というのもモノクロMacな時代からマカーだった私も、こいつが発売された頃には既に私はリンゴ社に見切りを付けて、Windows、FreeBSD、Linuxを使っていたからだ。当時かみさんと付き合っていてケータイのキャリアをJ-PHONEに揃えていた。たまたま送られてきた月額明細に同封されていたプレゼント情報をみて、「応募しなきゃ確率はゼロパーセント」とか言いながら、自分のとかみさんのケータイでそれぞれ応募した。
すっかり忘れた頃に仕事中、見知らぬ電話番号からかかってきて、だれ?と思いながら電話に出たところ、「J-PHONEの懸賞に応募いただいた結果当選いたしました。何時お届けさせていただきましょう?」って電話がかかってきた。一瞬なんの事か分からず??だったがそう言えばiMac DVに応募したなーって思い出して仕事が休みの日を指定して配達してもらった。
届いた箱は一つで、本体、キーボード、付属品などが一式収まっていて結構デカい段ボール箱だった。
「どないしよ・・・この狭い部屋(社員寮)にはこれ以上置けないぜ・・ヤフオクで売っちゃおうかな。」
そんな事を思ったりもしたのだが、現かみさんがMac欲しいって言うので当時住んでいた家に車で運んで設置してやった。当時はかみさんの家には電話回線も無くインターネット出来ないね・・ってことでADSLのタイプ2を引き、私のお下がりのDOS/Vマシンでネット(IMがメイン)でウチの寮とで電話代わりに文字でやりとりしながら付き合っていた。そこへこのiMacが来たもんだからかみさんも「めっちゃかわいいわー」と大喜びでDOS/VからMacに入れ替え。操作の違いにしばらくとまどったみたいだがiMacがすっかりお気に入りになってしまった。
すぐに日本橋に出向き、メモリーとHDD購入し、快適贅沢な環境で使わせてやった。
当時は、Skypeも無かったから、IMでは一番完成度が高いと思われた「ICQ」を使っていたな。Yahoo!メッセンジャーはMac版がバグ多くて使い物にならなかったし。でもお陰で携帯電話通話代とかに使わなくて済むようになったし、自分のやりたいこと(当時はネットワーク系サーバーアプリの実験と勉強)をやりながら、かみさんの相手をするということが出来て時間も有効に使えた。なぜなら私はタイピングが速い、かみさんは遅い。その時間差を利用して自分の事をするという並行処理。
まもなく結婚してからもしばらくiMacをかみさんが使っていたのだが、KBにうっかりウーロン茶をこぼしてあぼーん。すぐに分解してシート内に吸い込まれた水分を拭き取ったが制御チップがいかれたらしく完全にガラクタ行き。もうMacやめたら?って言ったんだがそれでも1万円位出してかみさんは新しいKBを買った。DOS/Vなら千円も出せばやすもんのKB買えたのに(タイピング遅いから安もんで十分やろ)。今思えばホント勿体なかったな。
私が使っていたPowerMac(OS8)までで使用していたPainterやPhotoshopなど色々アプリは持っていたのでそれ以上の投資なく使えたからかみさん的には快適過ぎる環境だったんだろうな。OS9はフリーズはするけどそれなりに良くできたOSだったし、ハードの処理能力も十分だったから。
しかし一緒に住み始めると色々課題は出てくる訳で、あるタイミングでかみさんのPCをDOS/Vにまた変更(戻す)する。ファイル共有とかプリンター共有とか便利になったしそれは正解だったと思う。それでこのiMacは退役する事になった。
ただし・・・私が時々タブレットペンを使ってPainterで絵を描くのに便利なので捨ててはいない。本当に気が向いて絵を描きたくなったら引っ張り出してセットアップして絵を描く。それだけのためにまだ処分せずにとっている(狭い家なのにね・・)画面が狭いから不便て言えば不便だけど慣れているからそれほど苦痛でもない。ま、でもそろそろPainterはお役ご免かな。Windows版のSAIも有るしPhotoshopもあるしPainterじゃないとダメって事はほとんどなくなったから。
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購入金額
0円
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購入日
2003年頃
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購入場所
J-PHONEの懸賞で当選
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