レビューメディア「ジグソー」

ネット情報とは違う中の人だった(賭には負けたらしい)

現在復旧中のメインPC、あらかたセットアップは終わって、常用開始は始めているのだが、旧ストレージからの環境移行に合わせて、ファイル・フォルダの整理も進めている。

 

現在、PC側のストレージとしては、

①Main_Disk(C:):Windowsとプログラム本体=4TB NVMe SSD

②Temp_Disk(D:):テンポラリフォルダとデスクトップ(短期データ置き)=2TB NVMe SSD

③BackUp_Array(E:):Temp_Diskのコピー(バックアップ)置き=2TB SATA HDD×2(RAID1)

④Data_Array(F:):中長期データ倉庫=8TB SATA HDD×2(RAID1)

がPC内常設で、計4+2+2+8=16TB。

 

これにスロット型3.5インチHDDベイを備えていて、ここに入れるのは複数買い置きがある、8TB SATA HDD。

 

さらに長期保管庫として外部接続(常設)で4~5TBのWD_BLACK P10

をUSB接続で繋いでおり、これらが計4×2+5×5で33TB。

 

これだけ常設系のストレージがあると、容量的には大きく困らないのだが、「なにか内容・役割を組み替えよう」と考えた時に「バッファー」が必要となる。

 

例えば「5TBのWD_BLACKがひとつ一杯になってきたので、中身の動画フォルダと画像フォルダを分けて、片一方を別の4TBのWD_BLACKに移したい」というような事が起こるのだが、「移し先の4TBのWD_BLACKに十分な空き容量がないので、今移し先HDDに保存しているFLACファイルを別の4TBのWD_BLACKに移動したい」というような事も起こる。

 

そんな場合、余裕容量が逼迫していても小刻み玉突きすれば行けるのだが、容量計算ミスによる移動し直しや、最悪操作ミスによる必要データ消去が手間やリスクとしてあるし、なにより時間がかかりめんどくさい。一時的に「ぽいっ」と置いておけるスペースがあると便利。

 

ま、メインPCとそれに直接繋がっているUSB-HDD(SSD)の中までのファイル移動であれば、先日増設した5.25インチベイで3.5インチHDDを使えるようにするアダプタ

を使って、生HDDを「一時置き場」として挿し換えてもよいのだが、最近メインPC仮タヒ時に代理として使い、楽器がある環境に帰ってきたため本来の位置づけでの稼働率も上がってきたDTM用PC

とのやりとりの場合、この手は使えない...かといって大容量USB-SSDはまだ高価...ということで4~6GB程度のHDDがあれば便利だなー、と考えていた時に、販売店のセールが告知された。このときは、魅力的なオマケがついていたのだが、それにつらr...タイミングが良いと、購入を考えることにしたのだが、このとき心配だったのが「中の人」。

 

一般的にこういったサードパーティーのHDDに関しては、パーツのメーカーや型番を固定せず「同等性能のもののうち、市場で十分な量が安定的に確保出来るもの(そして利幅が確保出来るもの)をメーカー・機種を問わず採用する」という場合が多い。内部パーツとしてのHDDのメーカー(WDやSeagate、TOSHIBA)が販売する製品としてのUSB-HDDは、流石にライバル企業のHDDを採用するとは思えないが、その他は、一部の採用内部パーツをあえて公開しているモノ

以外は中身は「買ってみなければわからない」。

 

自分にはHDDで極めて相性が悪いメーカーがあり(生涯で障害全損もしくは認識不可になったHDD、6台しかないのに、そのうち3台が1メーカーに偏っている-さらに言うと残りの3台のうち1台は、すでにもうない会社のモノで、そのメーカーを吸収したのも「3台故障したメーカー」なので、実に2/3が同一メーカー系-)、出来ればそこは避けたい。ただ、価格優位性はあるメーカーなので、内部パーツに採用されがち..

 

そこで、その特価製品の分解レポートなどを、すぐに(台数制限だったので)ネットで調べて、自分と相性が悪くない方という記事を複数見かけたので、突撃することにした。

 

それが、BUFFAROのUSB3.2(Gen1)対応 外付けHDD、HD-EDS4U3-BE

「PC」と並んで「TV」も(むしろ目立つ配色で)描かれている一般向け製品
「PC」と並んで「TV」も(むしろ目立つ配色で)描かれている一般向け製品

 

BUFFAROのUSB3.2(Gen1)対応 外付けHDD(4TB)というと、一般的には(2025年5月現在)HD-LE-Bシリーズに属するHD-LE4U3-BBだが、それとは別のHD-EDS-Eシリーズに属するこのHD-EDS4U3-BEは、直接販売はなく、特定販売店向けの販路限定品のよう。フロント側のプラ成型のストライプやマットなツヤ消し表面処理は、少し地味。

に比べて本品はつや消し処理で地味。
LogitecのLHD-EN80U3WR(左)に比べて、本品は表面ツヤ消し処理で地味。

 

ただ、バルク品などではなく、一般向けに、しかもTV接続の用途としても使うことを想定した造りになっており、外装はカラー印刷だし、一番上の蓋を開けたところには、「TVで使う際には初期化が必要なこと」とか、「オススメは(転倒を防ぐために)横置き設置であること」など、「詳しくない」ひとでも使いやすく配慮してある。

ACアダプタが収められたスペースには初期化の必要性や...
ACアダプタが収められたスペースには初期化の必要性や...

 

オススメの置き方や、HDD倒してるのが掃除機というのが一般向け?
オススメの置き方や、HDD倒してるのが掃除機というのが一般向け?

