ジグソープレミアムレビュー レビューインフィニティ第2弾「ロッコア星」に選んでいただき、ありがとうございます。
こちらはマザーボードであるIntel Desktop boad DX58SO2のレビューです。
その他の製品群はこちらをご覧ください。
それではレビューに移る。
まずは外観からだ。
外箱はIntelのハイエンドモデルらしく、ドクロマークをあしらった黒を基調としたデザインだ。
シンプルな外観は好感が持てる。
箱の裏側は製品の説明が印刷されている。
こちらも比較的シンプルで必要十分な情報量だ。
Core i7をサポートし、3年間保証(!)、CrossFireX、SLIに対応する旨がアイコンで示されている。
特に保証期間については通常1年間保証がほとんどなので流石Intel製品といったところか。
スロット配置などが用途に合うのであれば大きなアドバンテージになるだろう。
次は開梱してみよう。
箱の蓋は一般的なマザーボードとは逆で、向こう側から開くようになっているので注意したい。
緩衝材と製品の保持を兼ねるダンボールのインナーをどけると帯電防止の袋に入ったマザーボードが現れる。
ダンボールとマザーボードをどかすと付属品が入っている。
付属品は以下の通りだ
・SLIブリッジ(2Way用、3Way用)
・SATAケーブルx6
・ドライバディスク
・Bluetoothモジュール
・Bluetoothモジュール接続ケーブル
・IOパネル
・クイックリファレンスガイド
・POSTコード表
・各種注意事項
・ケーブル接続ガイドステッカー
・マウスパッド
・intel extream teamステッカー
非常に多くの付属品が入っており、またintelのマザーボード特有の付属品も見られる点は興味深い。
そして同梱品をチェック。
・ドクロマークのマウスパッド
クールなデザインでExtreme Editionのポテンシャルを主張するかのようだ。
材質は至って普通でありよくあるマウスパッド。
ゲーミング用で表面が布製であるというわけではない。
・intel Extreme teamステッカーと接続説明ステッカー
こちらはなかなか珍しい物では無いだろうか。
接続を説明するステッカーは初めて見た。
これらをケース内部やIOパネル付近に貼っておけばケーブルなどの接続に迷うことは無いだろう。
もうひとつのintel Extreme teamステッカーはオマケであろう。
・注意事項、POSTコード表
黄色い紙にはドライバーとBIOSのアップデートについてと、USB3.0コントローラについて記述されている。
POSTコード表は後述のマザーボード上の表示とステータスの対照表だ。
これは非常に有り難い。何処でコケたかが一目でわかる。
・クイックリファレンスガイドとドライバディスク
クイックリファレンスガイドは8つ折りのかなり大きな物だ。
イラストとマルチランゲージでわかりやすく記述されている。
ドライバディスクはバックにドクロをあしらったものだ。
DX58SO2の他にDX58OGにも対応する。
・IOパネル、SATAケーブル、SLIブリッジコネクタ
IOパネルは説明するまでもなくおなじみの物だ。表面は樹脂が貼り付けられており、カラフルで見やすくなっている。
SATAケーブルは6本付属しており、恐らくSATA6Gbps対応だ。(特に記述は無い)
SATAポートは計8つあるのでどうせならもう2本付属していても良かったのでは無いかと思うがいかがだろうか?
SLIブリッジコネクタは2Way用と3Way用が付属する。
CFブリッジケーブルが付属しないのは今やATiではなくAMD製品だからか・・・?
・Bluetooth&Wifiモジュールとケーブル
MSIのOEM品のようだ。型番はMS-3871。
両面テープが裏側に貼り付けてあり、ケースの樹脂面(金属面だと電波が遮蔽されてしまう)に貼り付けるよう指示がある。
クイックリファレンスガイドには具体的な例として5インチベイカバー裏を挙げてある。
ケーブルは一般的なUSB接続ケーブルであり、マザーボード上のUSBピンヘッダとモジュールを繋ぐ。
同梱品については以上だ。
数多くの付属品があるが、一つ難点があるとすればこれらのリストが無いことだろうか。
PC構成に必要な物だけでもリストがあればと思う。
さて、次はマザーボード本体に移ろう。
マザーボード全景はこのようになっている。
このマザーボード、一般的な物に比べてなぜか結構な重量がある。ヒートシンクが重いのだろうか?
恐らく基板の積層が多い(8層基板か10層基板?)ことに起因するのでは無いだろうか。
他のX58マザーも同じく重いのだろうか?
