すでに終了していますが、Upgradeとは言え、Windows OSが6,000円程度で変えるのは、かなりお得な気がします。
いつもの家電量販店に行ったところ、さらに割り引かれていたこともあり、その場で購入しました。
その後、amazonでクーポン併用で4,000弱になったのと比べると多少高くつきましたが、今現在の20,000円を超える価格で買わされるよりは、はるかに安く済みました。
ダウンロード版という手もありましたが、64bit環境にしたかったこともあり(32bit XP動作環境ではインストールができない?)、32/64bit版のディスクが同梱されているパッケージ版を選びました。
アップグレード版とはいえ、キャンペーンでここまで値下げすることができるわけですから、標準価格がもっと安くても良いような気がします。
別途登録させて頂きますが、Mac OSX(Snow Leopard)はアップグレードでもないのに、3,000円でお釣りがくる状況を見てしまうと、Windows OSの高価さには疑問を持たざるを得ません。
利用拡大のキャンペーンといいつつ、後述の改悪をごまかそうとしているのでは?と邪推してしまいます。
インストールしたのは我が家のメインマシン(富士通製XP Pro動作)。
概要は以下の通りです。これまで記事を上げさせて頂いたものです。
・CPU: Core2Duo 2.66GHz
・MEM: 2GB
・HDD: 320GB→2TB(XPを消したくため購入換装、2TBは多すぎ?)
・GPU: GeForce 9800GT
まず、インストールで躓きました。
アップグレードですので、クリーンインストールするには、ベースOSの情報が必要でした。
クリーンインストールする方法として入手していた情報は以下の通りです。
①元HDDをUSB接続しておく(変換ケーブルがなかったため断念)
②ネット接続可能環境でMicrosoftアカウントを使ってインストール(この方法を採用)
③旧OSをインストールし、Win8でアップグレード、それに対してさらにクリーンアップグレード
私が採用したのが②ですが、Microsoftアカウントで所有OSを管理しているのではないでしょうか?
OSのアカウント管理とネット上のアカウント管理が紐付けされてしまうのは気持ち悪いですが、再度インストール
×3(③の方法)するのも面倒でしたので、そのまま使用しています。
使ってみて感じた点として、まずは良い点。
「軽い」という印象があります。
時折記事の中でも登場している比較的高速なWin7搭載マシンがありますが、はるかにスペックが劣るメインマシンでもWin8をインストールした状態では、それに近いくらいの軽さを感じます。
当然、アプリケーションの起動や思い処理をした場合には、マシンスペックが露わになり、もたつきを感じますが、全体的にみると予想以上にストレスは少ない感じがします。
Microsoftが設計から見直したというだけあって、その効果は実感できます。非矩形ウィンドウやAeroの廃止が効いているのかもしれません。
体感する重さとしては、Win XP≦Win8≦Win7といったところでしょうか。
次に「起動時間が早い」ということです。
正確にはWin8の電源断は電源断ではない(ハイバネに近いことをやってる?)ので、そこを比較するのはナンセンスなのかもしれません。
ただ、普段の利用シーンからすれば、「起動時間が早い」と表現しても良いと思います。
しかも、電源断が電源断ではないメリットとして、アプリケーションを多量にインストールした状態でも、それほど起動時間が変わらないことも挙げられます。
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では、悪い点ですが、UIの改悪の一言に尽きます。
これまでのWindowsでもある程度変化はしてきましたが、それはあくまで根本とするUI思想に則った形で進化(?)してきました。
ところが、Windows 8はそれをガラリと変えてきました。
UIを何段か潜ると見慣れた構成にいきつきますが、フロントエンド(ユーザサイド)が大きく変わった影響は大きく、私としてはかなり使いづらくなった改悪点だと感じています。
タッチパネルを使った操作を意識したタイルUI(当初、メトロUIと呼ばれていた)の導入は分からないでもないですが、それを優先するあまり、キーボード・マウスを使用するユーザをないがしろにしているようにしか思えません。
また、一部ペンタブ(我が家のもの)で、ペンをつくたびに波紋画面効果が発生し、反応が悪くなる等の現象が発生しているのも、タッチパネルUIに対する偏った意識の副作用だと感じています。
さらに、タイルUIの影響か、特定のアプリ(Win8用と謳われていながら)が動作しないという報告が見受けられます。
我が家では、SkypeのWin8用が動作せず(ストールが発生)、デスクトップ版を入れて使用しています。タイルUIを使用する気がないため、デスクトップ版で問題ないのですが、それを入れたせいかサインアウトにエラーが発生するようになりました。
これだけタブレット端末が注目されるため、それを意識するのは仕方ないとして、それ以外の使い方をする人向けにインタフェースを切り替える術を提供して欲しかったです。
私としては、コア:Win8+UI:Win7/XPにしてもらえると嬉しいです。
結局、気になったところはレジストリをいじってでも変更し、無理やり飼い馴らそうとしています。
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現在は、ある程度使い慣れてきたため、アップグレードして良かったと思いますが、「Win8はおススメか?」と聞かれると、素直に「Yes」とは答えられません。
例えば、タブレットPCで使うという人や、これまでWindowsとは別物として使うつもりの人、Windowsを使うというよりアプリを使っていた人にはお勧めします。
しかし、Win7までのWindowsの使い方を熟知して使い込んでる人がWin8に移行した場合、私と似たような不満を持つと思います。
先に書いた通りタブレット端末の注目度は無視できないのは分かりますが、天下のMicrosoftがこんなミーハー丸出しのUIにしたことは残念です。
得意のEditionで切り分けることはできなかったのでしょうか?
「Windows 8 for Tablet PC Edition」それが存在していれば、ここまでユーザに苦行を強いることはなかったような気がします。
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購入金額
5,314円
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購入日
2012年12月26日
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購入場所
ケーズデンキ
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