今回レビュー用に送られて来たIntelSSD540sも同じくTLCのフラッシュメモリー搭載ですが、世代もかなり後の物ですので期待しています。

IntelのSSDは120GBのX25-M辺りから数台購入していましたが、だんだんパッケージも付属品も簡略化されていて、もうスペーサーさえ付属しなくなったようですね。

この辺りの安いモデルはコスト勝負ですし、そもそも搭載後ははめれたら必要の無い付属品とかは無駄になるので、この形は正しいと思います。

外装も一気にシンプルになっていますよね。

スペックシートはこのようになっています。840のNANDは2xnm級という微妙な表現でした。

今回もまたEaseUS Todo Backupを使用します。オンラインでクローンでき超簡単です。

ソフトをインストールして、ソースDiskとターゲットDiskを選んでスタートです。SSD to SSDですが、一応SSDの最適化チェックは入れています。

今回は世代の進化だけで無く、容量が一気に4倍ほどになるのも楽しみです。データ類はもう一台1.5TBのHDDを搭載していますので、それで何とかですが、やはり容量は大きいに越したことが無いです。

ターゲットの540sは、USB3.0の外付けケースを使ってコピーしています。

40分ほどでクローン完了です。空き領域は管理ツールから広げて終わりです。

ここからは物理的な交換です。i600は2つのHDDスロットは前のスロットに収まっています。

安全の為にバッテリーを外して、その後ネジ一本でドライブが出てきます。

ケースの蓋の構造でドライブを固定しているだけです。クッション類はありません。

Intel540sと入れ替えます。

スイッチを入れたら無事起動です。

と言うことで、元のSamsung840とIntel540sとの比較です。

最初に元の840です。書き込みの値がかなり低いですが、数値以上に体感もかなり遅いです。まとめて沢山書くと、プチフリまで行かないまでも、もの凄く待たされる事があります。

Intel540sです。さすがに3年ほど後のTLCモデルだけ合ってベンチマークでも読み込みはSATA3のほぼ限界ですし、書き込みも随分早いですね。場所が広がったのでゲームもじゃかじゃか入れて見ましたがかなり早いです。

最後にSSDツール類をSamsungの物をアンインストールしてIntelの物に入れ替えました。

ツールでは、SSDの最適化処理が行えます。実行した後特に体感できる物では無いのですが、気分的に綺麗になったかななんて気がします。

診断ツールも付いています。こちらもしばらく使って見ましたが特に問題は出ていません。

ファームウェアについては、まだ新しい物が出ていないのか更新できませんでした。Intelのサイトでファームウェアバージョンアップ用のISOも落としてみましたが、まだ無いようでした。

SAMSUNGのメモリーキャッシュで、ベンチマークの速度が跳ね上がるようなトリッキーなツールでは無いのが質実剛健のINTELっぽいかなと思います。

古いSSDとは言えHDDから比べると随分早いので、SSDからSSDでどれほど違うのか？と思いきや、ベンチマークを取るまでも無く軽く感じます。起動して落ち着くまでの時間や、ゲームの起動など元々の840は何かとまとめてやるとベンチ以上に速度が落ちていたと思います。

今回は速度的な物だけで無く、容量も一気に4倍となったので、今までHDDで我慢していた物もSSD側へ持って来ました。総合的には大幅にパワーアップを感じます。

最近は、SSDの値段も一気に下落して、このクラスの物でも購入しやすくなったので、他のマシンも考えたいなと思いました。