ビクター MD-1016 フォノカートリッジ
1970年代のビクター社ベルトドライブプレーヤーに付属していたMM型フォノカートリッジです ブログなどでは音が良いと人気があります
ビクター社カートリッジZ-1S(ビクター社ダイレクトドライブプレーヤー時代)などと同じグランツ社のOEM製品です 交換針は元は4種類有りますが、現在はDT-33系は丸針、楕円針6種類?になってるようです 元はDT-33S, 33H ,33G(各丸針、楕円針) , 4DT-1X (シバタ針CD-4対応)交換針の種類が多くて判り難いです ポップス、クラシック、CD-4の用途別のようです ビクターは音楽ジャンル別に交換針を売ろうとしたのでしょうか...
針の黄緑色はDT-33S 今の補修針はA'PISさんで5種類あります JICO社7種類?
VICTOR社のオリジナル・ヘッドシェルです
このヘッドシェルは普通のものより若干お金が掛かっています
グランツ(GLANZ)社はVICTOR以外のメーカーにもカートリッジをOEMしてます 針の形を変えて
違う型番でOEMしてますね ベルトドライブ時代はMD-1016で、ダイレクトドライブになるとZ-1SなどのカートリッジでOEMしていたようです MD-1016やZ-1Sは発電機構は大きさが違うので違う?とは思いますけど、当時は発電機構は同一でボディ形状を若干変えて違った製品として他社にOEMしてた訳です
オークションで入手物ですがカンチレバーが上を向いています(2個下のネット画像と比較の事) ヘタリなら判りますが針先を引っ掛けて上向くのは疑問で針をレコードに降ろしても位置が高くて困ります こういう曲げ方も中々出来ませんが...
40年近いものですから仕方ない面もありますが...
↓正常品 : ネットでの画像 此方はカンチレバーが曲がっていません
針の差込部は円形です
以下は針曲がり状態(若干手で修正しましたが)での再生状態です。
音質は割と端正?です 針を交換して調べてみたいです 現状の針では音の粒立ちがいまいちかなと思います レンジが狭いというのと再生音が緻密でなく硬めな音です。
古い時代のカートリッジに感じます....針を変えれば直るのかな....GLANTZのカートリッジですが後発のZ-1S(Z-1ED)が音は良いですね
針の所為かも知れませんが再生してみると音が硬い感じはします 再生SWEEP周波数特性
メリハリがあまり無い音で元気が無い感じです 基本性能は良いと思いますが...
その後、針の曲がりを手動?で直してみました....
針を修正後の感想....
音質は高音---普通 、 低音---出ますが重低音ではない...どちらかと言うと低音寄り...
当時(75年頃)としては高音質だったと思いますが周波数レンジが広い訳ではないですね
POPSなどは聴き易いです オマケですからこれ以上は自費で上位グレードのカートリッジを
購入と言う状態だったのかもしれませんね。
此れは?
序でながら手持ちの6種類のカートリッジのF特を採ってみました。
グラフを見ると....Z-1ED(V-1EDと為ってますが(・´з`・) )とMD-1016のグラフがそっくり....
カートリッジの発電エンジンが同じでないのかなあ...流石OEMです ピーク画像拡大ありですよ...
(曲名は「天使の落書き」東芝EMI SKS-106)
2019-11-30 最終版SWEEP波形 NON-RIAA HEADAMP使用
此方を使用
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購入金額
4,000円
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購入日
2017年07月頃
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購入場所
フェレンギさん
2017/07/30
この製品とほぼ同じものを所有しておりました。
初めて買ったレコードプレーヤーがビクター製で、CD-4対応カートリッジ標準装着のベルトドライブだったんです。
スタイラスカバーの黄緑は記憶にありませんが、白くて四角い筐体やヘッドシェルに見覚えがございます。
懐かしく拝見いたしました。
タコシーさん
2017/07/30
このカートリッジに白色のシバタ針4DT-1Xを装着するとCD-4対応の4MD-1Xと言うカートリッジになるようです http://audio-heritage.jp/VICTOR/etc/4md-1x.html
合理的な設計ですね CD-4は私もやったことが無いので詳しく知りませんがスピーカーマトリックスはやったことがあります アパートでは五月蝿くて無理でした...(・´з`・)
S&Gの「バイバイ・ラブ」はSPマトリックスで効果があるなんて聴いてやってましたね オーディオ雑誌からでFMfanなどだと思います。