2020.10.05 「総評」追記
何度かこちらで書いていますが、Pebbleの買収により
スマートウォッチ難民になって久しいですが、見た目とそこそこのバッテリーのもちに期待し「Galaxy Gear S3」を使ってみたり
更なるバッテリーのもちを期待しスマートバンドを使ってみたりしたのですが、
どうしてもしっくりきませんでした。
というのも、スマートウォッチのメインは時計なのですから、電池は放っておいても最低でも一週間はもって欲しい。
そして折角スマートウォッチなのですから、スマホとの連携でメールや SNSからの通知が見易い方が良い。メールならタイトルとメールの先頭数行は確認したいところ。
「Huawei Band 2 Pro」はそこそこ要件を満たしてくれたのですが、どうしても見た目が許せませんでした。
やっぱりスマートバンドであって、スマートウォッチ(時計)ならば見た目も気にしたい。
それこそ、「Galaxy Gear S3」の見た目と機能で「Huawei Band 2 Pro」並みの電池のもちだったら全く問題なかったのですが...
という事で、自分にとって納得のいくスマートウォッチ探しの繋ぎ的な存在として購入したのが本品「Amazfit BIP」でした。
以前よりネットでは知っていましたが、ガジェット好きの友人が 2018年の夏頃に使っているのを見た時には遠目で〇ップルウォッチと見間違えました。もっとも近寄ってみたら全然違うんですが、私が購入してから装着していると詳しくない人はみんな「それ〇ップルウォッチ?」と聞いてくるので面白いですね(^^;
その時に友人に使い勝手など聞くと 1ヶ月は充電せずに使え、メニューは英語ながらも日本語のメール等もしっかり通知出来ているとの事。
更に驚いたのが他のスマートウォッチは省電力の為に普段は画面は消灯しており、画面を自分に向ける(腕を振る)と画面が点灯するというものばかりですが、Amazfit BIPは常時点灯してこの電池のもち時間なのです。
かなり購入に傾いたのですが、実際の造りの安っぽさとこの時点でクラウドファンディングで支援していたスマートウォッチがリターン品として届く予定でしたので、購入には至りませんでした。
しかし、その後クラウドファンディングでは遅延の連絡が続き 11月になり支援品が届くまでの繋ぎとして購入する事を決めました(結局、支援品は現在に至るまで未だ届いておりません...)。
当時はまだ Xiaomiの日本法人など無く Amazfit BIPを販売する正規代理店は無く、通常手に入れるには海外通販しかありませんでした。
そして当時ちょうどセールを行っていた GearBestにて 11月9日に注文し、12月17日に手元に届いたのでした。
【特 徴】
先に書いたように大きな特徴がバッテリーのもちの良さです。
販売ページにある”45日間使用”は、
(ランニング一回(30分前後)/週、100通メッセージ/日、ディスプレー明るさ10%の場合)
となっています。
使い方によっては2ヶ月以上バッテリーがもったりもしました。
ちなみにGPSを連続使用した場合は 約22時間となっています。
そしてもう一つ大きいのが常時点灯でしょう。
自分に向けた時だけ点灯すれば良いのではと思うかもしれませんが、誤動作を防ぐため身体を起こしている状態で時計を自分に向けた時だけ点灯する様になっているものも多く、寝転がっている状態で時計を自分に向けても点灯しないという事がよく発生します。
(安物だと振れば点灯するものがありますが、高級なものほど自分に向けた時だけ点灯する様になっているため、この様な事が発生します)
普通ならば常時点灯させる事で電力を消費し電池のもちが常用に堪えないですが(Galaxy Gear S3では、それでも二日近くもちます)、常時点灯で30日以上も電池がもつのは異常なほどです(^^;
ただしその分画面は暗めで外や室内でも明るい所では見易いですが、暗めな場所ではとても見辛くなってしまいます。その場合は、バックライト機能があるのでサイドのボタンを押す事で画面全体にバックライトが点灯しハッキリ見る事が出来ます。
そして心拍センサーをはじめ、三軸速度センサー、磁気センサー、気圧センサー、GPSを搭載しており、機能的には高級スマートウォッチに引けを取りません。
防水防塵は IP68となっています。
スマートウォッチ単体で使える機能には
・アクティビティ
屋外ランニング、トレッドミル(屋内ランニング)、サイクリング、ウォーキング
・天気
・アラーム
・タイマー
・コンパス
があり、ランニング時にはスマホと連携させる事無く GPSデータまで記録する事が出来、後でデータをスマホと連携させる事が出来ます。
もちろんスマホの通知機能にも対応しており、メールや SNSはもちろんのこと専用アプリから通知を受けるアプリの取捨選択も出来ます。
機能だけ見るとかなり良さそうなのですが、Pebbleと比べると見た目以外に独自アプリしか無い事と盤面も独自に用意されたものしか使えないのがちょっと残念です。
もっとも私の場合は使い始めると決まった機能、盤面しか利用しないので、繋ぎと言いつつ見た目以外ではかなり気に入っていました。
【外 観】
箱に入っていたのは本体と専用充電器、簡易説明書だけです。
ベルトはシリコン製で
ベルトは簡単に外す事が出来ます。
画面はタッチセンサーになっており、物理ボタンは右側面に一つ付いています。
重量はベルトを含め実測 30gしか無く、とても軽いです。
それこそ着けているのを忘れるくらいですが、その分ポリカーボネート製の本体に高級さは感じられません。
