今回はソニーミュージックの『ハイレゾ楽曲』を支えるために生まれたMDR-M1STとなります。
M1ST発売当時は俺の中で「ハイレゾはまだ先かな。」と思う所があり、M1ST購入は見送っていました。
俺の特に好きなエロゲでOP曲のVoをしているDucaさん、霜月はるかさん、yuikoさんがハイレゾ楽曲を出すまではM1STを買うフラグは「立たない」「立たせない」・・・という予定だったんですが『iBasso DX160 ver2020』を購入したので試しに購入しました。
偉大なる兄、MDR-CD900CBS(=MDR-CD900ST)
偉大なる兄ことMDR-CD900CBS(=MDR-CD900ST)も発売から通算『32年(2020年11月現在)』。 2014年には「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞し、これほど長く生産されるヘッドホンは今後出てこないと思います。
俺が後期高齢者になっても販売が続いていそうですし。
2014年は「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞の受賞」以外にも転機があったそうです。
ソニーのエンジニアさんが「ヘッドフォン祭」に赴き、そこで他社のリスニングモデルの優秀さに驚き、制作する側のヘッドフォンがこのままでいいのかと疑問をいだいたそうです。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1202642.html
ぶっちゃけ、理由はこれだけでは無さそうな気がしています。
2014年段階でのCD900STの基礎設計は『29年前』。
今流行りのハイレゾリューションオーディオの(日本での)旗振りはソニーが主体。
だが、ハイレゾ対応モニターヘッドフォンを自社で出していない。
もしもオーディオテクニカ・JVC・ヤマハ・AKG・センハイザーなどのライバル企業にハイレゾ対応モニターヘッドホンの開発、販売で先を越されたら、、、ヘッドホン開発部門の偉い方々はいい気はしませんよね。
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余談ですが、MDR-CD900STが売り切れ、入荷待ちがチラホラ出ています。
『THE FIRST TAKE』で最も知名度を上げたのは歌手や漫画/アニメでは無く、CD900STかもしれません。
中身はこんな感じです
The 茶箱!!です。 ハイレゾロゴも白黒・・・
念のためコレを買う方・買おうと考えてる方に一つだけ伝えたいことがあります。
『保証期間は一切ありません』
『無料修理期間も一切ありません』
上記2点がM1STを買う上でのお約束となります。
取り出すとこんな感じです。 ちなみにケーブルも箱の中に入っていますのでご安心を。
900ST/7506と同じくケーブルは左出しとなっています。
右利きの人は良いですが、左利きの人はケーブルが邪魔になってしまうかもしれません。
L(青色)、R(赤色)マークが付いているのも先代と同様です。
例えば、AKGやオーディオテクニカだとLR印字はありますが色までは付いていないのでぱっと見でLRを識別するのが出来ません(*特に何かしらの事情でケーブルを外しているとき)。
そういう意味では色での識別が出来るようになっている方が便利だと思います。
MDR-7506(CD900STの兄弟的存在)との違いを見てみましょう。
スライダーの色が変わったこと以上に変化したことがあります。
それは、M1STはCD900ST/7506のように『渡り線』が表面に出ていないのがポイントです。
ちなみに、渡り線は何処に消えたかと言うと・・・
アップにしたものを見ていただくと分かると思いますが、このように埋め込まれています。
渡り線を手で触ろうとしても触ることが出来ませんので、一般人からすると断線のリスクは大幅に下がったと思います。
他に変わった箇所と言えば以下の3点です。
①、ケーブルが着脱式に変更(3.5mm4極プラグ)
②、ヘッドバンドクッションを厚めの物に変更
③、イヤーパッドが厚みのある耐久性と装着感が良さそうなものに変更
音楽プレイヤーでの使用も念頭に置いた仕様
成田のサウンドハウスのHPで「モニターヘッドホン」部門TOP10の仕様をまとめてみました。
M1STは、ヘッドホン自体の重さ(*ケーブル除く)が215gと他社よりも1割程度軽いのが俺の中でポイントが高いです。
夜にゲームやるときはヘッドホンを付ける派なのですが、長く付けていると首が痛くなります。 ヘッドホンが軽ければ、多少緩和されるので軽いのはありがたいんです。
次に、我が家で頑張ってくれているイヤホン・ヘッドホンとの比較表を作ってみました。
音楽プレイヤーにはIER-M7を使っていますがM1STとインピーダンス値が同じなので『音量の調整』など面倒くさい作業をする必要が無いのです。
例えば、IER-M7を使った後にMDR-7506を使おうとすると音量の調整(音量を20から40まで上げる必要がある)をする必要があります。案外コレが面倒くさいんです。
プレイヤーの操作画面を呼び出して音量調整して、ズボンのポケットまたはカバンに入れる。何回もやるとかったるいこと極まりないです。
なので最近は音量の調整をする必要が一切無いM1ST/IER-M7を使用する事が殆どとなっています。
インピーダンス・感度共に同じなら殆ど調整する必要がありません。これほど楽なことがありましょうや。
標準プラグだと使いにくいのでリケーブル(バランス化も出来るよ!!)
標準プラグのままだと音楽プレイヤーで使いにくいのでカットしました。
出来上がったのはこんな感じです。
腕に自信があるならば好きな線材を買ってきてバランスケーブルを作る、どこかの業者に作成を依頼するという手もあります。
俺は作るのが面倒くさくなったので依頼しましたが、好きな方はリケーブルしながら楽しむことも出来ます。リケーブルするならばヘッドホン側にロックをかけられる機構付きのプラグの方が外れる危険も無くお薦めです。
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購入金額
33,333円
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購入日
2020年08月頃
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購入場所
ヨドバシAKIBA
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