元々BUFFALO WSR-5400AX6を2台使ってEasyMesh環境を構築したものの、当初から動作が不安定で、ファームウェアの更新でいくらか落ち着いたものの約1年で速度が極端に低下(100Kbps以下を記録することも)したため、試しにエージェント側のWSR-5400AX6を、シリーズ最上位モデルであるWXR-6000AX12Sに交換したところ、動作が安定して速度も回復したという話を以前掲載しました。詳細は以下のレビューをご覧下さい。
本来はまずはコントローラ側を入れ替えるべきと思ったのですが、EasyMeshの速度が低下していたときにもコントローラ側に直接接続していたクライアントはごく普通の速度で通信できていたことから、急場凌ぎでエージェント側に高性能なWXR-6000AX12Sを敢えて設置したわけです。
大柄でアンテナも大型の外付けとなるWXR-6000AX12Sでは、以前のWSR-5400AX6とは異なりリビングのTV前に設置することは出来ず、明らかに通信には不利なTV(Panasonic VIERA TH-43FX500)の真裏に設置せざるを得なくなり、パケットエラーなどは以前より増えているのですが、それでもクライアントの接続が目に見えてスムーズになりましたし、体感出来る通信速度はむしろ向上していました。
こうなるとWSR-5400AX6とWXR-6000AX12Sとの性能差は明らかですので、コントローラ側もWXR-6000AX12Sに更新しようということで、2台目のWXR-6000AX12Sを用意することにしました。
前回購入したものと全く同じWXR-6000AX12Sですが、近所の量販店の最後の在庫を前回買ってしまったため、こちらは通販で用意しました。
当然ながら前回と全く同じハードウェアですので、詳細はここでは触れませんので、前回のWXR-6000AX12Sの拙レビューをご確認ください。
高性能だが占有する空間が大きく、設置自由度が低いのは難点
今回はBUFFALOの取扱説明書で推奨されている、コントローラとエージェントをLANケーブルで結線してEasyMeshを自動設定させる方法をとりました。マニュアルには以下の通り記載されています。
今回はこの記載通り、1回できちんと設定が完了しました。ただ、この方法で設定したことによる弊害なのかも知れませんが…。
メニューからEasyMeshのステータスを表示してみると、
AOSS/WPSを使って設定した前回の状態ではエージェント側のIPアドレスや電波強度をコントローラで取得できていたのですが、有線接続で設定した今回はそれらが全て不明となってしまっています。この状態でもエージェントとの通信は問題なくEasyMeshで構築されています。まあ、ステータスを普段から確認しているわけではありませんし、エージェント側からEasyMesh接続出来ていることは確認できますので気にしないことにします。
エージェントに有線接続しているPCから、Windows Serverの共有フォルダ(ドライブはHDDのSeagate Exos X18)に接続してベンチマークを走らせてみましたが、実用上十分な速度は出ていると判断して良いでしょう。
正直言えば、WSR-5400AX6がお題目通りの性能と安定性を発揮してくれればそれで十分だったのですが、速度はともかく安定性と耐久性に難がありすぎました。WXR-6000AX12Sが何処まで耐えてくれるかという問題がありますが、この数ヶ月悩まされていた無線LAN関連の不具合がようやく解消されたということで、取り敢えずほっとしています。
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購入金額
27,800円
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購入日
2023年04月13日
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購入場所
ケーズデンキ
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