 

ACアダプタは比較的小型だが、「横のスペースを使うタイプ」。電源ケーブルの中間部にアダプタ部分があるのではなく、コンセントプラグ部分一体型の場合、大きく分けて「下のスペースを使うタイプ」「横のスペースを使うタイプ」「垂直部分のスペースを使うタイプ」があるが、「横のスペースを使うタイプ」は壁コンセントには挿しやすい(ことが多い)ものの、テーブルタップには相性があるので、ここは注意。

付属品はUSBケーブルとACアダプタ、取扱説明書。コンセントはこの向きなので、「横にスペースが必要」
付属品はUSBケーブルとACアダプタに取説。コンセントはこの向きなので「横にスペースが必要」。

 

本体の外装は、つや消し加工がプラスチッキーで、地味でチープだが、指紋などはつきづらいので、逆に気を使わないでよい面もある。

表面加工はやや安っぽい。本体側端子がUSB 3.x Micro-Bなのはイマイチ。
表面加工はやや安っぽい。本体側端子がUSB 3.x Micro-Bなのはイマイチ。

 

締まったつや消し加工なのと、エッジも比較的立った感じで「膨張要素がない」のもあって、コンパクトに感じるが、縁がまるめてあって、ややどっしりとしたイメージのUSB接続HDD、LogitecLHD-EN80U3WRとは意外にわずかしか違わず、うしろの盗難防止フックまで合わせると、大きな違いはない。

締まって見えるが、対角線の角を合わせるとこの程度の小ささ。ロック用突起(←)もあるし。
締まって見えるが、対角線の角を合わせるとこの程度の小ささ。ロック用フック()もあるし。

 

で、肝心の?中身だが...

 

 

 

 

 

そっかー...そういうこともありますよねー(棒)。

ま、一時避難の仮置き場だし、この容量は自分と相性が良いメーカーのヤツでもSMR方式であまり差がない(たぶん)、まーしゃあない(と、自分を慰めてゐる)。

あーね。ST4000ですかー。そうですかー。
あーね。ST4000VX015ですかー。そうですかー。

 

救いとしては?、このパーツメーカーのHDD、速さは書き換え除けばソコソコ速いので、「移し先HDDの容量を空けるための、連続書き込み~一時退避が終わったら別ドライブに連続書き戻し~」といった用途には十分だろうと。

シーケンシャルの読み書きは(8TBのには負けるが)ソコソコ速い
シーケンシャルの読み書きはソコソコ速い

 

【参考:同じ環境下のWD_BLACK P10 Game Drive 4TB(ただしこちらは10%程度使用済)】

比較すると本品の方がシーケンシャルは速い。ランダム書き込みはケタ違いで負けているが。
比較すると今回のモノの方がシーケンシャルは速い。ランダム書き込みはケタ違いで負けているが。

 

そういう意味では、使用時つなぎ替えのためガシッと掴んで持って運んでも指紋が目立たない扱いやすい外装と言い、シーケンシャルではソコソコ速い性能と言い、臨時接続での一時的フォルダ・ファイル置き場用としては問題ないUSB接続外付けHDDと思います(と思いたいw)。

 

【HD-EDS4U3-BE仕様】

インターフェース:USB 3.2(Gen1)/USB 3.1(Gen1)/3.0/2.0
端子数:1
端子形状:Micro-B
ファイルシステム:NTFS
電源:AC100V 50/60Hz
最大消費電力:18W
外形寸法(幅×高さ×奥行):114×33×171mm(突起部除く)
質量:約900g
動作保証環境:温度5~35℃、湿度20~80%
保証期間:1年間
グリーン購入法(2023年2月施行):対応
主な付属品:USB 3.2(Gen1)ケーブル(1m)、ACアダプター、取扱説明書(保証書)

 

BUFFARO HD-EDS4U3-BE

更新: 2025/05/25
コンパクトさ

塊感のあるデザインとつや消し表面処理で小さめに見えるが...

...実はさほどに小さいわけではない。

 

中に入っているのが、規格モノの3.5インチHDDなので当然とも言えるが。

更新: 2025/05/26
転送速度

4TBの低回転HDDとしてはソコソコ速い(ただし...)

シーケンシャルのみ。

 

SMRであるからか、メーカー特性か、書き換えは遅い。

  • 購入金額

    12,780円

  • 購入日

    2025年04月18日

  • 購入場所

    TSUKUMO

24人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • jive9821さん

    05/26

    BUFFALOの外付けHDDは、以前は箱に貼られているシールの色で中身が判別できたのですが、ここ数年シールを貼らなくなってしまったので完全にガチャなんですよね…。

    ただ、ここ数年はどのメーカーもSeagate率が高くなったと思います。
  • まこりんさん

    05/26

    PC内常設で16TB。
    USB接続で33TB。
    合計49TB! 凄すぎ!
  • cybercatさん

    05/26

    jive9821さん、
    >ただ、ここ数年はどのメーカーもSeagate率が高くなったと思います。
    開腹したら、「○○オマエもか...」というパターン増えてきましたね。

    価格優位性があるのと、カタログ上のスペック(シーケンシャル系指標)が良いので採用しやすいんでしょうね。

    公平に見ると、海門も平均故障率は十分低いんですが、ときどきST12000NM007のような超「当たり」球が出てくるのが怖い。平均故障率3%超なんて、もはや頭部狙いの危険球。

    そうなると、どうしても相性が良い方に行っちゃうんですよねー。
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