レビューメディア「ジグソー」

ファミコン初のレースゲーム

1984年に任天堂から発売されたファミコン用のスポーツゲーム。

 

本作はファミコン初のレースゲーム(スポーツゲームの一種)です。1982年にナムコから発売されたアーケードゲーム『ポールポジション』の流れを汲み、それは《擬似3Dの後方視点》や《LOWとHIの二段階ギア》などの特徴に見ることができます。また、任天堂の現社長・岩田聡さんが開発に携わっていたことでも有名です。

 

プレイヤーはレーシングドライバーとなり、ライバル車や障害物に衝突しないようフォーミュラカーを操縦して、サーキットを完走することが目的。難易度順に全10サーキットがあり、レベル別に選択することができます(レベル1=1~5、レベル2=3~7、レベル3=6~10)。各サーキットは、各レベルの最終サーキット(5、7、10)を除き、2周を走り抜ければクリアとなります。

 

さて、本作と言えば、誰もが《ターボ技》を思い出すのではないでしょうか。時速416キロに達すると最高速度が496キロまで上がり、グリップ性能が向上するという裏技。比較的ストレートの長いサーキットを走っても、416キロを出すことは厳しかったように思います。また、コロコロコミックの連載漫画『ファミコンロッキー』では、1000キロ超という話もあったように記憶していますが、さすがにそれは虚構ですよね(笑

  • 購入金額

    4,500円

  • 購入日

    1984年11月02日

  • 購入場所

28人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (10)

  • Schrödingers Katzeさん

    2013/12/18

     最終コースはゴール判定が無かったりするのですよねw

     背景は、スタート時点の画面のままで、走査線単位で、横にすくローールさせることで、カーブを描画しています。
     実動作にあわせて、調整されていたりします。

     ターボもポールポジションIIだったかにあったフィーチャーですね。

     ぶつかったらいきなりどーん!とか、その辺りの大味な感じもアレっぽいです。

     このラスタ制御は、更にスクウェアのハイウェイスターや、ファミコングランプリII 3Dホットラリー辺りに引き継がれ、コースの高低まで表現するに至ります。

     ファミコングランプリII 3Dホットラリーも、HAL研の作だったはずですが、技術の進歩が見られます。ディスクシステムですから、それこそROMカートリッジに派手な仕掛けを仕込まず、ソフトウェアの技術の進歩、進化の結果といえると思います。
  • 千里一歩さん

    2013/12/18

    Schrödingers Katzeさん

    仰るとおり、各レベルの最終コースは「残り時間が尽きるまで走る」ですね。

    ご説明の描写方法によるためだと思いますが、カーブに入るとコースの縁が少し乱れた感じになるのが気になりました。とは言っても、技術的なことは理解できる点もあれば、ほとんどは???な状態です^^;

    後のレースゲームであれば、とりあえず最後まで完走させてくれるものが多いのに、本作は大破すると致命的なのでその辺がキツイと思いますw
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