レビューメディア「ジグソー」

期待の新世代APUのKaveriのローエンドモデル!? →Richlandでした。 ※ベンチマーク大量追記!

■更新履歴

2016.2.24:2016.2.24:Skylake版のCeleronG3900レビューへのリンクを追加。NEW

2015.11.5:Skylake版のPentiumG4400のリンクを追加しました。

2015.9.11:ページ下に所持APUを記載(自分のメモ用w)

2015.3.29:AMDイベントの「魅せましょうAMDの底力!」レポート追記
2014.9.14:APUスペック比較、CPU温度、消費電力、総評を追記

2014.9.13:各ベンチ関係掲載
2014.9.12:初稿掲載


AMDのSocketFM2向けAPU「A4-7300」です。
発売日である2014.9.12に有給を取ってワンズで買ってきました(;=゚ω゚)=333

【モデルナンバー(実クロック)】A4-7300 / 3.8GHz(4.0GHz)
【コードネーム】Richland 注意:Kaveriではありません
【製造プロセス】32nm
【コア/スレッド】2 / 2
【L1/L2キャッシュ】128KB/1MB
【コア電圧/TDP】不明/64W
【主な拡張命令】未調査
【内蔵GPU】RADEON HD8470D(パッケージに書いていない)
【Socket/Slot】SocketFM2
【sSPEC/OPN】AD7300OKA23HL
【リリース時期】2014年9月12日
【製品HP】
 http://www.amd.com/ja-jp/products/processors/desktop/a-se...
【発売時の記事】
 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/201409...

 

突然登場したSocketFM2のローエンドAPUです。

これまでAシリーズの7000番台と言えば、A10-7850K~A6-7400KまでKaveriコアであり、HSA対応の革新的なアーキテクチャを搭載していました。

 

そんなのKaveriのローエンドモデルが登場しました。っと言いたいところですが、
数日前からA4-7300はKaveriでは無く、Richlandという噂が出回っていた為、確認してみましょう。

→結論から言うと、KaveriではなくRichlandでした。

 

AMDはRichland発売直前でも、その一世代前のTrinityであるA4-4000を投入してきたり、少し謎めいたところがあります。このA4-7300の位置づけは・・・何だろう?

 

とりあえず、ローエンドのAPUを表にまとめてみました。

すると、CPU部分はクロック程度の違いですが、GPUは強化されており、GPUコア数とクロックが高くなっています。

 

ライバルのIntelのHaswellの登場でCeleronクラスでも強力なGPUを搭載してきたので、やや追いつかれた感がありました。ローエンドAPUの性能を底上げすることでAPUである面目を保とうとしているのかも知れませんね。

ローエンドAPUであり、各ベンチマークや性能が気になる方も多いと思いますので、早速見ていきましょう。


■外観レビュー
ブラックエディションでは無いので、白いパッケージです。

AMDさんに苦言で申し訳ないですが、FM2以降のCPUは内部の緩衝材が手抜き過ぎてパッケージの変形しているものが多いです。もう少し何とかして欲しいものです。



A4-7300。2コアですね。
クロックは3.8GHzでTurbo時に4.0GHzとなります。



L2キャッシュは1MBです。
気になるのはSokcetFM2であり、FM2+と書かれていないことですね・・・



内容物
・A4-7300 APU本体
・エムブレムシール
・マニュアル
・APUクーラー



そして、いよいよA4-7300の登場です(;=゚ω゚)=333
( ゚∀゚)o彡°A・M・D! A・M・D!


AMD APUの安定のメイドインチャイナです(^^;
OPNはAD7300OKA23HL
7300の次はゼロでは無くてアルファベットのオーのようです。判りにくい・・・

一応、裏側(^^;




■動作させてみよう。

パーツ構成
【CPU】A4-7300
【CPUクーラー】純正
【メモリ】DDR3-1600 4GB×2
【マザーボード】GIGABYTE F2A75M-D3H
【HDD】海門の160GBの古いやつ
【ケース】その辺に転がっていたM-ATXスリム
【電源】SFX 250W
【OS】Windows7 HomePremium 64bit

パッと組んでしまいます。



( ゚∀゚)o彡°A・M・D! A・M・D!