私などはビジネスの場には相応しくないと感じてしまうのですが、人それぞれですね。
【初期設定】
Amazfit BIPを使うにはスマホは必須で、専用アプリは iOSとAndroidに対応しています。
今回うちでは iPhone 6sで利用しました。
APPストアから「Mi Fit」をダウンロードしてきて起動させます。
※以下、アプリ画面は 2018年12月時点のものであり、現在はバージョンアップされ
一部画面が変わっております
「Mi Fit」を利用するにはアカウントを作成する必要があり、facebook等のアカウントも利用出来ますが、今回は Miアカウントを新規作成しました。
(現在はパスワードを忘れてしまった事もあり、Googleアカウントで作り直しています(^^;)
必要事項を記入していき
[Submit]ボタンをタップすると指定したメールアドレスに確認メールが届きます。
メール内のボタン(リンク)を開く事で、アカウントが認証されます。
個人情報などを入力していき
続いて連携させるデバイスを選択します。
「Amazfit Bip」を選択するとデバイスの検索が始まります。
スマートウォッチの画面で[✓](レ点チェック)をタップします。
続いて各種アップデートのダウンロード、スマートウォッチでのアップデートが行われます。
アップデートが完了すると初期画面に移ります。
【アプリ設定】
「Mi Fit」アプリで「プロフィール」画面の「マイデバイス」から「Amazfit Bip」を選択する事で各種設定が行えます。
以下、各項目の設定画面です。
【スマートウォッチの操作】
ほとんどの操作は画面のタッチ操作で行え、側面のボタンは「戻る」操作やバックライトの点灯で使用します。
まずは操作の様子をご覧ください。
基本的な操作の流れは、メイン画面で上方にスワイプ(下の画面を出す)すると通知を見る事が出来ます。
メールはタイトルでは無く、内容の一部迄いきなり表示され、画面切替毎に通知が切替わります。
下方にスワイプすると「DND」の ON/OFFが表示されます。
「DND」の詳細説明が無く予想ですが、「座り過ぎ通知」にある「Do Nor Disturbモード」の事と思われ、指定時間の間通知をしない設定の事と思われます。
左にスワイプ(右の画面を出す)とステータス、アクティビティと変わっていき、その画面でタップすると対応した画面が出てきます(階層を下がる)。
アクティビティ等対応画面が複数ある場合は更に左にスワイプしていく事で画面が切替わります。
右にスワイプしていき、最初の画面に戻った状態で更に右にスワイプする事で前の場面に戻ります(階層を上がる)。
ボタンの押下では、どの画面でも前の画面に戻る事が出来ます。
ちょっとこの辺が独特な操作で、慣れるのに少しかかるかもしれません。
次の画面はしばらく盤面変更でしばらくメインで使用していた盤面です。
ボタンを押下しバックライトを点灯させたところです。
【アプリ操作】
Amazfit BIPの利用を開始すると、「Mi Fit」アプリを起動させる度に Amazfit BIPと同期を行い、アップデートの確認とAmazfit BIP内のデータの転送が行われます。
この時ファームウェア等のアップデータがあると自動でダウンロードされ、Amazfit BIPでアップデート迄行われます。
ですので、「Mi Fit」アプリを起動するだけで知らぬ間に最新状態になっており、いつの間にか画面の一部が変わっていたなんて事も発生します。
「アクティビティ」画面では、行なった各アクティビティの詳細と GPSデータが付随すれば GPSログを見る事が出来ます。
真ん中のウォーキングデータの詳細を見てみます。
結構正確にトレースできています。
「プロフィール」画面の全項目です。
見た目が許せればとてもコストパフォーマンスの高いスマートウォッチです
所々過去形で書いていたのは、現在メインで「Huawei Watch GT Classic」を使っているためです。
Amazfit BIP購入後到着を待つ間に「Huawei Watch GT Classic」が発表され、すぐに購入しほぼ同時期に手元に届き、数か月使い比べた結果 2週間は電池がもち見た目のカッコいい方を取ったのでした(^^;
見た目以外にもアクティビティに水泳やエアロバイク等多くのスポーツに対応していますが、他は機能的にはあまり変わりません。
「Huawei Watch GT Classic」は発売直後で 27,950円で購入しており、ハッキリ言って価格差程の違いは無く、見た目が許せれば Amazfit BIPの方が断然買いでしょう。
この辺は何を重きに置くかなので、一概にどれが一番良いとは言えないでしょう。
今回レビュー内で書いていた様に、「Mi Fit」アプリを起動させる度にアップデータの確認が行われるのですが、結構アップデートの頻度が多く当初購入した時よりも日に日に使い易くなっていた事を覚えています。
そして今回レビューを書くに辺り「Mi Fit」アプリと同期させると今回もアップデートが行われ、ファームウェアが v1.1.6.38になっていました。
盤面の種類が変わったのか、一番時間の見易いこちらに盤面を変えてみました。
(スマートウォッチとして使っていなかった間は置時計として単体で使っていました。驚異的なのはこの間スマホから通知は受けていたのに 2ヶ月以上電池がもっており、しっかり記録しておけば良かった)
そして一番大きな変化はスマホ内のメニューが全て日本語化されていた事です。
人に薦めるにもほとんど障害が無くなってます!
