ファイルサーバー兼録画サーバーとなっているMini-ITX PCには、現在OS起動用のSSDの他に6TBのHDDを2台搭載しています。
しかしTVの録画に頻繁に使い、最近ではレコードから起こした24bit/88.2KHzのWAVファイルも多数保管するようになってくると、この計12TBという容量が心許なくなっています。録画データは重要なもの以外は特にバックアップも取らず、壊れて消失したら仕方ないという程度のスタンスですが、毎年のようにHDDを入れ替えているためか意外と故障には遭遇しません。ちなみに音楽ファイルの方はメインPCで作ったデータをコピーしていて、メインPCにもそのままファイルは残しているので二重化はされています。
ただ、どちらも残り容量が700GB程度となっていますので、そろそろ増量を兼ねた入れ替えをしなければいけない時期でした。以前は単に保管しておくだけなら8TBのSeagate ArichiveHDD ST8000AS002が2万円台中盤まで下がっていた時期があったのですが、ファイルサーバー用としてはさすがにどうなのかと考えている内に円安が進み、HDD全体が高値となってしまったため、入れ替え時期を逃していました。
最近になってようやくSeagate製の小規模NAS用HDDとなるIronWolfの8TBモデル、ST8000VN0022が3万円台前半まで下がってきましたので、適当な時期を見計らって購入したのです。結果としては買い時を誤った訳ですが…。
Amazonのタイムセール品で茶箱入りですが、取扱代理店はシネックスで、保証もしっかりとしています。
Seagateの新シリーズで採用されたラベルデザインですね。「IRONWOLF」の文字の下に小さくNASと文字が入っているのはご愛敬でしょうか。
データドライブとしては十分すぎる速度
今回は運用先となるPCに、eSATAで接続しました。マザーボードはASRock H77M-ITXです。
早速ベンチマークテストの結果を見てみましょう。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
シーケンシャル速度はリード・ライト共にかなり優秀な数字が並びます。240MB/sは今までSerial ATAのHDDで見たことがない数字です。むしろSATA 3Gbpsの上限が見え始めているという速度ですからね。少し前まではSSDを使わなければとても見られない数字でした。
4Kランダムは読み出しこそ平凡な数字ですが、書込では3MB/sを超えていて、これもなかなか見事な数字です。8TBクラスの中でも特に安価なST8000VN0022がここまでの数字を出すとは予想していませんでした。
実は現在元のHDDからデータを転送中なのですが、HDDスタンドで使っているにもかかわらずさほど騒音は気になりませんし、静音性能もまずまず良好でしょう。
後は信頼性が大事な要素なのですが、こればかりは長期間使ってみて初めて結論が出るものですので現時点では何ともいえません。
少なくとも性能的には安価であることを気にする必要はなく、最新のHDDらしいものです。8TBクラスとしては最もコストパフォーマンスに優れる1台といえるでしょう。
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購入金額
32,567円
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購入日
2017年02月23日
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購入場所
Amazon
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