一発でBIOSキタ――(゚∀゚)――ッ!
KaveriであるA10-7850Kが発売したころのBIOSですが、無事に認識しました。GIGABYTEのHPを見る限り、それ以降はBIOSがUPされていないようなので特に新しいBIOSである必要は無いのかも知れません。




■本当にKaveriなの?
こいつはA4-7000番台と普通ならKaveriを期待しますが、パッケージにSocketFM2+ではなく、ただのFM2であることやA6-7600Kと価格差が大きいこと、クロックなどからRichlandでは無いかという噂がありました。

んで、早速CPUZで見てみた・・・

orz
orz



はい。Richlandでした(´;ω;`)・・・
俺涙目・・・いやA4-4000みたいに予想はしていたけどねw


■ベンチマーク
CPU/APUの性能で最も気になるのは性能でしょう。いつもの通り、各種ベンチマークで見ていきましょう(;=゚ω゚)=333

比較対象として以下のCPUを用意。
基本的に過去の私のレビューの使いまわしです。

【比較対象】
・A4-7300(Richland)
A4-5300(Trinity)
A4-3300(Llano)
Athlon5350(Kabini)
CelronG1820(Haswell)
CeleronG1610(IvyBridge)
Celeron1007U(IvyBridge)
 ※各CPU名は私の過去のレビューへリンクしています。


 
Windows7 エクスペリエンスインデックス


CrystalMark2004R3


CPU関係のベンチ
注意:各グラフはA4-7300を100%とした相対性能で百分率で表しています。(単位:%)ベンチマークのスコア自体は表に記載しています。

 

 

 

 

 

 

 



CPU関係のベンチスコアまとめ

 

結果
Trinity世代と比べると、クロックの向上からなのか、意外とCPU性能(主にAPU)が上がっています。 このように見ると省電力プラットフォームのAthlon5350のシングルスレッドの性能は振いませんね・・・

 

 
GPU(主にゲーム)関係のベンチ

注意:各グラフはA4-7300を100%とした相対性能で百分率で表しています。(単位:%)ベンチマークのスコア自体は表に記載しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



GPU関係のベンチスコアまとめ

 

結果

今回の比較対象の中ではダントツに性能が高く、Trinity世代のA4-5300と比較しても20~30%の性能向上が見られます。ドラクエ10では50%も上がっていますが、これは2014年4月頃のAPUのドライバで同ソフトに最適化された為です。(イベントでAMDの中の人が言っていました)このクラスならほとんどの3Dゲームの解像度を1280×720にすればとりあえずプレイは可能なレベルだと思われます。ドラクエ10用のAPUと言っても良いかも知れませんね(^^;


 
CPU温度
温度はGIGABYTEマザーのユーティリティEasyTune6で確認。
各状態で約5分放置。

アイドル時:26℃
CPU負荷時(Prime95):60℃
CPU+GPU負荷時(Prime95+FF14):63℃

アイドル時はほぼ気温と同じです。
付属のCPUクーラーは非常に簡素なものなのでそれなりに温度が上がり、ファンも高回転しますが、特にうるさいという程の音でもなかったです。
 
 
消費電力
エコキーパーで消費電力を測定。
以前のローエンドCPUベンチ環境から電源ユニットが変わった為、比較は行いません。

アイドル時:30W
CPU負荷時(Prime95):94W
CPU+GPU負荷時(Prime95+FF14):112W

アイドル時はかなり優秀です。マザーの兼ね合いもありますが、Haswellにも負けないでしょう。但し、負荷をかけるとそれなりに消費電力が大きくなります。エントリークラスのグラフィックカードを積むことを考えらばマシに感じる程度でしょう。


