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購入金額
59,050円
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購入日
2022年12月26日
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購入場所
Amazon
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