このレコードはピックアップカートリッジの周波数特性を測定するためのレコードです。B&Kの測定システムを用いてB&K2305ペンレコーダーで特性を記録するための物です。
元はB&KのQR2009という周波数レコードの置き換え品がTRS-1007でCD4やUD4などデスクリート型4chレコードを再生する為の4chカートリッジの特性を測るためのレコードがTRS-1005です。
国内外殆んどのピックアップカートリッジを販売する会社はどちらかのレコードを用いて測定チャートを商品へ添付しています。
B&Kの専用プリアンプにCR型イコライザーで低域のみ3180μsecの時定数が有り高域はフラットです。
あくまで特性を測定する為の物で音楽を再生する為のアンプでは無いので高域を補正する時定数が入っていません。
音楽レコードを再生すると高域が持ち上がっているのでせわしなく針が動きます。
一般の方がこのレコードを再生するときはCR型で高域フラットのEQアンプを組むか、コルグのDS-DAC-10Rか、Nu-1を用いて完全フラットでPCへ取り込み低域のみ波形ソフトで補正したほうが正しい特性が測定できるかと思います。
通常のRIAA特性等高域を持ち上げた特製のEQアンプで取り込み、逆EQで高域を下げるという方法でも相対的に正しく測定できそうですが再生時に高域を持ち上げてしまうとレコードの記録時に高域を持ち上げて記録していていない物(周波数特性測定用レコードの多くが)をこの方法で取り込むと位相の回りが発生し正しく相関関係が出ないはずです。
波形ソフトでEQを構成する事では位相の回りは起きませんがRIAA特性を持ったアンプを通すことにより位相の回りが発生しますので正しい測定が出来ないことが考えられます。
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購入金額
0円
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購入日
2019年08月05日
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購入場所
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