■CPU-ZとGPU-Z
新しいAPUなので、見ておきましょう。
 
CPU-Z
CPU部のクロックは1.8GHz~4GHzで可変します。
発熱が小さいのか常にTBである4GHzで動作しますね。


 
GPU-Z
GPUクロックは304MHz~800MHzで可変しています。


 
■総評

A4-7300はKaveriで無かったことは正直残念である。

これはGPUの世界では常識となっているブランドのリネームに相当するものだと思われる。

 

ただ、これまでのA4プロセッサの位置づけのわりにはGPU性能が大きく向上しており、APU全体の性能の底上げはされている。価格も円安が進んでいる現在で5000円程度と悪くないと思う。

 

このクラスなら最適化されているDQ10はフルHDで、その他、モンスターハンターフロンティアやFF14クラスなら、1280×720なら十分遊べるレベルだと思われる。

 

格安のM-ATXマザーをスリムケースに突っ込んで、スタンドアローンなグラフィックカードを搭載させないでゲームをするには良い選択肢だと思う。個人的には小型のショップブランドPC等でもっと評価されても良いと思うくらいである。

 

( ゚∀゚)o彡°A・M・D! A・M・D!

 

 

■魅せましょうAMDの底力イベントレポート

2015年3月7日に大阪のBUYMORE日本橋店にて、行われたAMDのイベント「魅せましょうAMDの底力!!」に行ってきました。

 

 

 

 

司会はAMDイベントでお馴染み(大阪では初めてかも?以前、アキバのツクモのイベントで見かけたが・・・)の井戸川氏でした。2セッションあり、1回目はAPU、2回目はRADEONのオメガドライバの話でした。

 

 

 

じゃんけん大会の景品には何とA10-6800K!!

ゲームショウの配布分の余りだろうか?凄まじく欲しいのです(;=゚ω゚)=333

あとはいつものクラーケンのヘッドセット。去年Kabiniのイベントで戴きましたが未開封で残っております・・・

 

 

 

まずはAMDの会社紹介から。

コンシューマーゲーム機向けのCPUやGPUを作っており、CPU、GPU、Chipsetの全てを作ることのできる唯一の会社です。

FM3世代だとチップセットはASMediaに丸投げらしいけどな・・・ってかIntelもi740出してたし・・・いや何でもないw

 

 

 

話を要約すると、
■AMDはソフトウェアが速い
普段使いのPCの性能を測るPCMark8 v2でA10はi5、A8はi3より速い(`・ω・´)キリッ!

更にPhotoShopCCならOpenCLを使うので爆速に。

 

 

■AMDは静止画観覧にベスト!
Win8.1以降のOSだとドライバを入れるだけでAMDのJPEGデコーダーが有効になり、サムネイル表示等が高速になる(`・ω・´)キリッ!

 

 

■AMDはネットが速い!

AdobeFlashやHTML5にはGPUパワーが使われる為、RADEONのテクノロジーが投入されたAPUだと快適になるのです(`・ω・´)キリッ!

あと、QuickStreamテクノロジーでデータの読み込みを最適化することによりストリーミング動画などのキャッシュが溜まり易く結果、動画が途切れなく再生できるとのこと。特にモバイルルータ等で違いが出るらしい。

 

 


■AMDは動画再生にベスト

高画質化の機能として、アップスケーリングやマッハバンド除去等が搭載されている。また、AMDステディビデオテクノロジーで手振れの激しい動画を再生時に補正可能です。この機能はCatalystからON/OFFでき、WindowsMediaPlayerやIE、クローム、FireFox等のメジャーなブラウザにも対応しているとのこと。

 

あとはアニメ等の動画をヌルヌル再生できるFluid Motionが(・∀・)イイ!

通常、24フレームの動画を60フレームにアップスケールすることで動きのある画面が超滑らかになるのだ(`・ω・´)キリッ!

