■初めに
ゲーミングと名前の付くアイテムはキーボードやマウスなどを見ても
普通のものよりハイスペックなものが多いと思います。
MSIのゲーミングマザーボードはどのような感じなのか確かめていきたいと思います。
おなじみのドラゴンのマークがかっこいいです。
いろいろな売り文句が書いてあります。
目につくのはsound関係と
MULTI-GPU、
GAMING APP、
KILLER E2200 GAMING NETKING
などでしょうか?
■開封
開封します。
赤と黒がかっこよいです。
チップセットのヒートシンクがMSIのドラゴンのエンブレムになっているのがわかります。
備品
気になるのはドアノブにぶら下げるサインボードでしょうか?
すごく目立ちます。
■性能
性能は以下の通りです。
チップセット: Z97 Express
CPUソケット: LGA1150
寸法 : 30.5cm x 24.4cm(ATX)
メモリ : DDR3 1066~3300MHz対応
拡張スロット: PCI-Express x16 3スロット(x16、x8/x8、x8/x4/x4モード)
PCI-Express x1 4スロット
SATA : SATA 6GB/秒 x6
M.2ポート: x1
USB3.0 : 6ポート(I/Ox4、拡張x2)
USB2.0 : 8ポート(I/Ox4、拡張x4)
オーディオ: Realtek ALC1150コーデック7.1チャンネル
CPU周りにある赤と黒のヒートシンクは竜の爪を模したものだそうです。
良く冷えそうです。
I/O周り
ゲームに関係するポートは赤くなっているようです。
PS/2ポートとUSB2.0端子はゲーミング・デバイス・ポートとして、他の端子と比較して3倍の金メッキが使用されているそうです。いかにもゲーミングマザーボードらしい配慮です。
耐久性が普通のものに比べて10倍あるようです。
LANポートはKILLER E2200 GAMING NETKING対応で、ゲームのトラフィックを検出し自動で帯域に優先順位を割りあてて、プレイ中の遅延を防ぐチップが使われています。他のマシンではまれにWorld of Tanksのプレイ中に遅延が起こったのですが今回制作したマシンでは遅延はまだ起こっていません。様子見の段階ですがKILLER E2200が効いているのかもしれません。
赤いオーディオ端子はAudio Boost 2対応のヘッドホン専用出力端子で
デュアルヘッドホンアンプを搭載しています。
600Ωまでの、高インピーダンスのヘッドホンに対応しているようで
新しくヘッドホンを買ってみようかと思わせてくれます。
オーディオ周りはコンデンサが目立ちます。しっかりしてそうです。
GPUは3枚まで挿すことができ、NVIDIA® SLI™ または AMD CrossFire™に対応しています。MULTI-GPUです。今回は電源が650Wなので複数枚のGPU構成は無理ですが機会があったら増設してみたいと思っています。
M.2接続のSSDは今後の主流になると言われていますがかなり速いです。
UEFIネイティブで起動させると15秒ほどでwindowsが起動してしまいます。
UEFIは設定で引っかかってwindowsのインストールをし直しましたが
ようやく慣れてきた感じです。
あとで他のOSとのデュアルブートに挑戦してみたいと思います。
■M.2接続のSSDの速度
CrystalDiskMarkでM.2接続のSSDの速度を計ってみました。
シーケンシャルリード710.0MB/s、シーケンシャルライト330.6MB/sです。
新規格だけあってSATAより速いです。
4kやQD32も割と高いですがM.2接続のSSDの新製品がたくさん出てきたら
これからまだまだスピードは改善していくのではないでしょうか?
組み付けから起動まで順調に行ったのですがCPUが熱いということで
一度マザーボードをPCケースから取り外してCPUクーラーを取り付けました。
買ってきたCPUクーラーがマザーボードの裏に
金具を取り付けて固定するタイプだったためです。
「せっかく取り付けたのにまた外すのかー」と、ちょっとがっくりしましたが
CPUの温度が20度以上下がったので良しとします。
オーディオ出力にs/pdif出力がないのが少し残念ですがおおむね満足のできるマザーボードだと思います。コストパフォーマンスがよく、いろいろな付加価値が見いだせるマザーボードです。
■インストール
インストール作業は1366x768の小さめのモニタを繋いで行いました。
ブルースクリーン騒ぎがあったので巻き込まれそうで
危なかったのですが無事安定起動しています。
■付属アプリケーション1 GAMINGAPP
MSI Z97 GAMING 5 ゲーミングATXマザーボードは
付属のアプリケーションも売りの一つです。
特にGAMING APPというアプリはすごいです。
ボタン一つで一瞬にしてオーバークロックしたり節電モードにしたりできます。
設定いらずです。
オーバークロックするほどWorld of TanksはCPUパワーは使わないのですが
ネットサーフィンなどの時にSilent Modeで節電できるかなと思っています。
やっている作業によってPCのパワーを選択できる良いソフトではないでしょうか?
■付属アプリケーション2 XSPLIT GAMECASTER
XSPLIT GAMECASTERというアプリケーションも売りの一つのようです。
箱の裏にプレミアムライセンス6ヶ月無料と書いてあったので使ってみました。
Twitchで実況が簡単に出来たり
youtubeに簡単に動画を投稿できるアプリケーションのようです。
ただ動画に関してはNVIDIAのShadowPlayがあるので
そんなに需要はないかもしれません。
使い方は簡単で起動させておくとCTRL + TABで呼び出せるので、
ゲームをしているときに呼び出して、
そこでストリームのボタンを押すだけです。
非常に簡単で良いのですがWorld of TanksにはWorld of tanks WGストリーム
というMODがあるので私には必要のないアプリかもしれません。
いろいろなゲームで使えるのがXSPLIT GAMECASTERの良い所なので他のゲームで実況がしたくなったら使ってみることにしたいと思います。
画面に落書きができる機能が面白いですね。
実況のときに文字や記号を使って解説ができそうです。
■まとめ
他にもいろいろなアプリケーションが付属しているので
MSI Z97 GAMING 5 ゲーミングATXマザーボードは
非常にお得感があります。
マザーボード自体の機能も盛りだくさんで、
紹介しきれていない機能もあると思うので
興味のある方はMSIのホームページに
出かけて行って調べてみてはどうでしょうか?
cougarさん
2014/08/26
サインボード、洒落が効いてて良いですね。
M.2接続のSSDだと15秒で起動しちゃいますか……
Windowsの起動が遅かったのも昔の話になりつつありますね。
タカキさん
2014/08/28
コメントありがとうございます。
SSDとUEFIとwindows8の高速起動でここまで早く起動するようになりました。
隔世の感があります。
マザーボードの機能である、MSI Fast Bootに切り替えたらさらに速いです。
10秒以下で起動していると思われます。
「あれ?スリープだったっけ?」とか思うレベルです。