World of Tanks(以下WoT)は、第2次大戦~1960年頃に活躍、あるいは設計された戦車を操って、相手のチームを撃破していくオンラインゲームです。
簡単な操作性とガッツリ課金しなくても遊べる手頃感もあって、全世界で7800万人(!!)ものユーザーを集める大ヒット作品です。
今回は、ハイエンドなパーツを使ったPC環境でWoTをプレーすることで得られるメリットなどについて、下記のPCを用いて検証していきます。
■ハードウェア構成
今回使用するマシンのコンセプトは、「ハイエンドなのに静音なゲーミングPC」。
メインPCが15,000rpmのSAS HDDを5台も積んでいたり、GTX660TiのSLI構成だったりと、静音とはほど遠い構成のため、夜間にゲームをプレーしていると、ビデオカードのファンが勢いよく回転し、ミニドライヤーのような騒音を奏でます。
そこで、夜間でも静かにゲーミング可能なPCをめざし、ELSAのGeForce GTX780 S.A.C.を中心に、静音性を追求するPCに仕立ててみました。
今回使用したPC環境は下記の通りです。
なお、※のある製品はレビュー対象製品となっていますので、個別にレビューを用意しております。
詳細は下記よりご確認ください。
※ I-O DATA LCD-MF272CGBRは初期不良交換対応により、後日レビュー公開予定
CPU:intel Core i7 4770K
メモリ:Corsair Dominator CMP8GX3M2A1600C9 4GB x4 16GB
マザー:MSI Z97 GAMING 5(※)
ビデオ:ELSA GeForceR GTX 780 S.A.C(※)
SSD:Plextor PX-G128M6e
Blu-Ray:Pioneer BDR-206JBK
ケース:Antec NineHundred Two
電源:Seasonic SSR-650RM(※)
ディスプレイ:I-O DATA LCD-MF272CGBR(※)
マウス:A4Tech X7-G800V-JP
キーボード:A4Tech XL-755BK
FANコントローラー:Corsair Link JP Kit
CPUクーラー:Enermax LIQTECH 120X
OS:Microsoft Windows 8.1 DSP版(※)
では、早速ハイエンドパーツで組んだPCを使用して、WoTを攻略していきたいと思います。
WQHDで60fps、超快適なハイスペック構成でWoTを遊び尽くす!
■大解像度液晶におけるWoTの快適さ
2560×1440ピクセルという広大な解像度を持つWQHD液晶は、WoTを遊ぶ上でどのようなメリットがあるのか、早速確認していきたいと思います。
ハイエンド環境でWoTをプレーするため、解像度は2560×1440のフル画面に設定し、ディティールも最高設定としました。
WoTは3Dゲームとしてはそこまで重たくないゲームですが、ディティールを最高に引き上げるとかなりの負荷となります。
さらに、今回はWQHDの解像度ですので、必然的にビデオカードにかかる負荷も増大します。
今回は、ELSA GeForce GTX780 S.A.C.の性能を比較するため、GeForce GTX660Tiのシングル構成およびSLI構成と、Radeon HD 7850を使った環境でそれぞれゲームをプレーし、比べてみることとしました。
細部まで細かく描画されることで、敵の弱点がわかりやすい
大解像度でのメリットは、やはり敵が鮮明に表示されるということに尽きます。
ゲームでは、相手の戦車へ砲撃しても跳ね返されてしまい、まったくダメージを与えられないことが多々あります。
特に、最初の頃は口径が20mm以下などの小型の砲を搭載している車両を使うこともあり、駆逐戦車や中戦車の分厚い装甲には歯が立たず、場合によっては軽戦車でも射撃場所によっては装甲を貫通できないことなどしょっちゅうです。
いくら撃っても相手にはダメージが与えられず、相手からの攻撃は一撃食らうと40%ほどダメージを喰らいますので、やみくもに撃っていてもまったく撃破出来ません。
戦車は分厚い装甲で守られていますが、装甲の厚さはどこも同じというわけではなく、重量の関係もあって被弾しやすい正面装甲などは厚く、エンジンなどがある後部や車体底面などは薄い装甲になっています。
また、機銃が突き出ているところや外を見るための小窓、戦車に乗り込むためのハッチを兼ねた外部監視用のキューポラ、ラジエーター周りといったところも、装甲が薄い弱点といえます。
戦車は履帯(キャタピラ、ちなみに商標名)で走行しますので、ここを狙撃すると一時的にですが動けなくすることが可能です。
特に、駆逐戦車など旋回砲塔を持たない車両は射撃の際に車体の向きを変える必要がありますので、履帯を破壊すると相手に狙われることなく背後などの装甲が薄い場所を攻撃することが可能です。
分厚い戦車の装甲ですが、射撃の角度によっては貫通できる可能性があります。
戦車の装甲は避弾径始といわれ、傾斜装甲を備えることで砲弾をはじき返すようになっているものがあります。
