フォノカートリッジ AKG 「P6R」
オーストリア・AKG社製のMI型カートリッジです 発売は1977年
AKGというと昔はマイクロフォン、最近はヘッドフォンで有名です。このカートリッジは以前2回入手してますが、いずれも全部のコイルが断線しており再生音を聴いたことが有りません 今回左チャンネルだけ音が出るカートリッジを半ばあきらめ気味に入手しました。
P6Rはシリーズの中では末弟製品でした 発電方式はMI(MOVING IRON)型で、MM型の一種です。
形状がやや変わっていますが、ヨーロッパ調でしょうか? 尚、MI型、IM型と似たような言葉でカートリッジがあります MI: MOVING IRON , IM: INDUCED MAGNETの略号です。
個別にシリアル番号が刻印されています(P6R文字の下)
ヘッドシェルのリード線を繋ぐ端子です 色付けは手で行っていたようですね
今回の針の状態 オリジナル針でダイヤチップに金属台の0.7ミル接合丸針です
初期の状態が判らないくらいになってますね 先端は摩耗気味?
丸針で針圧は2~4gです 最適は3g
なかなか面白い構造です(詳しくは過去のP6R登録品をご覧ください)ヘッドシェル取り付け穴が先端にしか無いので(形状的に中央は無理)ヘッドシェルの先端側に取り付けることになります 下げて取り付けると端子、ピン、リード線が当たります オーバーハング調整が出来ないこともあるでしょう
今回のカートリッジの針は生きていました(*´ω`) 黒ずんでいますけどね
カモノハシ? N-700系? 取り付けネジが先端でも、梁構造で後部が浮き上がることは無いです
カートリッジに付いていたレコード針で再生 ゴムダンパーがドーム型で其の所為か
周波数特性も低域で波打ってました 偶然かもしれませんが。
別機種:カンチレバー折れで針を移植 こちらは低域の波うちは無かったです
~音質は~
音質は(左CHだけですが)再生音が突き抜けないですね 低音もそうですが、高音も繊細な音が出ないです この為、臨場感なる再生音とは言えないですね 低音も出ますが、ボンとなる感じです VICTOR Z-1はドィ~ンとなるなら、P6Rはボンという感じですね 振動に制動が掛かっている感じもします 低音の鳴り方が単調と言えますが、これは高音もそうで高音の伸びや振動が弱いですね
ダンパーがゴム製でドーム型でしたので軽くは振動しないとは思っていましたが期待通り?でした
面白いデザインで興味が有ったのですが再生音は残念な結果でした。
過去の登録品 断線ですべて音出ませんでした
今迄やったことが無になるので、3度目に挑戦してみました
今迄2回入手...コイル断線ばかり...
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購入金額
4,000円
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購入日
2020年頃
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購入場所
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