今年（2013年）夏、息子PCを作った時に画面としては予備がなかったので（正確に言うとその時点では倉庫に眠っていた三菱CRTの名機、RD17Gがあったが←現在では処分、さすがにゲーム好きの息子にnonHDの4:3画面では辛かろうと）、それまで自分の使っていたI-O DATAのLCD-AD241XB

を譲った。

というのも自分が新しくていいヤツを使いたかったという．．．使用時間がもっとも長いのでバックライトが冷陰極管だと熱の発生も激しく、またLCD-AD241XBの画造りがビビッドすぎて、もう少しシックなほうが好み、というのがあって交換。

会社でもこのメーカーのものを使うと目の疲れが少ないと定評の、日本の誇るディスプレイメーカー、ナナオ（EIZO）のフルHD液晶ディスプレイ。発色ムラがなく、白飛びや黒沈みしない描画力と、「目に優しい」発色で定評があり、どちらかといえば静止画の繊細さや色再現性に注力してきたナナオが「ゲーミングディスプレイ」と銘打って2011年に（同社としては）低価格路線にぶつけてきたEIZO FORIS FS2332の後継機。画質重視のIPSパネルとしては高速だったFS2332の中間調応答速度6msに対し、さらに約3.4msまで高速化したもの。それでいて高画質技術である超解像技術「Smart Resolution」やコントラスト強調技術「Power Gamma」は健在と、まさに正常進化型。

自分としてはゲームもほとんどしないので「ゲーミング」機能は実はどうでもよかったのだが、最近昔よりは目が疲れやすくなっているので優しい発色がいいかなと。

あと、本体ばっかり増えて画面がないPCがゴロゴロしてるので、入力系統が豊富なのが良いかなと。

豊富な入力端子（対応機器があまりないDisplayPortでないのもマル）

そんなことを考えながらつくもたん税を納めに行った時ｗ、実店舗としては異例に安い5台限定3万ソコソコで出ていたので捕獲。

キャリブレーション用のユーティリティも同梱

使ってみるとドット抜けもなく発熱もLED化で激減。色は確かに「美しい」。「和」を感じる美しさ。

色合いは「淡い」と見るか「落ち着いている」と見るか

ライトの部分の白飛びしない諧調表現や灯りに舞う虫？の粒状感が違う

唯一の欠点は、今までのディスプレイは縦1200のWUXGAだったがこれはフルHDなので1080ドットなこと（24.1⇒23への微減はあまり気にならない）。A4原稿2枚並べてみる時にはWUXGAの方がイインだよなぁ～。このへんの価格帯でそこが備わったバージョンがあれば最強なのだけれど。

【仕様】
液晶パネル：
　サイズ 58cm（23.0）型
　種類 カラーTFT、IPS、LEDバックライト
　表面処理 アンチグレア、ハードコーティング
　視野角 左右178°、上下178°（CR≧10）
　ドットピッチ 0.2655mm
　応答速度：黒→白→黒 約16ms、中間階調域 約3.4ms
　コントラスト比 1000：1（コントラスト拡張設定「強」時5000：1）
　解像度 1920ドット×1080ライン
　表示サイズ（水平×垂直） 509.76mm×286.74mm
　最大表示色 約1677万色
入力コネクタ：
　D-Sub15ピン（ミニ）×1
　DVI-Dコネクタ×1
　HDMI TypeA ×2
音声：
　音声信号（HDMI）対応フォーマット 2chリニアPCM（32kHz/44.1kHz/48kHz）
　スピーカー出力 0.5W+0.5W
　入力コネクタ Φ3.5ステレオミニジャック×1、デジタル HDMI TypeA ×2（映像信号と共用）
　出力コネクタ ヘッドホンΦ3.5ステレオミニジャック×1、ラインΦ3.5ステレオミニジャック×1
消費電力：
　画面表示時 42W以下
　省電力モード時 0.4W以下
　電源オフ時 0.3W以下
　主電源オフ時 0W
寸法（幅）×（高さ）×（奥行き）：
　本体545mm×390～450mm×200mm（チルト角度0°時）
　本体（スタンドなし） 545mm×348.5mm×54mm
質量：
　本体 約5.4kg
　本体（スタンドなし） 約4.2kg