また、敵に対して車体を斜めに位置することで垂直になった装甲でも傾斜装甲として利用し、防御力を増すことができます。
たとえば、10cmの厚さを持つ装甲であっても、斜め45度の角度では√2の14cmになり、1.4倍の厚みを持ちます。
このような傾斜装甲を持つ戦車でも、車体の一部分は自車に対して直角に近い角度を成している部分もあり、そこを狙い撃ちすることで弾かれることなくダメージを与えられます。
このように、敵の戦車を破壊するためには弱点を狙う必要がありますが、一昔前のワイド液晶で主流だった1680×1050といった解像度では履帯は確認できても、キューポラなどのディティールがかなり荒くなってしまいます。
WQHD解像度の液晶では、敵のディティールもとても細かく再現されていますので、弱点への照準が付けやすくなります。
弱点を狙って狙撃するには、やはり大解像度の液晶でプレーするメリットは十分あると言えます。
液晶の解像度別に並べてみると、こんな感じです。
※赤く縁取りされているのは、撃破前のターゲット状態
チュートリアルのほぼ同じ距離からのスクリーンショットですが、液晶が高解像度になるに従い、戦車のディティールも細かくなっているのがわかります。
遠方からの射撃でも敵の位置がつかみやすい
PC版のWoTはレビューに当選してからはじめたばかりなのですが(今まではiPhone版メイン)、今のところ好んで使っているのはソ連のT70という軽戦車です。
Tier3に属する軽戦車で、35mmの厚さと傾斜角を持つ正面装甲を持ち、軽戦車としては比較的耐久力があるのが良いところ。
実際、突撃してきた軽戦車と打ち合っても、ダメージをあまり喰らわないことも多々あります。
しかも、軽戦車としては比較的攻撃力のある45mmVT-42を搭載できるので火力もそこそこで、遠距離射撃をぶっ放しています。
とはいえ…時々難易度が高いマップに遭遇すると、装甲が分厚い奴らが出てきたりするので、45mmでも打ち抜くのがやっとだったりします。
400mm以上といった遠距離射撃の際に、小さい的に当てるときにすこぶる便利なのが、LCD-MF272CGBRが持つ高解像度の精細さです。
上記は、432m先のRenault FTと思われる軽戦車をターゲット中の画像。
これくらいの距離になると、ターゲットも相当ちっちゃくなってきます。
しかも、相手が停止中ならまだいいものの、全力走行中だった場合は着弾までの時間を考慮して未来位置へ射撃する偏差射撃が必要となります。
こういった場合には細かい操作が必要ですが、細かいターゲットのディティールも把握しやすい高解像度だと、狙いも正確になってきます。
インフォメーションを表示しても画面が見やすい
WoTでは、自軍と敵のそれぞれの戦車の名前と種別、自車の情報、マップなどが表示されます。
解像度が変わってもインフォメーションウィンドウの大きさは変わらないので、画面解像度が大きいほど、ゲームウィンドウを有効に使うことができます。
特に、遭遇戦が多い市街マップでは、マップと通常ビューで常に周囲の敵の位置を把握、狙撃モードにしてビルの間から打ち合うことも多く、ウィンドウが邪魔にならないというのはとても便利です。
1366×768解像度のゲーム画面
前述の2540×1440における狙撃画面と比べると、画面のインフォメーションウィンドウがとても小さく、視界が開けているのがわかります。
自走砲はまだ使ったことが無いのですが、説明を見る限りではマップエリアを上から見下ろして砲撃するところを定めるため、こういった場合にも高精細な解像度が生きてくると思われます。
■GeForce GTX780との組み合わせでWQHDでも超快適
画面解像度が大きくなると、それだけ描画に負荷がかかりますので、パワフルなビデオカードが必要となります。
実際、一世代前のアッパーミドルクラスであるGTX660Tiで試したところ、2560×1440の画質最高設定において、フレーム数は30程度まで低下しました。
その点、GeForce GTX780はハイエンドモデルだけあってフレームの伸びもさることながら、落ち込みも少なく、60fpsを超える安定したフレームレートを叩き出しています。
ミドルクラスのGPUを搭載したビデオカードの場合、軽めの処理であれば一気にフレームレートが上がりますが、重たい処理ではメモリのバンド幅などがボトルネックとなって、一気にフレーム数が落ち込むことがあります。
この点、ハイエンドモデルではメモリの帯域が広いため転送で落ち込むことも無く、重たい処理でも踏ん張りが効きます。
さらに、WoTの場合、GPU側が追いつかないとマウスカーソルの動きももっさり…というか、一瞬遅れて付いてくるような感じを受けます。
今回テストしたビデオカードでは、GeForce 660TiやRadeon HD 7850で発生しました。
感覚としては、30fps程度だと遅くなるような印象を受けます。
もちろん解像度を下げたり、描画ディティールを下げることで回避できますが、せっかくのWQHD液晶ですから大解像度を生かしたいところです。
