装着したPCの構成は
MB ASRock Z68 Extreme4
CPU Core i7 2600K
起動ドライブ Seagate ST2000DL003
となります。
マザーボードのBIOSバージョンは1.7です。
Z68 Extreme4のレビューで公開している構成です。
メモリがCORSAIR Vengeanceに変更になっています。
まずはSSD単体の速度計測から。
ASRock Z68 Extreme4にはSATA3ポートがMarvelとIntelと2種類あるので、両方で計測してみました。
CrystalDiskMarkデフォルト設定と0x00fillでの計測です。
尚、この時点ではSATAのモードはAHCIです。
Marvel SATA3ポート
Intel SATA3ポート
MarvelとIntelでだいぶ差が出るのだなという印象です。
それよりも、Intelのほうの速度に驚きました。
0x00fillでの速度がH67とZ68の違いがあるとはいえ、物凄い速度になっています。
特に、シーケンシャルライトとランダムライトの速度が驚きです。
続いて、ISRT設定前のHDD単体での速度です。
HDD単体での起動時間
Intel SSD520の時と同様に、BootRacerで計測しています。
ISRTに設定するにあたり、SATAのモードをRAIDに設定しなければならないわけですが、今までAHCIに設定していました。
本来ならば、RAIDに設定しなおして再インストールするのがベターなんでしょうが、ものぐさに再インストールせず、MicrosoftのFix itのパッチを使って済ませてしまいました。
msiファイルをダウンロードして実行後再起動して、SATAモードをRAIDに変更すると自動でドライバがインストールされました。
再起動後、IRSTマネージャを起動すると「高速」という項目が追加されます。
高速化の有効をクリックすると、以下のようなダイアログが表示されました。
キャッシュメモリは全ディスク容量にし、まずは拡張モードから試してみました。
拡張モードでの速度です。
拡張モードではReadは伸びているけどWriteが遅くなっています。
SSD単体の時と同様に0x00fillだと速度が上がっています。
拡張モードでの起動時間
40秒と10秒ほど短くなりました。
設定を最速モードに変更してみます。
最速モードに変更する際には以下の様な警告ダイアログが表示されました。
最速モードでの速度
SSD単体にかなり近い数値になっています。
やはりSSD単体の時と同様に0x00fillだと速度が上がっています。
起動時間です。
34秒と拡張モードから6秒、HDD単体から16秒の短縮となっています。
尚、最速モードにしたら、HDDのカリカリ音がほとんど聞こえなくなっています。
デスクトップが表示されてから、スタートアップに登録しているアプリやデスクトップガジェットの表示も段違いに速くなりました。
おまけでエクスペリエンスインデックスですが、こちらは変わらずでした。
ただ、メモリをDDR3-1333からDDR3-1600に交換したらメモリが7.9になっていましたがw
ISRTキャッシュでどの程度変わるのかというのは半信半疑な状態でしたが、実際に設定してみてはっきりと体感でわかる違いが出ました。
Z68を使っているなら、ISRTキャッシュは非常に有効な手段だと思います。
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購入金額
6,480円
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購入日
2012年03月09日
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購入場所
ソフマップリユース総合館
mkamaさん
2012/03/10
ISRT設定、最速モードはおすすめできません。
拡張モードに留めておくべきと、痛感しました。
ビデオカードのドライバの不具合でブルースクリーンになった後、
ファイルシステムが、広範囲に壊れてしまい、復旧するまで数時間を要しました。
(OSは、Windows 7 Ultimate 64bit with SP1です。)
にしやんさん
2012/03/10
はじめまして。コメントありがとうございます。
最速モードってアイドル時にHDDに書き込みを行うということなので、BSODの時とかどうなるのだろうと思っていましたが、やはり、そのような弊害があるのですね。
拡張モードであっても、HDDとの違いは十分に感じられるので拡張モードで運用していこうと思います。