レビューメディア「ジグソー」

最高の描画環境で描き出される迫真の場面はゲームオンチのオッサンをもゲームに没頭させるか?

PCゲーム...以前は良くやった...
特に大学生になって卒論書くときにコンピュータを購入して、卒論仕上げたあとはそのPCの使い道というと...(^^ゞ

当初はシューティングなどもやっていたのだが
・当時のPCは処理能力が十分でなく、専用機には大きく劣った
・その手のゲームはキーボードよりはジョイスティックなどの方が操作しやすい
なにより、
・才能がないorz

で、その後はシミュレーションやアドベンチャーに興味が移った。
ちょうど光栄(のちのコーエー)から、「信長の野望」や「三国志」といった歴史シミュレーションが発売され、それにはずいぶんとはまった....まだ世がPC-98「0」1の時代である。

その後20世紀末になって遅まきながらインターネットを始めたら、「PCのゲーム」に対する興味が薄らぎ、もっぱらゲームはケータイ/スマホの暇つぶしと言うことになり、腰を据えてPCの前でゲームをする事はなくなった。

そんなゲームオンチのオッサンが美しい画面と快適な処理能力を持つPCとともに、ミリタリー系オンラインゲームである「World of Tanks」に参加し、その世界を堪能できるかレポートする。
「World of Tanks」はWargaming.netが開発したオンラインゲームで、主に第二次世界大戦前後を中心とした戦車や軍用車両を使って闘い、勝利をおさめていくゲームである。

リアルタイム戦だが、戦闘時間が短く(基本15分)、途中でガレージに引き上げることもできるので、時間を問わずプレイできる。もともとがベラルーシにあるWargaming.netが開発元だからか、全世界にプレイヤーがいて、日本国内でのスマホのオンラインゲームのように「明け方には誰もいない...」というようなこともなく、参加を希望すれば比較的速やかにパーティーが組まれ戦闘突入する。

ランダム戦と呼ばれる自動マッチング戦が基本で、15対15の敵味方に分かれ、相手を撃破しきる、もしくは敵陣地を占領すれば勝利である。

戦車はTierと呼ばれるランクで区分けされているが、最初は「Tier 1」と呼ばれる軽戦車しか選べない。これは機動力が高く、回転砲塔を持っているので、ちょこまかと動けるが、相手に弾をあてても弾き返されたり、逆に喰らうと一発で昇天したりする。

これらの戦車で操作を学び、勝利を積み重ね、経験値をあげ、ゲーム内通貨を稼ぎ、より強力な戦車・兵器にステップアップしていく...というのが流れ。

基本的に無料プレイであり、有料アイテムもあるが、それが必須ではないし、それを使うことで著しく有利になるということもない。“Free to Win”=「タダでも勝てるゼ(意訳w)」が提唱されている。
まず最初に親切なチュートリアルが用意される。
指定位置まで移動しな
指定位置まで移動しな
走っている敵戦車を撃破しな
走っている敵戦車を撃破しな
これで車体操作や敵の見つけ方、物陰への潜み方、敵装甲の面による差、走行している敵の撃破方法などを学ぶ。

結構丁寧なチュートリアルで、わかりやすい。そしてチュートリアル終了後にはご褒美としてクレジットがプレゼントされる。
クレジット(ゲーム内通貨)と経験値がご褒美にもらえる
クレジット(ゲーム内通貨)と経験値がご褒美にもらえる
そしていよいよ戦場に逝く....わけだが。

このゲームに「練習」はないのかね、と痛感したのがその後の展開orz
で、いきなりランダム戦である。ガレージで手持ちの戦車の中からを選んで、上部中央の「戦闘開始!」のボタンを押すとマッチングが開始され、近いクラス(Tier)でスタンバイになっているプレイヤーがランダムにマッチングされる。ほぼ1分以内にマッチングが終了し、カウントダウンの次に戦闘に突入する。
これが基本画面となるガレージ。ここで補給などを行う
これが基本画面となるガレージ。ここで補給などを行う
ただ、最初は...
左側一番上にCYBERCATの名が...いよいよ戦闘だ!
左側一番上にCYBERCATの名が...いよいよ戦闘だ!
あれ?あれ?
あれ?あれ?
鉄の墓標となり果てた...orz
鉄の墓標となり果てた...orz
どーもうまくいかない...orz。

