レビューメディア「ジグソー」

初めての体験!これが3D映像?!裸眼で楽しめる3Dディスプレイ、「RockVision 3D」がやってきた!

この度は、裸眼3Dサブディスプレイ「RockVision 3D」のレビュアーに選出いただき、
zigsow様及び株式会社アイ・オー・データ機器様、関係各社様、
並びにプレミアムレビューにかかわる皆々様に、心より厚く御礼申し上げます。

「RockVision 3D」は、裸眼で3Dが見られる、7型サブディスプレイです。

大きな特徴としては、

・パララックスバリア方式(※1)の7型(800×480)液晶パネルを搭載
・背面のボタンで2D表示・3D表示の切り替えが可能
・付属ソフト『ArcSoft Total Media Theatre5 for IO-DATA』で、ビデオ・写真・DVDなど(※2)を3D再生できる

といったものがあります。

※1)連続する垂直方向のスリットを通して、ストライプ状に並んだ画像を見る方式
※2)対応はDVD(DVD-Video)、DVD-VR、AVCHDなど。

詳しい仕様は、アイオープラザの特長・仕様へどうぞ。

まずは開けてみます。いつもの動画でどうぞ☆


正面 スタンドで立てた状態
正面 スタンドで立てた状態
画面は、縦横のどちらでも固定できます。
サイズは、スタンドありで181(W)×122(D)×206(H)mm、
スタンドなしで181(W)×23(D)×119(H)mm。
重量は、スタンドとディスプレイカバーをつけた状態で、約600gでした。
スタンドなしで、カバーだけかけた状態で持ち運んだとしても、iPad2が601g~613gですから、
楽々持ち運べそうですね。
表示領域は151.44mm(H)×90.576mm(V)(800×480画素)、1677万色です。

と比べてみます。
7型と5型
7型と5型
モバイル端末としてなら、大きく感じますが…。
盗難被害を防止する盗難防止用ホール付きです。店舗用に使えそうです。

本体に収納されているディスプレイ立て掛け用バーを、四か所ある差込口のどれかに挿すと、
スタンドを使用せずに設置することもできます。
DSのタッチペンみたいだなぁ、と思いましたが、いいアイディアですよね!
外に持ち出す際に、スタンドを持っていかなくても、立て掛けられます。
液晶を守るカバーがついているのはイイですね。持ち運びに便利です。
設置してみました!
3つ並びました。
端から端まで動かすときに、手がつりそうです。

では、「RockVision 3D」を使えるように準備しましょう。

付属のCD-ROMを入れて、グラフィックドライバーと、3D用アプリケーション「ArcSoft TotalMediaTheatre5 Special Edition for I-O DATA」をインストールします。
詳しくは、ご使用時に必要なソフト(サポートソフト)のインストールをご覧ください。
インストールが完了したら、TotalMediaTheatre5のオンラインアップデートを必ず行っておきます。
アップデートしないと、「TotalMediaTheatre5をRockVision3Dの画面にもっていくと表示が固まる」バグなどがあるそうです。
PC再起動後、RockVision3Dをパソコンに接続します。

デスクトップを右クリックし、表示されたメニューから
「画面の解像度」>「ディスプレイ表示の変更」を選び、
実際の位置にディスプレイ表示を移動させ、「OK」をクリック。
ディスプレイの設定を完了させます。
マルチディスプレイモードなら「デスクトップをこのディスプレイに拡張する」
ミラーモードなら「デスクトップを1と*に複製する」(*はつなぐ台数によって変わります)
を選択しておきます。
※RockVition3Dの切断も、この画面から行います。

TotalMediaTheatre5を起動して、RockVision3Dに移動すれば、視聴準備が完了です。

きちんと動くか試してみました。


3Dの深度(奥行き感)の調整が必要かもしれませんね…。

トラブルシューティングをあげておきます。
以下のような動作不良がある場合は、それぞれを試してみると、解決する場合があるようです。

1)「TotalMediaTheatre5をRockVision3Dの画面にもっていくと表示が固まる」場合
・TotalMediaTheatre5を最新バージョンにする
・パソコン本体側のグラフィックドライバーを最新にする
・メインとサブのモニターの色設定(TureColorかHighColor)を統一する
・WindowsエアロをONにする

