秋葉原に買出しに行った際、買うものリストの中に「HDMIケーブル」があったのだが、パッケージ品HDMIケーブルは1000円以上するし、その日はジャンクやバルクの類が見当たら無かった。
そしてふらっと立ち寄ったArkにあったのがこのHDMIセレクタ。何せケーブル1本がついて500円。ケーブル買うより安い!とかポップに書いてあった気がする。Arkさんチャレンジングすぎますよ。これ倍の価格でも余裕で捌けたんじゃないでしょうか。確か4ポート版も1600円とかで積んであった。
という訳でケーブル代わりに購入し、帰宅して本体を見て更にビックリ。一部金属の筐体はとてもじゃないが2000円3000円の品に見えないし、リモコンまでついている(写真を撮り忘れたが、ボタン電池を使用したカードタイプのリモコンだ)。本体スイッチもカチカチと子気味良い音をたてて安っぽさを感じない。
まさかと思い型番で検索すると…初出価格10000円オーバー。そりゃしっかりしてるわコレ…Arkさんどこかれ持ってきたんですか…
しかし当時HDMI対応モニタ&PCはあれど、PCはDVIで代用可能。HDMI出力じゃないといけない機器といえばPS3の1台だけだったので、切り替え機の出番は無く、しばしデッドストック。
出番が出てきたのは何ヶ月か経ったHDMI地デジチューナー増設時。当時使用していたモニタはHDMI入力が1系統だったので、切り替え機がなければPS3とチューナーの共存ができないというわけ。(切り替え機があるから安心してHDMIチューナーを購入したというのもあるんだが)。
いざ動作させてみるとさすが元1万円クラス。切り替えのレスポンスが早く、これならいっそPCもHDMI接続にして切り替えをすべてコイツに任せた方がモニタをいちいち操作しないですむからラクそうなくらいだ。今更4ポートモデルを買えばよかったと思うが後の祭り。
どうやらこのセレクタを繋いでいれば、切り替えが別機器になっていてもPS3側からはHDMIモニタが接続された状態として認識されているようで、ゲーム動作中にチューナーへ切り替えても双方設定がおかしくなったりなどはしなかった。単純な機械的切り替え機…というわけではないようだ。
また信号増幅機能も備えているらしく、最大10mのHDMIケーブルが使用可能とある。
ただし難点も少々ある。個人的に一番気になったのが本体の発熱だ。
コレがまた旧型のLANハブばりにホカホカになる。金属筐体は放熱性を重視した結果でもあるのかもしれない。そしてワットモニター読みで常に4W前後の消費電力が出てしまう。
このセレクタ、リモコンにも本体にも「電源スイッチ」というものがなく常に通電状態にあるので=待機電力だ。まあ消費電力はこれくらいの機器がよくあるのでいいのだが、棚に置いた時に思った以上に熱がこもるので、スイッチ付きタップに繋げようとする。
それでもやはり1日に1~2時間しか使わないPS3&地デジチューナーのためにコイツの電源を常に入れておく気にはならず、結局延長ケーブルをかましてスイッチ付きにした。なのでPS3や地デジチューナーを使う時は、それら機器に加えてモニタとスピーカーと切り替え機の合計4つの電源スイッチを操作するハメに。
待機電力ゼロとは言わないが、本体に電源スイッチの一つもあれば、発熱も抑えられるし高ポイントだったのだが。
とはいえ500円という超絶価格で買った人間がとやかく言うことではないし、この切り替えレスポンスのよさとリモコン、そして薄型でコンパクトな筐体はすごくベンリだった。
なぜ過去形かって?PS3と地デジチューナーを使うモニタがHDMI2系統入力のモデルに置き換えちゃったもんで…まあ出番はまた来るだろうから、いつでも出せるように待機している。
2系統入力を持つBenQ XL2420Tがワンタッチで入力切替できないのもあり、このリモコンでポチポチがいまだに恋しくなる。
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購入金額
500円
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購入日
2011年頃
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購入場所
ark
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