製品保証期間10年、SATA3接続SSDでは最強性能という触れ込みで登場し、一時期かなりの人気を誇った高速SSDがこれ。
現時点においても、SATA3系では最速の製品ということで、システムドライブ用として導入。
ただ、東芝HG5-512からの換装なので、数値的には微増でしかない。
それでもなお、本製品を導入した理由はただ一つ。
480~512GBのSSDとしては、高速SSDなのに安価だという点。
240GBの製品はSamsung 850系を除いて、SATA3接続SSDで最高値の部類(13000円超)なのだが、480GBの場合は実売21000円と512G/TLC-SSDと殆ど同価格帯か、それ以下となる。
安価で大容量で高速ということで、M.2等を除けば割と良い選択肢と言えるだろう。
中身はスペーサーと保証書のみ。
マウンタなどは付属しないので、3.5inベイに装着する場合はマウンタを別途に調達する必要あり。
製品の耐久性に自信ありということで、ほんとに10年保証付き。
ただし、国内代理店であるケミックのこのシールがない製品については、日本だと10年保証の対象外になる模様。
ちなみに、並行輸入版でもケミックの保証シールがあれば、国内正規品と同じ扱いになるそうだ。
ガチに早い・・・・らしいですよ(涙)
タイトルの時点でネタバレなので先に書くが、この製品はAMD環境だと最高速度で動作しない。
SATAコントローラーの性能のせいか、CPUのせいかは不明だが、ケーブルから接続先まで変えても傾向が同じだったので、Intel環境でない場合は最高性能が発揮できないことを覚悟する必要がある。
いや、まあ十分早い部類のベンチを叩きだすのであるが、実はこの製品・・・・4KQD32はIntel環境で計測すると、軽くR/Wともに300MB/sを超える。
AMD A88Xの場合、4KQD32が155MB/sあたりで頭打ちになる傾向があり、これは他社製品でも全く同様の傾向を示す。東芝のHG5や、クルーシャルのM550では150MB/sを超えなかった。
Vr.3.0でも同様の傾向を示すため、ほぼ環境依存問題だと言っていい。
SATA3環境で限界速度まで出せる、という点では高性能SSDであるのは間違いないのだが、AMD環境だとその特徴が全力発揮出来ない。
安価で高速な大容量SSDの導入としてはお勧め出来るが、トップスピードの恩恵を期待する場合、少なくとも「ベンチマーク結果では愕然とする」ことになる。
高速な割に安価。大容量SSDとしてはかなりお勧め。
TLCの高性能化と、安価なコントローラーの出現により、最近は大容量SSDの価格も大幅下落の傾向にあるが、その中でも本製品は「MLC搭載で、SATA3接続では最速級なのに、TLC搭載製品より下手すりゃ安い」と、大容量SSDとして非常に価格性能比に優れているという特徴がある。
環境次第では最高性能が発揮出来ないが、ベンチが振るわない状態でもSLCを併用した大容量高速キャッシュの恩恵は大きく、今現在SSDを使っている環境からの移行でも、実際にアプリの起動反応などで体感出来るほどの差が出る。
システムドライブとして利用した場合にベンチ以上の差が出る製品なので、480以上のSSDをシステムドライブとして欲しい場合、問答無用で本製品の採用をお勧めする。
トップスピードを狙うならほかの選択肢もありだろうが、とにかく480GBの容量帯において価格性能比が突出して高い。
最近、店頭でみかける機会が減っているので、そういう目的で導入を検討している人は、終売前に一つ掴んでおくことをお勧めする。
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購入金額
20,480円
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購入日
2015年12月23日
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購入場所
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