最大の問題は(cybercatが)車両をうまく操縦できないことにある。
この「World of Tanks」、簡単に操作できるように、基本キーボードのWASDキーで事足りるようになっている。基本、Wが前進、Sが後退で、Dが右折、Aが左折で、キーボードを使ったレースなどをやったことがある人にはこっちの方がしっくりくるのだろう。
基本はWASD操作。
基本はWASD操作。
しかし、ここでcybercatが以前親戚の工場でキャタピラモノの操作経験があることが災いする。

本物のキャタピラ車両はは左右が独立して動く。そして、左右別々に前進・後退をかけられる。両側のキャタピラを前進させれば前進、両側を後退させれば後退なのだが、右折左折の場合は(車輪のように「切れる」わけではないので)次の操作になる。
ホンモノの場合はこう動く。青がキャタピラの動きを表す。
ホンモノの場合はこう動く。青がキャタピラの動きを表す。
右折時は右のキャタピラを止めて、左を前進させる。すると左側だけが前に進み右に回る(その場で小回りを利かせたければ右側を後退させればその場でくるりと回る)。左折時には右側が前進だ。この右に曲がりたければ左を前進、左に曲がりたければ右を前進という、曲がりたい方向と逆側を前進させるというのが、「とっさのときに」出てしまうのだ。曲がり角で物陰を左に見つつ索敵したら、敵が正面にいたのであわてて左の物陰に隠れようと(左折しようと)「D」ボタンを押してしまい(右のキャタピラを前進させたいつもり)、どてっばらを相手にさらし、やられてしまう。これで築いた屍(自戦車)累々w
この向こうはどんな感じかなー
この向こうはどんな感じかなー
うお、やられちまったorz
うお、やられちまったorz
さらに砲塔は回転式なので(より上級の駆逐戦車などは固定砲塔もあり)、後ろ向いていると進行方向や右左折が逆になる。
砲塔がどっちを向いているかで、前進/後進が変わる
砲塔がどっちを向いているかで、前進/後進が変わる
視野と進む方向が合わないので...アカーンなことになりがち。
今どっち向いてんだっけ?⇒正解は後ろ。左下の車体俯瞰図参照。
今どっち向いてんだっけ?⇒正解は後ろ。左下の車体俯瞰図参照。
このあたりは慣れが解決するのだろうが、少なくともレビュー期間のうちは慣れず、自分の戦果としては出会いがしらに遭遇した軽戦車を1輌小破させたにとどまる(被害?聞かんといてorz)。

ただ、リアルタイムに意思をもって動き回る敵戦車との戦闘(もしくは味方車輛との衝突w)はプログラミングされた敵を撃破する通常のゲームとはまた違った面白さが発見できた。

どうやらゲームに没頭できたみたいですw
今回ケータイ/スマホのゲーム以外のPCゲームにほぼ15年ぶりに復帰したが、その臨場感やリアルタイム性に圧倒された。

特に、自分では今まで使ったことがないハイエンドビデオカードとそれを生かし切る大画面がゲームに迫真性を与えており、リアルタイムオンラインゲームの良さをさらに引き立てていた。

自分の操作が未熟で、まだ胸のすくような掃討...なんかは夢の夢だが、いつでも始められる利便性と、課金しなくても普通に遊べるあたりが、今後末永くやっていこうと思わせるタイトルだった。

末筆とはなりましたが、今回このような機会を与えてくださった 日本マイクロソフト株式会社様、株式会社エルザジャパン様、株式会社アイ・オー・データ機器様、エムエスアイコンピュータージャパン株式会社様、株式会社オウルテック様、ウォーゲーミングジャパン株式会社様、そしてzigsow事務局様に御礼申し上げます。またレビューアップまでの応援など常に支えとなってくれたおものだちの皆様はじめジグソニアンのみなさまに感謝いたします。

