レコード関連のアナログオーディオのパーツです レコード再生する時、フォノカートリッジで再生しますがMC(Moving Coil)タイプカートリッジは再生時の電圧が0.3mV位と低いので、これらのトランスを使って10倍 3mV位に増幅します 例外もありアンプにMCアンプ内蔵のものや、再生時の電圧が高いMCカートリッジは必要ないです(MM型カートリッジは一般的には3mV位です)
SATIN M-117 MCタイプカートリッジですが昇圧トランスは必要ないです..(>_<)
増幅が必要なもの
MCカートリッジ昇圧トランスです フォノカートリッジにMCタイプのカートリッジがありますが
MOVING COILの名前のようにコイルの巻き数を多く出来ないので一般的にカートリッジの起電力が
MM型カートリッジに比べ1/10くらいです 0.3mV位しかありません このためトランスで増幅するか、専用アンプを使うかです (MCタイプでも高出力タイプもあります その時はトランスなどは不要です)
今回の昇圧トランスはFidelity-Research 社(FR社)が70年代に発売されたものです 45年くらい経っている製品です 現在この手のものはメーカー品では製造されていないので中古で求めることになります オークション等でも結構良い値段で取引が行われています。
(マニア向けには現在でも販売されているものもあるようです 価格が高いですが....)
前面の摘みには PASS-10Ω-30Ωと表示が有りPASSはスルー、低出力MCカートリッジは10,30の
どちらかに切り替えます 通常は30Ω....10Ωにすると増幅しますが音が小さくなります
レコードプレーヤー出力コードをトランス後部の入力端子に接続し、下画像のコードをプリメインアンプのフォノ入力端子(MM型端子)に接続します 高出力MM型カートリッジを使うときはPASSに
切り替えます。
定格 ( netで情報取得しました)
型式 昇圧トランス
1次インピーダンス 10Ω、30Ω、PASS(切替)
2次インピーダンス 12kΩ
負荷インピーダンス 47kΩ~50kΩ
昇圧比 10Ω:31dB(36倍)30Ω:26dB(21倍)
周波数帯域 20Hz~30kHz 歪率 出力2Vrmsまで測定誤差中に入り判別せず
外形寸法 幅64×高さ64×奥行105mm
内容が一部自分のモチモノ・ケーブルと重なります
中古で購入時、太いケーブルが付いていました 音は大丈夫なのか、お店に聞いたら問題ないとの事
実際のモノを見たら結構太いケーブルで取り回しが面倒そうと思いました で、後部のケーブル通過
穴に合わせたケーブルを購入して加工しようとしましたが、前面のツマミが抜けずケーブル加工を諦めました。
出力ケーブル交換前 というか購入時状態 マイナスネジとか古さ満載
黒いケースはプラスティック製ですが内部は金属のケースでがっちり作られています
今回のものは中古でケーブルが難ありでしたので交換しました 音は正常にでています。
左が加工されていたケーブル 右は今回交換分
前付いていたケーブルも年季が入っていてずっと此の儘で使われてきたようです 普段コードは切れないと思うので音質で交換したみたいですね 目だって変わらないと思いますけどね
殆ど動かすことは無いのでこの接続で大丈夫と思います
入力電圧がかなり低いので端子部など金メッキ仕様が欲しかった
最近はプリアンプのヘッドアンプを使っているんので使用休止してます
2016-09-25 追記
プリアンプのヘッドアンプ使用時と当MC トランス使用時でどれ位差が出るのかチェックしてみた
条件FRT-3(Z=30Ω) VS TA-E86 HEADAMP(Z=40Ω)カートリッジ :ENTRE EC-1 PS-2510
ソースは東芝EMI SKS-106 『天使の落書き』 その差は微量ですが高域で若干違うようです。
波形はコピペして有ります コピペなのでレベル差は気にしないでください
2016-10-24 追記 出力コード交換
全面の回転ツマミは1.4m/mのLレンチでビスを外さないとトランス本体が取り出せません 1.5m/mのLレンチをヤスリで削って1.4m/m相当にして使用します。
ケーブル交換後 信号を2本で出力するとハムが乗ります その後単線に改良しました
アースの共有はハム音が出ます ↓
シールド線2本でL,R分けて、シールドのアースを別にして出力したほうがハム音が乗らないです 駄目な例です(アース共通)↓
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現在オーディオケーブル交換中 2016-12-13
2016-12-14 ケーブル交換終了
信号線でループになっているようで(アースもL,R共通) かなり低いレベルでハム音が出ていました
そこでケーブルを交換しなおしてみました 出力ケーブルは1本だけ通過できる穴でしたので2本分の
穴に加工しました
ケーブルはCANARE ( カナレ ) / GS6 ,プラグはNEUTRIK(ノイトリック)REAN(リアン)NYS352G
1.4m/m Lレンチへの改造法
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購入金額
0円
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購入日
2015年07月09日
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購入場所
mr_osaminさん
2015/08/06
トランスは長持ちするので経年劣化も少ないと思います。
こまめにメンテナンスしてあげれば。
どうぞ大事にお使いください。
タコシーさん
2015/08/06
ありがとうございます
トランス系は長持ちしますね カートリッジもそうですが(交換針以外は)...
丁寧に扱えば長持ちするパーツですね
フェレンギさん
2016/03/06
当時、良く流通していたもので、もしそうなら、私は未だに手元にあります。
使っております。
硬いでしょ?
タコシーさん
2016/03/06
取り外したケーブルは MOGAMI NEGLEX 2505 ですね 径(8m/m)もあり硬いですね
このケーブルは芯線が1本でなく、細い銅線が同軸上?に或るものです
真ん中はシリコン樹脂かスチロール樹脂みたいです 中心に線は無いです
このMCトランスはケーブル取り付け部が加工してあり、半田付けもイマイチでしたので
ケーブルを交換しました オーディオ信号というか電気信号は導体の表面数パーセントの
処を流れて、中心部には流れないということらしいです であれば、細い線で面積を取ったほうが良いのかもしれません まあ私の装置(耳も含めて)があまりよくないのでその差なんて判りませんけどね(>_<)...