今となってはあらゆる部分で古さがにじみ出ていて、メリットといえるのはフルサイズ素子であるということだけともいえますが、むしろフルサイズであることで古さも我慢できるという部分もあります。
元々EOSシリーズはフィルムのEOS 630を長らく使った後、EOS-1(初代)に乗り換えて、デジタルになってからもEOS 10D→EOS 20Dと乗り換えてきたわけですが、やはりボディーの完成度やフィーリングではEOS-1が最も上だと思っています。今回EOS 5Dを買ってみて、ようやくEOS-1のフィーリングに近づいてきたかなという印象を受けます。
私が持っているレンズはEF-Sを除けば古いものが多く、フルサイズのEOS 5Dで使うとようやくそのレンズ本来の画角で見られるわけで、久しぶりに広角レンズが広角に見えるという、当たり前の感覚に浸れています。
最近仕事絡みで、近接撮影をする機会が何度かあったのですが、APS-CサイズのEOS 20Dでは結局EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS以外は使い物にならないという状況が多くありました。望遠でスポーツ写真を撮影する場合などにはAPS-Cサイズも有効なのですが、広角では表記の約1.6倍となってしまう焦点距離は大きな弱点ですので。
とりあえず現在は先日購入したばかりのEF 40mm F2.8 STMと組み合わせて使っていますが、EOS 20Dとの組み合わせの時とは全く印象が変わって見えてしまいます。
やはり標準からほんの少し広くなる画角と、絞り開放では四隅が少々光量不足気味になるというあたりがこのレンズの特性なのでしょう。
フィルム時代のレンズではさすがに画質など厳しい点も多くなると思いますので、これからまた徐々にレンズの方も入れ替えていく必要もあるでしょう。最新機種と比べれば画質も決して良いわけではありませんが、レンズの善し悪しをある程度は表現できる性能を持ったカメラではないかと思います。
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購入金額
52,800円
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購入日
2012年07月11日
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購入場所
anzuさん
2012/07/23
jive9821さん
2012/07/23
昨日5DとEF 40mm F2.8 STMを組み合わせて出歩いてみましたが、フルサイズ機とは思えないほど機動性には優れます。ただ、AFの動作で特定の部分でうまく合焦してくれないなど、意外な相性に出くわしました。その意味ではもう少し新しいボディと40mmの方が、組み合わせとしては無難かもしれません。5D MarkIIが買えれば良かったんですけどね…。