たまたま良ジャンク品として購入することができた
ただ、HDDがかなりヘタってきているのか、最新OS X 10.11.5にアップグレードしたところ、かなりもたつきを感じることに。そこでダメ元で「インテル(R) SSD 540s シリーズ」の「PREMIUM REVIEW」に応募してみたところ、なんと当選させていただくことができました。
とても久しぶりの「PREMIUM REVIEW」、なんとか頑張って進めていきます。
Intel初のTLC NAND SSD「インテル(R) SSD 540s シリーズ」の480GBモデル「SSDSC2KW480H6X1」を使って、ジャンクで購入にした「MacBook Pro 13 2011 Late 」を復活させていきます。
なにはともあれ内蔵HDDのクローン化を
SSDに換装する前に、まずは内蔵HDDの内容をまるまるSSDにコピーすることにします。Windowsでは別途クローン化ツールを用意する必要がありますが、Macなら標準の「ディスクユーティリティ」とUSBケースやUSBアダプタを使えば別途ソフトウェアを購入する必要はありません。
変換アダプタを使い、SSDを接続。「Command + R」を押しながら「ディスクユーティリティ」を起動します。
OS X ユーティリティ選択画面になったら「ディスクユーティリティ」を選択します。
USB接続したSSDをフォーマットしたあと、標準で接続しているHDDをSSDに復元します。
あまり本格的に使っていなかったこともあり、使用容量は少なめ。約15分ほどでクローン化が完了しました。ここまでできれば下準備はおわりになります。
MacBookを分解してSSDを換装。ついでにメモリも交換してみた
続いて換装のために「MacBook Pro 13 2011 Late 」を分解。とは言ってもボトム部の天板を外すだけ。ネジが小さいので精密ドライバーと、HDDマウンタネジの取り外しにT6ドライバーが必要になりますが、工具さえ用意すればとても簡単にすすめることができます。
ボトム部にある計10本のネジをとりはずすだけで、内部にアクセスできます。
ネジは非常に小さいので、精密ドライバーが必要です。うちにあるのはすべてだめで別途購入しました。
内蔵ドライブは東芝「MK5065GSXF」。容量は500GB、インターフェイスはSATA2.0で、回転数は5,400rpmらしいです。
HDDの取り外しは上側のバーを外すだけでOKでした。
上側のバーを取り外して、フラットケーブルコネクタを外せばHDD本体から完全に分離できます。
HDDの四隅にマウンタネジがあるため、T6ドライバーで外します。
開けたついでにメモリをDDR3 1600MHzの8GB SODIMMを2枚に換装しました。
ここまで設定したら、あとは底面カバーを取り付け直せば終わりになります。
いよいよ新生MacBookを起動。そのパフォーマンスは?
SSDへの換装(とメモリの換装)が終わったら、「Command + option + P + R」を押したまま電源ボタンを押して、NVRAM をクリアして起動します。
換装前のHDD
換装後のSSD。若干容量が減っているのはご愛嬌。
ついでに換装したメモリも問題なく認識しました。
「MacBook Pro 13 2011 Late 」のインターフェイスはSATA3に対応しているようで、公称スペックには届かないものの、シーケンシャル読込は360MB/s、書込480MB/sを計測。70MB/s前後のHDDに比べると大幅に性能がアップしています。さらにランダムアクセスではその差が大きく、メモリ増設効果もあり、実際の操作感も劇的によくなりました。ちなみにOSの起動時間は56秒から17秒へと約1/3に短縮されました。
まとめ
今回は「インテル(R) SSD 540s シリーズ」の480GBモデルを使って、約5年前のMacBook「MacBook Pro 13 2011 Late」のアップグレードに挑戦させていただきました。その効果は劇的で、体感では全く別のマシンか?と思うほどパフォーマンスが上がりました。インターフェイスもSATA3に対応していたため、性能面で無駄がないのも良かったです。
TLC NANDのSSDということで、耐久面ではまだまだ未知数ですが、公称のMTBFは160万時間とMLC NANDモデルと同等。保証期間も5年間と長いので、私のようならライトな使い方なら大丈夫そうです。
デスクトップPCと違ってアップグレードが難しいノートPCですが、「インテル(R) SSD 540s シリーズ」の換装はコストパフォーマンスの良い延命措置となりそうです。
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。