ただし、スマートウォッチでいろんなアプリを使いたいとかスマホと連携して通話したいとか、音楽を聴きたいなんて事は出来ませんのでアシカラズ(方向性が違います)。
ずっと高級感が無い(安っぽい)と書き続けてきましたが、ベルトは一般的な 20mm幅のベルトに対応しているので、高級なベルトにしたらありかな。
2020.10.05 追記
「使い方によっては2ヶ月以上バッテリーがもった」と書いたけど、証拠画像が無かったなぁと探してみたところ途中経過ですがスクリーンショットを撮ってました。
トレーニングには使わず、アプリ通知のみ使用していた時に、44日間使って 38%の残容量。
結局 2ヶ月半以上使えていたけど、他から見栄えの良いスマートウォッチでこの位電池の持つのが出て欲しいね。
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購入金額
5,708円
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購入日
2018年12月17日
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購入場所
GearBest
toshi_wanganさん
2020/03/02
GPS搭載で、その価格は、激安ですね(^^;;;;;;
どうしても、GPSを搭載しちゃうと、本体価格が高くなりがちですが、
ウォーキングやランニングには、軌跡の確認はしたいところですから、
GPSは欲しい機能ですし。
HUAWEI Watch GTのレビューも、楽しみに待ってます!(実は、私も…(謎))
atsuo@tokyoさん
2020/03/02
ちょっと前の安いスマートウォッチだとスマホと連動させ一緒に
持ち歩かないと GPSのログは残せませんでしたからね。
ランニング等で単体で使えるというのは強みですね。
常時点灯でいつでも確実に時刻の確認が出来るし、充電は
忘れた頃にすれば良いし、ほんと十分メインで使える
スマートウォッチなんですけどね。
ただ面食いなんで結局 HUAWEI Watch GTが今のところ
一番のお気に入りです(^^
mickeyさん
2020/03/02
あとベルトが交換できるのは自分的に
良い点かと。スマートブレスレットを
使っているのですが、どれも1年ぐらいで
ゴムバンドが切れてしまいます(^^;
atsuo@tokyoさん
2020/03/02
2週間は HUAWEI Watch GTの方で、本品はよほど GPSを
動かしっぱなしにしなければ 1ヶ月はもちますね。
シリコンベルトをずっと付けっぱなしにしていると、
Huawei Band 2 Proのレビューで書いたように汗疹が出来て
かぶれてしまうので早々に交換しました。
その時には高級志向にする気は無かったので、逆に軽くて
とにかく蒸れ無さそうなモノとしてナイロンベルトに
しました(添付画像)。
おかげでベルト部分は被れず更に軽くなって良かったのですが、
結局本体裏の部分がかぶれてしまうので、結局外出時や
トレーニングを行う時だけ装着する様になりました。
これは HUAWEI Watch GTになっても同様ですね。
睡眠状況や心拍を測れるスマートウォッチって、
四六時中装着しているイメージなんだけど、みんな
かぶれる事無いのかなぁ?
私が肌が弱すぎるだけなのかなぁ..
toshi_wanganさん
2020/03/02
スマートウォッチ&スマートバンドで、装着部分が蒸れて被れる現象
痛いほど判ります(^^;
長い時間装着しても蒸れないバンドって、メタル系になるのかな…なんて
頭の中に想いうかべてます(^^;
mickeyさん
2020/03/02
四六時中着けていますがベルトでかぶれたことは
無いですね。
ただ、ベルトの穴は緩めに通常より1個多めに
とって着けています(^^)
atsuo@tokyoさん
2020/03/03
おぉ、私だけじゃなかった(^^;
メタル系だと確かにシリコンバンドよりマシなのですが、
やっぱり 3日くらい着けっぱなしにしておくと大変な事に。
机に座っている時などに時々外してやり、ベルトの方も
清掃とかしっかりすれば大丈夫なんでしょうけど、
常に心拍を取っているので外すタイミングを逃しちゃう
んですよね。
atsuo@tokyoさん
2020/03/03
そっかぁ、大丈夫な人は大丈夫なんだな。
確かにベルトを緩めにしておいた時はかぶれにくいのですが
スグに動いちゃうので逆にピッタリするように装着してます。
それこそ外した後にベルトの穴の跡や本体裏の凹みとかの跡が
腕に付いちゃってます。
うーん、キツ過ぎなのかなぁ。