その点、GeForce GTX780では常に60fps程度を保っており、マウスの反応もサクサク快適です。
視点の切り替えや細かいマウス操作なども問題ありません。
現verのクライアントはSLIには未対応、パワフルなカードが必要
WoTですが、現在のゲームクライアントではSLIには対応していません。
試しに、GeForce 660TiのSLI構成で試してみましたが、フレームレートはまったく同一となっています。
ただし、2枚のビデオカードがそれぞれ50%ずつ処理を負担しているようで、1枚のときのような高負荷時の騒音はかなり低減されています。
nvidiaのユーティリティ側で強制的に2枚のビデオカードで分散処理させることも可能ですが、2種類設定可能な方法のいずれもシングルカード時よりもフレームレートが低下しており、現状ではSLIにする意味はまったくありません。
このため、WoTを快適にプレーするには、シングル構成で高速なカードが必要となります。
WQHDの解像度で快適に遊ぶには、GK104チップを搭載したGeForce GTX660Tiでは力不足ということを考えると、GeForce GTX760、GTX770といったカードも同様に快適に遊ぶには今ひとつの可能性があります。
その点、フラッグシップのTITANに採用されているGK110チップを搭載した、TITANの弟分とも言うべきGeForce GTX780であれば、WQHDの解像度であってもきわめて快適にプレーすることが可能です。
大解像度の液晶でWoTを遊ぶ場合には、ビデオカードもGeForce GTX780クラスのものが必須になってくると思われます。
■650W電源の安定感
GTX780は高性能であるが故電源に対する要求も高く、600Wの電源が推奨されています。
今回使用したSSR-650RMは650Wと十分な容量を備えていますので、ゲーム時の負荷状態であっても容量にゆとりがあり、不安定になることは全くありません。
ビデオカードを3種類試してみましたが、一番消費電力が高かったGeForce GTX780と組み合わせた場合でも、電源消費量は302Wと電源ユニットの定格出力の1/2に満たない数字となっています。
能力に余裕があることと、80PLUS Goldを取得している高効率さもあって、動作中のファンは低速回転に抑えられています。
このため、ケースファンなどと同等のノイズしか発生せず、ケースの蓋を閉めてしまうと騒音はまったく聞こえません。
最近では低負荷時にファンを完全に止めてしまう電源ユニットも増えていますが、回転数が遅くてもファンが動いているだけでパーツの温度をかなり抑えることが可能ですので、個人的には常時ファンが回っている電源ユニットの方が好みです。
ファンのノイズも、たとえば20dBのものを2つ合わせても40dBにはなりませんから、電源ユニットのファンが低速で回転していても、その騒音が問題になることはほぼ無いと思います。
ビデオカードなどが大量に消費する12Vラインも、今時の電源らしく1レーンで648Wとなっています。
昔の電源は大容量であっても、12Vの出力が複数のレーンに分割されているため(12V1、12V2などの表記となっている)、一つのケーブルを複数のビデオカードへ接続すると、出力が足りなくなってしまう場合があります。
このため、12Vが分割された電源ユニットでは、それぞれのレーン毎に分散されるように接続する必要がありますが、この場合モジュラーケーブルを複数使うこととなり、結果せっかくケーブルの本数を減らし、配線をスッキリさせることが可能なモジュラータイプの電源の良さが生かせないこともあります。
この点、12Vの出力が1レーンにまとまっていればそういった配線上の煩雑さは無くなります。
■M.2 SSDの威力
今回のレビューで使用したマザーボード、MSI Z97 GAMING 5ですが、SATAのほかにM.2スロットも備えていますので、今回初めてPCI-Express接続のM.2対応SSDを使ってみました。
M.2はSATAとPCI-Expressの両方がありますが、PCI-Express版のSSDでないとSATA3の壁を突破できず、550MB/sあたりの転送速度がボトルネックとなります。
SSDの持つポテンシャルを最大限引き出す為にも、M.2スロットを使用する場合にはPCI-Express版のSSDを使うことをお勧めします。
ただし、PCI-Express版のSSDって選択肢が限られる上に、値段が高いんですよね…
※M.2を使った構築については、マザーボード側のレビューで詳しく触れたいと思います。
ベンチマーク結果はSATAの壁を軽く越える、シーケンシャルリード704MB/sを叩き出し、シーケンシャルライトも331.9MB/sと良好な結果となりました。
ランダム4K QD32もリード、ライトがそれぞれ388.9MB/s、335.1MB/sとなっており、優秀な値を叩き出しています。
しかも、マザーボードにオンボードで搭載できるため、電源やSATAケーブルの配線も不要、さらに2.5インチベイも消費しません。