2)3Dモードなのに、3Dにみえない場合
・背面のボタンの3Dを押し、3Dモードになっていることを確認する
・TotalMediaTheatre5でメディアを再生しているか確認する
・DisplayLink Managerで「ビデオの最適化」を無効にする

RockVision3Dは、3Dではない普通のサブディスプレイとしても使うことができます。
背面のボタンの3Dを押し、2Dに切り替えます。

持ち運び用ノートPCのサブディスプレイとしてなら、重くもなく、最適ですね。
メインで作業しつつ、サブで動画やちょっとしたWeb閲覧
(Twitterのタイムラインだけを開くなど)ができそうです。

付属のTotalMediaTheatre5は、PC用オール・イン・ワンプレーヤーです。
豊富なフォーマットの動画ファイルを再生でき、また2Dから3Dへの変換テクノロジー、Sim3Dが搭載されています。

ざっくりと触ってみたところ、特に迷うことなく、再生などが行えました。
難しい操作をしなくてもいいので、気軽に3Dムービーが楽しめそうです。

深度の調整、動画対応形式、プレイリストの利用などのTotalMediaTheatre5のTIPSは、
次のリンクをご覧ください。



RockVision 3Dでは、TotalMedia Theatre5を使って、
2Dの動画や写真を疑似的に3D化することができます。

で撮った写真と、動画を見てみました。

【結果】:
サブディスプレイとして見やすいくらいの近くに寄ると、かなり見づらいです。
1m位離れてみると、なんとなく、立体な感じに見えます。
が、あまり長い間は見ていられません。
見方のコツがあるんでしょうか。

市販DVDの再生も行えます。
電化製品売り場の店頭の、3Dテレビでよく映しているような
ライブ映像も再生してみましたが、ライトが当たって光の角度が変わると、
今まで凸だったところが急に凹という感じに見えたりして、
かなり酔います。
疑似3D化はおまけと思ったほうがいいのではないでしょうか。

次は、疑似ではない3Dを体験してみましょう。
手軽に楽しめそうなYouTube 3Dの動画を見てみることにします。
Youtube3Dの再生設定は、以下からご覧ください。


1)某支配人さんの動画を見てみました。


【結果】:
赤青メガネで見る「立体写真」で出力していらっしゃったので、残念ながら
うまく見れませんでした(汗)
サイドバイサイド方式ならば見れるのですが…。

2)「Pirates of the Caribbean 4 - 3D Trailer in 3d」を見てみました。


【結果】:
だいぶ目が慣れてきたのか、それとも3D用に作成された動画は
見やすくなっているのか、ちゃんと3Dに見えました!
剣が飛び出したり、キャプテン・ジャック・スパロウと背景の従者みたいなのと、
奥行きがかなりしっかりわかりますし、
スピード感があっても、ついていけます。

3)「3D立体視 映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』予告編」を見てみました。


【結果】:
サイバー空間と、3Dはマッチしますね。
モジュールというか、主人公やらの目に映っている
文字情報と、見えている背景、人、全部が
奥行きある立体感で見えました。

3D映像は、2時間ほど映画館で見ていると、目が見方を覚え、
さらに見やすくなるのかもしれません。

4)サイドバイサイド方式の、某支配人さんの動画を見てみました。


【結果】:
最初、3Dのボタンが動画フレームの下に出ていなく、
ただ左右に分かれた動画が見れただけでした。
Youtubeの中で「yt3d:enable=true」というタグをつける
と、3D動画として配信できるのだそうです。
某支配人さんにその旨お伝えして、3D視聴可にしてもらい、動画を見てみますと…。


エフェクトだけものすごく飛び出して見えました!
写真部分は、残念ながらあまりよくわからなかったです。
ある程度、画素数が大きい動画じゃないと、3Dでは見えにくいみたいですね。

1)mkamaさんの撮られた3Dビデオ素材を見てみました。

【結果】:
Youtube 3Dを見た時にも思ったのですが、
ある程度長い時間3Dを見て、やっと目がピントを合わせ始める気がします。
立体視できてきたなぁ~と思ったあたりで終了でした。
お馬さんの映像だったのですが、胴体から足にかけての筋肉質な感じが
ちょっとだけ見えた気がします。

