最近新たに入手したカートリッジのために用意しました。これまでこのシリーズは何度となく使ってきていますが、実売価格に対するクオリティの高さは群を抜いていると思います。
シリンダー部の素材以外は同等な、AT-LH15/OCCもこれまでに何度もリピートしている製品です。
先日オーディオテクニカのヘッドシェルとしては久々の新製品として、貫通型のネジ穴を持つAT-LH/Xシリーズが発売されましたが、こちらは従来のAT-LHシリーズよりもかなり高くなってしまい、リード線も取り敢えず添付されてはいるもののさほど良いものではないようです。
その点、従来のAT-LH/OCCシリーズは剛性が高く、殆どの場合に不都合を生じない性能を確保していて、リード線も単売品のAT6101相当が装着されていながら、実売価格が5~7千円程度と割合手頃に収まっているのです。
勿論、ヘッドシェルも安価なものであれば新品3千円前後で買えるものはあるのですが、出来の悪いものはカートリッジの性能を大きく殺してしまうこともあります。実際、以前レビューを掲載したDENON DL-103Dではオーディオテクニカの最廉価モデルであるAT-LT13aに移して、リード線をAT6101に交換しただけで音質が大幅に向上したと言うこともありました。
今回新たに入手したカートリッジは、ある程度音質に期待して購入していますので、やはりAT-LH/OCCシリーズが相応しいだろうと思い、追加購入したわけです。
今でも内容の割には充分安い
以前から何度も使っている品ですので、今更ではありますが一応実物を確認しておきましょう。
実物は小さいものなのですが、配送の都合でしょうか。大きめのダンボールの中にこのような形で収められていました。
外箱はオーディオテクニカ製ヘッドシェル共通のものですが、この製品の場合には「PCOCC technihard」という金色のラベルが貼付されています。technihardというのはこのヘッドシェルの素材名であり、特殊アルマイト加工を施すことで通常のアルミ素材よりも硬度と剛性を向上させているとのことです。
リード線は単売品のAT6101と同じものが装着済みとなっています。一般的な添付品よりは品質も上であり、まずカートリッジはこれで使ってみて、他のリード線が必要か否かを判断すれば良いでしょう。やや素っ気ない音質傾向ではありますが、下手に個性の強いリード線を使うよりはカートリッジの持ち味を素直に引き出してくれます。
装着したカートリッジについては、また後日改めて取り上げたいと思います。
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購入金額
5,240円
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購入日
2019年07月06日
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購入場所
ビックカメラ
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