オンボードのM.2 SSDのみで、光学ドライブも搭載しない場合には、なんとSATAケーブル、電源ケーブルなどは不要ですから、モジュラー式電源であれば、最低限の電源ケーブルだけで配線が完了してしまいます。
実際、今回はBlu-Rayドライブが1台のみの構成だっため、プラグインケーブルは1本のみときわめて簡潔な配線となりました。
■XSplit Gamecasterによるゲーム画面キャプチャ
MSI Z97 GAMING 5にはゲーム画面をキャプチャ保存、ストリーミングするためのXSplit Gamecasterというツールが付属します。
このツールを使ってゲーム画面を動画として保存してみました。
保存した解像度はフルHDとなりますので、少し縮小されてます。
フルHDでリアルタイムキャプチャをしている状況でも、ゲームは時々若干引っかかりを感じる程度で、通常時とほぼ同一の感覚で遊ぶことが可能です。
この状態で裏ではmp4のフルHDでキャプチャ、エンコード、保存をしている訳ですから、凄いものです。
ゲームをプレーしているのとほぼ変わらないなめらかさで動いています。
GeForceシリーズの場合、GeForce Experienceによるキャプチャも可能ですが、ストリーミングも簡単にできるソフトウェアが付属するのは便利ですね。
■Windows8との相性
超高速なM.2 SSDにインストールしたWindows8ですが、特殊な設定無しでDVDから起動→セットアップでM.2 SSDへインストールが完了しました。
しかも、起動がハンパなく高速で、電源OKからデスクトップが表示されるまでが約7秒強と、Windows8.1の高速起動性能を遺憾なく発揮しています。
RAID構成にしてしまうとRAID BIOSの処理が入りますから、ここまで高速化は難しいと思われます。
Windows8.1の高速起動とM.2 SSDの相性はとても良好だと思います。
WoTもWindows8.1環境でまったく問題無く動作しています。
WoTのほか、FF14-2も試してみましたが動作に問題は全くなし。
さらに、今回使用しているA4Techのゲーミングキーボード、ゲーミングマウス共にマクロエディタも含め正常に動作しており、Windows8.1による不具合はまったく見当たりません。
メインPCではWindows7を使っていますが、Windows8.1になってマウスでも使い勝手が良くなったこと、デスクトップを中心とするオペレーションが可能になったことでそこまでの違和感は無くなりました。
ハードウェアの対応も進み、マクロ系のツールも問題無く使えますので、導入にあたって特に危惧すべき点はないと感じました。
■ハイエンドかつ静音なゲーミングPCの実現
今回の目的であった、大解像度液晶&ハイエンドビデオカードによる静音ゲーミングPCですが、WoTをプレーしていてもまったくうるさくない、夜間でも安心してプレーできるPCが組み上がりました。
ELSAのGeForce GTX780 S.A.C.はWoTをプレーしているときでもファンのノイズはアイドル時と比べてもほとんど変化がありません。
GeForce GTX660Tiはゲームを起動するとファンが全開になってかなり騒々しい結果となりましたが、GTX780はGK110のポテンシャルの高さと幅広いメモリバスのおかげで軽々と処理を行い、ELSA独自の3連ファンクーラーが的確に冷却することでノイズを大幅に押さえ込んでいます。
また、MSIのZ97 GAMING 5マザーボードのファンコントローラーがCPUクーラーのファンをCPU温度に応じて自動的に制御してくれますので、ノイズを大幅に抑えることが可能です。
MSIのCommand Centerというツールからファンの回転数も設定可能ですが、CPUファンのほかにシステムファンも自動コントロールすることが可能です。
ケース天井にある20cmファンを、今までは速度固定でしたがマザーボードの温度に応じて可変するようにしてみました。
ファンごとに細かい調整が可能ですので、吸気と排気のバランスを取りつつ、最適な値に設定すればかなりノイズを少なくすることが可能です。
電源ユニットもWoT程度の負荷ではまだまだ余裕そうで、ファンも最低回転数でゆるゆると回っている状態です。
この程度ではノイズもほぼ発生しません。
WoTをプレーしている間も、LCD-MF272CGBRの持つWQHDという広い解像度でも、冷却効率の良いオリジナルクーラーを搭載したELSA GeForce GTX780 S.A.C.のパワーでまったく遅さを感じません。
さらに、Seasonic SSR-650RMの高効率&12cmファンの静音性と、MSI Z97 GAMING 5のファンコントロール機能が適切なエアフローを実現し、AntecのNine Hundred Twoのエアフローの良さも相まって、ビデオカードの熱を効果的に上面ファンへ逃がしています。
アイドル時もフルロード時もほぼ騒音は変わりませんので、WoTを昼夜とわず楽しめる、心強いPCが完成しました。
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