今回のレビューは「インテル(R) SSD 540s - マシンガンレビュー IV ノートPC 30機種 復活劇」だ。
レビューに使用するのは、2012年の春に発売された富士通の13.3型ノートPC LIFEBOOK SH54/Gで、妻が使用しているもの。
スペックは、CPUがCore i3 2350M、メモリは4GB、ストレージには東芝製THNSFC128GBSJが搭載されている。THNSFC128GBSJは容量128GBのSSDだ。
4年間の使用によって、容量128GBのSSDには空きが無く、Windows 10へのアップグレードもできない状態。
無償アップグレード期限が迫っているので、この機会にSSDの換装を行って容量を確保すると共に、Windows10へのアップグレードを行ってみたい。
今回、レビューを進めるにあたって、メモリーを4GBから8GBにアップしたところ、メモリスコアも5.9から7.3にアップしたのだが、ディスクスコアはSSDにも関わらず6.8に留まる・・・
これがどこまで快適になるのか楽しみだ。
インテル(R) SSD 540s シリーズの内容物は、SSD本体とドキュメントのみで、従来シリーズに付属していたSATAケーブルや9.5mm厚への変換スペーサ等は付属していない。
また、表面にはintel®ロゴと、封印シールのみとシンプルだ。
厚さは7mmなので、9.5mm厚で使用するためには、スペーサーが必要だ。
「Intel® Data Migration Software」ですんなり移行完了!
インテル(R) SSDシリーズのメリットは、Acronis True Image の専用バージョンである「Intel® Data Migration Software」が用意されていること。
今回も、IDM(Intel® Data Migration Software)を使用した。
まずはインテルのサイトから「Intel® Data Migration Software」をダウンロードする。
https://downloadcenter.intel.com/ja/download/19324/Intel-Data-Migration-Software
次に、インテル(R) SSD 540sをUSBで接続する。
ケースレスだが、HDDとは異なり、基盤がむき出しになっていないし、移行完了までの一時的な接続なので、これで充分だ。
準備ができたら、ダウンロードしたIDM(Intel® Data Migration Software)をインストールする。
IDMのインストールが終わったら、起動する。
パーティションのコピーが開始されるが、時間はあてにならない・・・
完了したらシャットダウンして、SSDをを入れ替える。
本機は標準搭載のSSD部のカバーはビス2本で簡単に外れた。
標準搭載のSSDを取り出し、スペーサーで9.5mm厚に合わせたインテル(R) 540sを装填する。
(今回は、事前準備できなかったので、インテル(R) 535に付属のスペーサーを使用した。)
電源を入れると、問題なく起動してくれた。
もうディスク空き容量に悩まされることは無い!
読み取り、書き込みとも、大幅に向上!
標準搭載されていた東芝製SSDは、読み書きとも、性能的には高くなかった。
HDDよりは早いが、SSDとしてみると物足りない。
これが換装によってどうなったのか・・・
大幅なスコアアップだ。
結果、エクスペリエンスインデックスのディスクスコアも、最大の7.9にアップした。
性能的には、これ以上望めないほどの大幅向上で、大満足。
体感的にも軽快になった
使い始めて感じるのが、動作の軽快感。
Windowsの起動に関しては、計測してみると10秒ほど短縮できているようだ。
実使用時の軽快感は、メモリー増設による効果もあると思うが、ディスク空き容量がアップしたことによってスワップ領域が確保できたことや、ディスクアクセスが速くなったこと等、複数要素の相乗効果と思われる。
ここ数年のPCは、基本性能の高いCPUを搭載しているので、充分なメモリーを搭載できれば、通常使用では不足のない性能を持っている。
ただ、初期のSSD製品を搭載しているモデルでは、容量不足を感じることも多いはずだ。
そんなPCでも、最新SSDに換装することで、容量アップだけでなく、基本性能までアップすることができる。
TLCを採用したインテル(R) SSD 540sは、低価格でありながら、信頼性や基本性能に定評のあるインテル社の製品らしく、安心して使用できる。
Windows 10 へのアップグレード
空き容量がアップし、速度的にも、実使用においても、快適さが向上したので、当初の予定通りWindows 10 へのアップグレードを行う。
まず、デスクトップ機でインストール用のUSBを作成した。
過去の経験から、ダウンロードしながらのアップグレードよりも早いと思う。
メディアが作成できたら、インストールを行う。
今回はアップグレードインストールなので、Windows7上でインストールを開始した。
アップグレードは、約20分で完了。
無償アップグレードも完了した。
一度アップしておけば、万が一Windows7に戻しても、再度アップできるし、クリーンインストールも可能だ。
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