初期のローランドPCM音源用の拡張カードです。SN-U110シリーズは全部で15種類発売されましたが、その13番目は「Super Strings」です。

音質を重視してカードの容量を一杯に使っているので、収録されているのはストリングスセクションのアンサンブルだけです。しかし、ニュアンスが

• 通常
• 柔らかめ
• 硬め（明るい）

の3種類、奏法が

• 通常
• アタックが遅い
• ディケイが速い
• オク下でユニゾン

の4種類で合計12種類のトーンが用意されています。

また、「柔らかめ」のトーンには「L」、「硬め」のトーンには「R」と付いていて、パンを振ることでステレオサンプリングのような響きになります。なお、CM-64のパンポットはGeneral MIDIと逆になっているので注意が必要です。

CM-64本体のストリングスより高品位であることはもとより、SC-88Proのストリングスよりも澄んだ感じがします。SC-8850になってようやく追いついてきたか、といったところでしょう。