ハイエンドボードではあるが、PCIスロットが残っていたりするところはちょっと古さを感じる構成だ。
このマザーボードと同時期に発売されたintel 6シリーズはネイティブでPCIをサポートしないため、ブリッジチップを要するがこのボードはネイティブサポートのX58搭載(正確にはサウスブリッジであるICH10Rがサポート)なので必要は無い。
スロット構成は
・PCI-Express x16 x3(動作はx16、x16、x8)
・PCI-Express x1 x2
・PCI x1
と多彩なスロットを搭載している。
IOパネルは
・eSATA x2
・Back to BIOSボタン
・USB3.0 x2
・Gigabitイーサネット x2
・USB2.0 x6
・IEEE1394 x1
・オーディオIN、OUT各種
が装備されている。
PS/2は搭載されていないため注意したい。
また、eSATAポートは専用であり、USBとの共用ではないためこれも注意したい。
CPUソケット周りのヒートシンクはヒートパイプで繋がれており、IOH(従来のノースブリッジにあたる)とVRMの冷却をしている。
IOHのヒートシンクにはドクロマークがあしらわれていてなかなかカッコイイ。
ICH10Rは小ぶりなヒートシンクが付いており、こちらにはintelのロゴがあしらわれている。
メモリスロットは色ごとにチャンネルが別れているので、同じ色にメモリを3枚挿せばトリプルチャンネル動作となる。
また、シルク印刷にも記載されているのでその通りに挿せば迷うことは無いだろう。
こちらはPOSTコード表示LEDだ。
起動プロセスごとにここに数字などが表示される。
これはSATA6GbpsコントローラのMarvell 88SE9128だ。
SSDの項でも述べたように速度の伸びは今ひとつ。Marvellコントローラであれば9182等を積んだカードを導入する方が良いだろう。
それでは組み込んでみよう。
ケースはSilverStoneのRV03だ。
通電するとこのように光る。
POSTコードインジケータが緑色に光るのは少し珍しいかもしれない。
赤くないのはライバル企業を意識してだろうか?
左端にはステータスLED、オーバークロック用スイッチ、電源スイッチ、リセットスイッチがある。
ここからはBIOSのメニューをざっと見ていこう。
まずはメインメニューだ。
CPUの情報やメモリの搭載量などが示されている。
こちらは各種デバイスの設定画面だ。
パフォーマンス画面。
ここではクロックや各種電圧の設定が行われるため、確認画面となっている。
先の確認画面をYesを選び切り替えると、このような画面になり、様々な設定が行える。
CPUの項で行ったオーバークロック、省電力設定はここで行った。
オーバークロックはそもそもの倍率を変えるのでは無く(26倍までしか設定が無い)、ターボブースト時の倍率を変更することによって行う形となっている。
CPUの設定に潜るとこういった画面になる。
Maximum Non Turbo Multiplierが26となっているのがわかるだろうか。
ここにはこれ以上の数値の設定は無いのだ。
下の1-Core Ratio Limit~6-Core Ratio Limitの項を設定することにより、オーバークロック動作をさせることが出来る。
ブートメニューはストレージデバイスの優先順位を設定したり出来る。
Exitメニュー。設定を保存してBIOSから抜けたり、デフォルトセッティングを読み込んだり出来る。
設定項目は多く、全て理解するのは難しい。
必要な項目を見つけ出して触るにはCPUの挙動などを学んでおかなければならないだろう。
○総括
全体的にカチっとして質実剛健な作りのマザーボードであるように感じた。
所々にあしらわれるドクロマークもハイエンドを主張しており良いように思う。
すでに枯れたプラットフォームながら外部コントローラを搭載し、最新の規格に沿うようになっており(Mavell 88SE9128の性能には多少疑問はあるが)、ハイエンドプラットフォームの後期にふさわしい構成である。
すでに次のプラットフォームの足音が聞こえる中、リスクを少なくハイエンドプラットフォームを構成するのであればこのマザーボードはうってつけだろう。
ただし、そのときにはSATA 6Gbpsカードを載せるなどしてストレージ周りの弱点を補った方がと良いと言うことは明白だが。
それでは、このあたりで私infychanによるDX58SO2のプレミアムレビューを終わろうと思う。
infychanプレミアムレビュー
リーダーさん
2011/08/25
これが言ってた光ですね
infychanさん
2011/09/01
でも最近のマザボにしてはちょっぴりおとなしめかもしれませんねw
msiのとか結構色々光るのでww
リンさん
2012/02/12
発売から半年以上が過ぎてしまいましたが・・・
Intel様は現在も積極的にBIOSアップデート中のようです!
2012/01/29にBIOS Update [SOX5820J.86A]
折角だったのでアップデートしてみました!
気のせいかUSBの認識が良くなった様な気がします。