"ThinkPad X200"IBMよりPC部門を受け継いだLenovoが2008年に発売したモバイルノートPC。
X20から連なる12インチクラスでありますが、このX200からはワイドディスプレイを搭載します。
後継のX220と異なりX200/X201は12.1型の液晶を搭載していました。
X200シリーズでは2in1型のX200 Tablet、軽量仕様のX200s、そしてスタンダードモデルのX200がラインナップされていました。
一時代を築いた"Core2 Duo"
このX200の主な構成です
CPU:Core2 Duo P8700
RAM:DDR3 2GB
HDD:30GB
液晶:12.1インチ,1280×800 非光沢タイプ
重量:約1.35kg
標準OS:Windows 7 Professional
X200ではX60までのスクエア液晶を捨てて今どきのワイド液晶を搭載しました。インチ数は変わらずにワイド化したので縦が短くなってしまい、文章作成などでは先代に軍配があがるかもしれません。
個人的にはスクエアよりワイドの方が使いやすいと思っています(`・ω・´)
(3:2のアスペクト比が最高だと思っていますが…)
モバイルノートの完成形
先ほども書きましたが、X200は後継のX220とは液晶のサイズが異なっています。x220の12.5インチに対してX200は12.1インチ。
並べてみるとその差は一目瞭然でX200の方が一回りコンパクトに仕上がっています。
重量も1.35kgと重量級ではないので持ち歩くのに苦になりません。
搭載しているCPUも低電圧版ではなく通常電圧版のCore2 Duoです。Xシリーズの当初のコンセプトである「ハイパワーモバイル」を象徴するような性能です。
さすがに現代の目で見るとやや厳しい物がありますがSSD換装、メモリ増設を行ったら意外と軽快に動作してくれます。
そして何よりもキーボードの打ち心地が最高です。
後継のX220まで続く伝統の7列キーボードを搭載していてとても入力がしやすいです。
先代のX60や後継のX220ともまた違ったキータッチなのですが、個人的には今まで触ってきたノートPCの中では最高の打ち心地だと感じました。
「コンパクトなボディにそこそこの性能、圧倒的に打ちやすいキーボード」これこそモバイルノートとしては究極の姿なのではないかと思います。
現代の技術でこのコンセプトを再現してくれたらとんでもない物が誕生しそうですね(;^ω^)
10年の時を経ても色あせない魅力
発売から12年もの月日が経つX200ですが、歴代のThinkPadの例に漏れず非常に完成度の高い機種です。
当時は賛否両論あったと思われるワイド液晶も気が付けば世間のスタンダードになっているので時代の流れに柔軟に対応したと考えられるでしょう。
先代のX60や後継のX220とも異なる性格を持っているX200には今なお色あせない不思議な魅力があります。
この頃のThinkPadにはどのモデルにも異なる特徴があり非常に面白いです(#^.^#)
天板に「Lenovo」ロゴすらないのがまた印象的ですね。
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購入金額
2,700円
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購入日
2020年02月26日
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購入場所
オークション
名湯さん
2020/03/14
素晴らしい(*´ω`*)
X200はX60をそのまま横に伸ばしたようなデザインで、IBM時代の面影がかなり強いですね。
現行機も完成度はもちろん高いのですが、やはりこの艶消しで角張ったボディには代えられないものがあります。
天板のlenovoロゴですけどX200は付いていてX201から無くなったのだと思ってましたが、こんな個体もあるんですねぇ
それともリファブリッシュ品でしょうか。
Kei0048さん
2020/03/15
X20~X220までは一通り揃いました(#^^#)
LenovoロゴはX220にもついているので逆に無い個体がX200だけかもしれませんね。X201からロゴが変わっているとしたら入手しなければ(使命感)