ありがとうございました。
更新: 2014/09/06
プレイに最適な装備セットで、 World of Tanks を快適にプレイ PREMIUM REVIEW

大画面と迫力ある音、ゲームへの集中を妨げない静かな環境でWorld of Tanksに没頭

今回構築したゲーミングPCの構成は以下の通り。
【ゲーミングPC構成】
・CPU:Intel Core i7-4790K(Devil's Canyon、4C8T、4.0GHz、TB時4.4GHz)
・CPUクーラー:Intel Core i7-4790K純正
・M/B:MSI Z97 GAMING 5(LGA1150)
・メモリ:CORSAIR VENGEANCE LP CML8GX3M2A1600C9W
・VGA:ELSA GeForce GTX 780 S.A.C(901MHz(BC941MHz)、メモリGDDR5 3GB、6,008MHz)
・システムドライブ:Intel SSD 520 120GB SSDSC2CW120A3K5
・光学ドライブ:未搭載
(OSインストール時にはLogitec USB接続BDドライブLBD-PME6U3VBK使用
・サウンドカード:未搭載
・カードリーダー:未搭載
・電源:Seasonic SSR-650RM(80 PLUS GOLD、出力 650W、+12V 54A×1系統)
・ケース:Abee AS Enclosure M2

K番つきCPUにZ97チップセットのM/Bなので、OCも可能だが今回は(リテールクーラーを使っていることもあり)定格で使用。というか、World of Tanksは細密な戦闘車両画像と臨場感溢れるその動きに反して、意外に要求性能が高くない。

それでも、27型の大きさとWQHDの細密さで描き出される暗くくすんだ世界はリアルさに満ちており、ゲームへの没入感を強めてくれる。

今回のセットで特に気に入ったのが、その画像と音響。

I-O DATA LCD-MF272CGBR

とELSA GeForce® GTX 780 S.A.C

によるハイエンドな組み合わせの画像は、暗いところの細密な描き出しがさすがで、白く飛んでいないのに、暗部の諧調表現もしっかりとできており、暗がりに潜む敵を発見するのに役立った(イヤそれでその敵を撃破できるかどうかは別問題(^^ゞ)。拡張表現が見事で落ち着いた絵のEIZO FORIS FS2333-Aに3年前のミドルハイクラスのGPU、Radeon HD 6950を積んだMSI R6950 Twin Frozr II OC

で描画された画像を出力するメインPCのセットと比べても暗部の諧調表現は鮮やかで、迷彩色や土色、灰色が主となる戦場でずいぶん役に立った。
ガレージの中だが、明るすぎるわけではないのに暗がりの細部がわかる(右側)
ガレージの中だが、明るすぎるわけではないのに暗がりの細部がわかる(右側)
そして音響。スピーカーに出力してしまうとあまり差がわからないが、M/B

から直接イヤホンに出力するとノイズの低さがわかる。今まで、オンボードのオーディオはハッキリ言ってオマケ、という認識だったが、これならば安価なオーディオボードを積んでドライバなどの更新に苦労するくらいなら、これで十分という感じだ。十分迫力ある音響で爆発音や着弾音が聞かれる(その多くが自分が撃破される場面であるのが...orz)。また夜のプレイはスピーカーの音を大きくできないがその時もビデオカードと電源のファンのノイズは十分低く、気にならなかった(最も気になったのはCPUのリテールファンw)。

この目と耳からの刺激がこのゲームのリアル性を高め、ゲームに没頭させてくれている。

25人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (8)

  • タカキさん

    2014/09/01

    操作は単純化されてます。私も慣れるまで苦労しました。キャタピラのついた戦車というイメージではなく普通の四輪車のラジコンを操作していると考えると割と操作できるようになるのではと思います。
  • cybercatさん

    2014/09/01

    タカキさん、そうですね。
    >普通の四輪車のラジコンを操作している
    ふふふふふふふふふ、ここでも子供の頃戦車のリモコン(コード付き)を経験している悪習慣がw
    つか左に行きたかったら右前進!っていうのがこんなに身についていたとは思わんかった。わずか1年半くらい週末だけの手伝いだったのに。
  • vuronさん

    2014/09/01

    このゲームですが、MODが許可されているので
    エンジン音や砲撃音MODを入れると
    もっと没頭できるかと思いますw
    正し、音響系MODを入れる際には音量注意ですがw
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