2)デジカメで撮った動画を

で3Dに編集し、見てみました。


3D動画の作成は

YouTubeへの3D動画のアップロードは

をご覧ください。

【結果】:
HDモード(1280×720p)だと、なんとか3Dに見えるかな…?という感じですね。
動画最後の足こぎボートのシーンで、葉っぱが迫ってくるのはよくわかった気がします。
動物は微妙です。

YouTube上ではなく、ローカルでそのまま見たほうが3Dっぽく見えます。
画質が命!というか、背景のぼけているところと、手前のくっきりしたところの落差が
大きいものの方が、より立体的に見える気がします。

をレンタルで借りてきて、見られるかどうか実験しました。
3D専用の表示があるBD
3D専用の表示があるBD
【結果】:
USB経由だと、HDCPに対応していないので、やっぱり無理でした…。
いや、わかってたんですけどね(涙

ただそのまま返却するのもなんなので、普通のディスプレイで再生してみました。
TotalMedia Theatre5を使えば、3DBDでも再生は可能です。
手前の人物はほぼ2D、背景に行くにしたがって、ぼやけ方を大きくするという感じに
作られていました。手前の飛び出てているところと、奥が一番ぼやけてますw
背景を見ない限り、2Dディスプレイで見れなくはないですねー。
見る意味があるかは謎ですが…。
実は疑似3D動画を見るより、見やすいかもしれませんw

RockVision 3Dを、色々な場面で使ってみました。

1)【動画専用のディスプレイ:2D】
動画用ディスプレイとして、娘にムービーを見せました。
PC作業中にメインディスプレイの中で見せると、
見てる途中でも、「これ何?」とか「この写真見るううう!><」とか、
動くカーソルに合わせ、邪魔をして来るんですよね。
で、ちょっと集中して作業したいときに
大好きな動画をRockVision 3Dで見せておくと、
「おかーちゃんの隣でTVを見る」感覚で、おとなしくしててくれました。

幼児には3Dは厳禁なので、もちろん2D動画ですw

同様に、PC作業中に机の片隅に置いて、動画をちらちら見ました。
ながらでやるには、ちょうど良いですね。
見やすい(見せやすい)ように簡単に動かせ、高さも調整できるのが便利です。

2)【ノートPC用のサブディスプレイ:2D】
14型のノートPC

を持ち運ぶ際に、サブディスプレイとして使います。
14型と7型は好相性ですね。
縦向きに置いたら、画面の高さがほぼ揃って、イイ感じです。
作業中のWeb閲覧など、裏側に置くと不便な窓を開いておくのに使えそうです。

3)【Youtube 3Dで、3D映画の下調べ:3D】
洋画は、3D映画が主流となってきていますね。
その予告編を、YouTube 3Dで見て、面白そうかどうかを試すことができそうです。
3Dに対応したYouTube動画は、「yt3d」というキーワードで検索できます。
3Dに対応したYouTube動画は、「yt3d」というキーワードで検索できます。
あくまで、雰囲気を確かめる程度になりますが、
2Dで見るよりはより実際の雰囲気がつかめそうです。

4)【3Dコンテンツ確認用ディスプレイ:3D】
3Dビデオ・3D写真などの、3Dコンテンツを作成するときの、
確認用サブモニタとして使います。
低価格で3Dを、という用途のキモとしては、HDMIが使えない以上、やはりこれに尽きます。
今のところ、3D対応カメラも持っていないので、私はこれから先の用途となりそうですが、
今現在、3Dコンテンツ作成をしている人には最適だと思います。

まず、3D映像視の作法というか、見方に慣れるまで時間がかかった気がします。

RockVision 3Dの、「パララックスバリア方式」液晶は、
昔、雑誌の付録とかでついてきた「左右に動かすと絵が変わる紙」のような雰囲気です。
ストライプがきついので、1mほどは離れて見たい。
そのくらい離れれば、疑似3Dの映像でも、ほどほどに立体視しやすいです。

