当時のシリーズ最下位モデルで、定格動作周波数は1.8GHzとAthlon 64シリーズの最下位モデルであったAthlon 64 3000+と同等だったのですが、L2キャッシュ容量は1MBとAthlon 64 3000+の2倍用意されていて、一応差別化が図られていました。
私は基本的にオーバークロックをしないのであまり関係は無かったのですが、この当時のOpteron 144はクロック耐性が非常に優秀であることでも知られていて、2.5GHz以上で動くような個体も少なくなかったようです。
一時期はこのCPUとA8NE-FMで組み立てたPCを使っていたのですが、短期間でA8NE-FMが故障してしまい、結局このPCの稼働期間はごく僅かでした。その後Socket 939対応マザーボードを新たに入手した際に使うつもりだったのですが、その頃にはデュアルコアのAthlon 64 X2が手頃な価格帯に降りてきていて、私もAthlon 64 X2 4400+を入手してしまい、このOpteronは使われないままでした。
さらにAMD自身もSocket 939には比較的短期間で見切りをつけ、Socket AM2へと移行してしまったことから、製品寿命自体もそれほど長いものではありませんでした。
CPU自体の出来は全く悪くないのですが、環境に翻弄されてポテンシャルを発揮出来ないままという印象です。
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購入金額
17,980円
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購入日
2006年01月12日
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購入場所
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