既にSD‐20を持っていますが、今回SD‐90を手に入れることができました。RomanticTpとかReedRonanceとか特徴的な音色が入っています。
平成10年代の音源ですね。従来発売されていたDTM音源と同じようにハーフラック筐体になっています。普通のシンセサイザーはラックマウントかキーボード付きなので、こういうハーフラック型はありがたいですね。
しかし、SCシリーズとは出音が異なり、XV系の音になっています(SCシリーズはJV系)。サンプリングレートも32kHzだったSC/JVと異なりCD並みに上がっています。私は17kHzが微かに聞こえるので(18kHzまでは聞こえなかった)……
TMIDI Playerで無理やりSoloマップとかで再生する設定を書いて鳴らしてみた場合、しっくりくるデータと違和感があるデータがありますね。ただ、SD-20と違ってボイス数超過で音が抜けるとかはなかったです。
(1.11.19即日修正) Fantasiaのプログラムナンバーを間違えていました。
(2.2.7修正) 現在は外部入出力を使用しています。
中古入手時の状態
入手した時の状態は、
- 使用感がある。
- USBケーブルが付いていた(おそらく本来の付属品とは別のもの)
- 電源ケーブルも付いていた(本来の付属品かは不明)
- 説明書は欠品。(ローランド公式で公開されているのでそんなに困らない)
- ドライバCDも欠品。(どうせWindows 10では使えない)
でした。
USBケーブル1本でPCのスピーカーから鳴らせる
SD-90は、SD-80やSD-20と違ってUSBオーディオ機能が搭載されています。このため、別途光ケーブルや同軸ケーブル(この機種は同軸デジタル入出力も対応しています)を用意しなくてもUSBケーブルだけでPCからMIDIデータを入力し、演奏された音声データをPCにバックする使い方ができます。これはSD-20やMU2000だと光ケーブルとUSBインターフェイスを用意しなければならないので、それと比べて便利です。
もとよりDAWで使用することを念頭においているので、アナログ・デジタルとも音声データの入出力に対応していますが、使用する予定はありません(専らMIDI音源として使うつもりです)。
(2.2.7追記) MIDI OUTとアナログライン入力に他社のDTM音源を挿しています。
但し、Windows 10で使用する場合はドライバが公式には対応していないため、やや特殊な方法が必要です。
音色をいくつか紹介
音色名の後のカッコはプログラムチェンジ、バンクLSB
Soloセット (MSB=98)
- RomanticTp (57, 0) 言わずと知れた「ZUNペット」。
- Fantasia 3 (98 89, 0) めっちゃキラキラした印象。残響かなり盛ってる。
Special 1 セット (MSB=80)
- Mariachi Tp (14, 0) 素でビブラートがかかるペット。
- Fuji Yama (18, 0) 残響のある三味線。
- Piano&Str (20, 0) この音は88ProやMU100にもあるが、GM2からは漏れている。
Special 2 セット (MSB=81)
- Tape Strings (14, 0) テープが伸びたような、ピッチが不安定なアンサンブル。
- Reed Romance (41, 0) これまた特徴的な音色。アタック・ディケイの後にクレシェンドがかかるサックス的な音。素でビブラートがかかる。
- Green Tea (124, 0) 琴と尺八を合わせたような、黄金の国ジパング的な音。ベロシティが高いと拍子木?も聞こえる。
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購入金額
26,800円
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購入日
2019年11月09日
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購入場所
ヤフオク
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