しかしながら、離れるとさらに「小さい!」と感じる7型では、少々厳しいところです。

ニンテンドー3DSも同じく「パララックスバリア方式」液晶を使用しているそうなので、
あちらでどう見えるのか対比してみたいところですね。

3D映像として作成された映像は、結構いい感じに見える気がしました。
3Dとしてみてほしいポイントが、しっかり作られているものに限りますが…。

3D版のスターウォーズを借りてきてみたい!と夫が言っていたので、
ぜひ試そうと思います。 >> と言ってましたが、USBなのでBD3D映画は不可でした><

【良いところ】
□サブディスプレイモニタとして、持ち運びしやすい作りになっている
□軽くて、設置しやすい
□USBでも動画などの遅延はとくにない
□USB接続なので気軽
□付属の「TotalMediaTheatre5」が使いやすい

【悪いところ】
■小さい
■3Dが見づらい
 (立体視できるのに技量と時間が必要である)
■3Dの深度設定が面倒臭い
 (ツールを使わないとできない)
■USB=HDCP非対応なため、BDの3D映画は見られない

3D用と銘打って発売しているのに、3Dじゃない部分のほうが良いのは
かなり悩ましいですね。
サイズが大きくなれば、その分重くなるし、価格も上がると思われますし…。

【改善してほしいところ】
□HDMI対応にする(差込口をつける)

3D対応テレビと比較して「安い」と銘打つのであれば、
やはりHDMI対応じゃないと意味がないと思います。
「Youtube 3D専用」に3D対応テレビを買う人はいないでしょうし。

しかしながら、3Dがおまけと思って使う分には、かなり便利だと思います。
基本は、持ち運び用のサブディスプレイ。
たまに、ネットで3D映像を楽しむ。
そんな感じで使うのが一番いいんじゃないでしょうか。

最後に。
使用している間に、また何か感じたら、追記はさせていただくかもしれませんが、
一応これで締めとさせていただきます。

長々としたレビューにお付き合いくださり、ありがとうございました!

メイン機:


メイン&サブモニタ:


サブ機:



1)3D化して見た動画を、2Dで書き出してみました。
よろしければ、「この辺が飛び出て見えたのかな~」などと
脳内で3D化してお楽しみください☆



2)RockVition 3Dの対応OSは「Windows Vista または7」となっていますが、
Display Link社のドライバで動いているので、同社のDriver Downloadからダウンロードし、
インストールすれば、Windows XPでも問題なく動きました。

XPで動くとなれば、持ち出し用のサブディスプレイとしての幅が広がりますね!
注意すべき点は、
●メインとサブのモニターの色設定(TureColorかHighColor)を統一する
ことと、
●操作画面が多少違う
ことです。デフォルトがミラーモードになっているので、マルチディスプレイモードに変更後に、
モニターの解像度や色設定を調整しましょう。
「ミラー」から「移動」に変更します
「ミラー」から「移動」に変更します
上記Display Link社サイトでは、Mac用のドライバも配布しています。
機器がないので確認はしていませんが、入れれば動くと思います。
XPでもサブディスプレイとして使えています
XPでもサブディスプレイとして使えています
*****************************************

11/11更新:Youtube3D視聴に追記と、3Dを見ている2D動画をアップしました。
11/12更新:3DBDのレンタルについて追記しました。
       本筋に関係なさそうなコツは別リンクにしました。
       使用場面の考察をちょっとだけあげました。
11/15更新:自作3D動画、使用場面の考察、まとめ、使用機材を追記しました。
11/18更新:おまけに2)Windows XPを追記しました。

コメント (24)

  • はにゃさん

    2011/11/10

    レビューお疲れ様です。

    3Dコンテンツにもよるのかもしれませんが、なかなか目がなれない感じのようですね。

    追加コンテンツを期待しています。
  • cybercatさん

    2011/11/10

    レビューおつ~。
    >3Dがおまけと思って使う分には、かなり便利だと思います。
    >基本は、持ち運び用の安価なサブディスプレイ。
    そうなんだよねぇ。そう考えれば結構良いモノだと思えるのですが、3Dはメインにはなれないかな、と

    でも
    >□USBでも動画などの遅延はとくにない
    はすばらしいですね!
    USBのグラフィックアダプター

    は気持ち、遅れます。
  • りっちさん

    2011/11/10

    即効れびゅー ヲツカレさまです!

    体重測定まであるなんて!!!ふ・ふ・・ふk(ぉぃ

    サブとしては十分な実力っぽいですねー

    >3つ並びました。
    >端から端まで動かすときに、手がつりそうです。

    でも、サブより3rd?w

    自作期待してまってます(^^
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