一応誰も注目していないと思われる雑誌の方も読むために買っています。以前はたまに買っていた雑誌ですし。ただ、今回は評論家が選ぶベストバイのような企画が中心であったため、あまり読み応えは無いというのが本音ではあります。強いていえば、個人的に注目していた製品である、Pioneer PD-70やaudio-technica AT-ART7のレポート記事が参考になった程度でしょうか。
本命のLXU-OT2については、ケースも何も無いのでむき出しのまま使ってみました。USBケーブルも今回は添付品(但し一応LUXMANロゴ入り)です。組み合わせたヘッドフォンはこちら。
ATH-AD10はクラスの割にはヘッドフォンアンプの駆動能力を要求しない方ですが、それでも数千円程度のサウンドカードや、安めのMP3プレイヤーではなかなか上手く鳴らせないヘッドフォンです。
鳴らし始めはレンジ感も全くなく、空間も小さくまとまっている印象だったのですが、小一時間経ってから聴いてみると随分まともな方向に動いていました。正直言ってしまえば、リスニング程度ならこれで十分なのでは、と思ってしまったほどです。
もちろん、普段ヘッドフォンを接続している、emagic a6/2mなどと比べれば、劣る点はいくらでも見つかります。しかし雑誌込みで2,800円で売られている品が、きちんと聴けるだけの音質を持っていることにまず驚かされたのです。同じUSB接続のサウンドユニットのSoundBlaster Audigy2 NX辺りよりはむしろ音楽をきちんと鳴らせています。低域方向の重量感はさすがに出ませんが、ヴォーカルなどは思いのほかきちんと出てきます。高域方向もそれほどの伸びはありませんし、ややがさつな感じはありますが、不満に感じるほどでもありません。しかも使っているパーツ自体は比較的安いものばかりです。
雑誌の方では改良のポイントなども解説されていますので、自分でより高品位のパーツに交換することで音質の向上も見込めますし、色々な楽しみ方が出来るものではないかと思います。
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購入金額
2,800円
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購入日
2012年12月26日
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購入場所
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