 

 

但し、対応動画再生ソフトが別売であること、A8-7600以上のAPUが必要(KaveriでもA4-7400Kは不可)に注意。

 

 

■AMDはゲームがスゴイ!

まあ、ミッドレンジのちょっと下くらいの性能は出るので、CPU内蔵グラフィックとしては最高の性能です(`・ω・´)キリッ! 個人的にはグラフィックカードを載せたくないスリムPCに最適かと思う。あとはいつも通りMantleの説明でした。

 

 

 

あとはAMDがもっと目立つように貼るべきなAPUの機能対応表。

 

 

 

こちらは6000シリーズ。新しい機能には対応していませんね・・・

 

 

 

AMDもソフトの点で頑張っているのは評価できる。

上記のFluid Motionを除けば追加投資無しで恩恵が得られるのは嬉しい。

 

できれば、OpenCL対応の解凍ソフトやFluid Motionに関してもOS標準対応やAMDがフリーソフトとして配布してくれればよりAPUの価値が高まると思う。(むしろ、それくらいしないと積極的にAPUを使おうとする人が増えないであろう・・・)

 

じゃんけん大会はハズレでした(´;ω;`)ブワッ

当たったら、APU激ageレビューでもやってみたかったけどw

以前のようにブロガー勉強会とか無いかな・・・大阪で・・・

 

 

ちなみに私のAPU所有数がついに44個をなりました(゚∀゚)アヒャ

2016.1.31現在(A10-7870Kの2個目IYH!)

2016.2.20:カーリーさんにA4-3400、A4-5300をいただきました。

2016.2.23:RAKU-KIT4000購入によりA4-4000追加

2016.3.20:A10-7890KをIYH!

2016.3.26:A10-7860KとE1-2100搭載マザーをIYH!

 

■zacate系:7個

E-350が3個(マザー2枚、ノートPC1台)

C-70(マザー1枚)

・E1-2100(マザー1枚)

E2-2000が2個(マザー2枚)

 

■Kabini系:4個

Athlon5350が2個

Sempron3850

Sempron2650

 

■Llano系:11個

A8-3850が2個

A8-3820

A6-3670Kが2個

A6-3500が2個

A4-3400が2個

A4-3300が2個

 

■Trinity系:10個

A10-5800Kが2個

・A8-5500

・A6-5400K

A4-5300が4個(1台はASUSデスクトップPC)

・A4-4000が2個

 

■Richland系:4個

A10-6790K

A10-6700(ASUSデスクトップPC)

・A4-6300

・A4-7300

 

■Kaveri系:8個

・A10-7890K

A10-7870Kが2個

・A10-7860K

A10-7850Kが2個

・A8-7650K

・A8-7600

 

 

( ゚∀゚)o彡°A・M・D! A・M・D!

 

今はA10-6800KとA6-7400Kがホシイ・・・

 

 

 

■Skylake世代のPentiumG4400とA4-7300他と比較してみた。

 

以下のリンクからどうぞ。

結論を言えば、内蔵GPUだけでゲームするなら対等以上に戦えます!

 

 

 

■Skylake世代のCeleronG3900とA4-7300他と比較してみた。NEW

Skylake版のCeleronG3900を入手したのレビューしました(;=゚ω゚)=333

グラフィックならまだA4-7300の方が速いです!

  • 購入金額

    4,980円

  • 購入日

    2014年09月12日

  • 購入場所

    PCワンズ

コメント (9)

  • Kvartさん

    2014/09/12

    ( ゚д゚)o彡°F・M・2! F・M・2!
  • Kvartさん

    2014/09/12

    あれ? よく見たらA6か!

    もうわけわかんないw
  • ふっけんさん

    2014/09/12

    Kvartさん

    A4とA6の定義もわからないw
    あとでベンチ取るお(´;ω;`)・・・
他6件のコメントを表示

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ20MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが20MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから