レビューメディア「ジグソー」

《コマンド選択》の斬新なスタイル

1988年にテクモから発売されたファミコン用のスポーツシミュレーションゲーム。

 

1985年の『キン肉マン』、1986年の『北斗の拳』と『ドラゴンボール』、1987年の『聖闘士星矢』に続き、週刊少年ジャンプの連載漫画をゲーム化した作品。本作では《原作の中学生編からジュニアユース編まで》を楽しめますが、シリーズ化された後の作品ではオリジナルストーリーが展開されています。

 

本作の注目すべき特色は、試合が《コマンド選択》によって進むこと。サッカーゲームと言えば、1985年に任天堂から発売された『サッカー』以来、ファミコンでは発売されておらず、まさかこのような斬新なスタイルで登場するとは予想もしませんでした。

 

選手には《ガッツ》と呼ばれる能力値があり、試合中のプレイで消費されていきます。必殺技に相当するプレイはガッツの消費も大きく、特定の選手に頼った試合運びをしていると、肝心な場面でその選手がガッツ切れを起こしやすくなります。また、試合を重ねて経験値を貯めると選手のレベルが上昇し、ガッツを含むさまざまな能力値があがります。

 

細部については不満な点も見られますが(例えば、敵チームがボールを保持しているときは何もできない、選手間の能力バランスが悪い、等など)、原作の人気に胡坐をかかず、遊びがいのある内容に仕上がっていたと思います。

  • 購入金額

    5,500円

  • 購入日

    1988年04月28日

  • 購入場所

22人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • 由樹さん

    2013/12/08

    このシステムは画期的でした。
    なにより、キャプテン翼にあっていたと思います。
    ほかのゲームでもこういうのはアリだと思ったくらいですしね(笑)
  • 千里一歩さん

    2013/12/08

    由樹さん

    当時の週刊少年ジャンプでも、《サッカーゲームなのに画期的なシステム!》とか煽ってた記憶があります。確かに既成概念を覆すようなシステムの登場でしたが、サッカー漫画が原作でなければ認められなかったかもw
  • まーくんZさん

    2013/12/08

    某課長がこれをやった後に、今サッカーにはまってるんだとセガのバーチャストライカーをやってコマンドがでないと文句を言ってましたw

    キャプテン翼のゲームは結構出てますが、ほとんどがこれに準拠したシステムなんですよね。

    確かPSのキャプテン翼Jは普通のサッカーゲームに必殺技がコマンドになっているようなゲームでしたが、やはり違和感ばりばりでした。
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