レビューメディア「ジグソー」

予備リードとして入手。シリーズ間の違いは...(自分の腕では)わからないw

手作りウインドシンセコントローラーMWiCの円筒形タイプは、

「吹き口」としてアルトサックス用マウスピース一式(マウスピース本体、リガチャー、リード)をつける必要がある。そのうちのリードだが、MWiCとの相性があるマウスピース本体や、その形状に引っ張られるリガチャーに比べると、外形はほぼ規格ものであり選択肢が広い。

 

一般的にサックスのリードでよく使われているのは、ケーンと呼ばれる葦の一種を加工した木製リード。

 

しかし、MWiCではバイトセンサーに圧を伝える役割などはあるが、リード自身が震えて音を出すわけではない(厳密に言うと、バイトセンサーでミュートされているものの、振動してはいる⇒しかし当然発音は電子音なので、その振動は実際の出音には乗らない)。

 

そのため1枚あたりは安いものの、天然物ゆえのバラツキや、湿気や乾燥に弱い耐久性の問題、(あとこれはリードが「鳴らない」ので関係ないかも知れないが)数枚~10枚に1枚しか「あたりリード」がないなど神経質そうな木製リードではなく、樹脂リードを選択した(同じ電子管楽器で、アルトサックス用マウスピースを吹き口に採用するYAMAHAのYDS-150/120も樹脂リード採用)。

 

樹脂リードも複数の会社から出ているが、一番選択肢が多いのがカナダのLégère(レジェール)。

 

他社が、木製リードに対する「樹脂リード」というだけで、その中でのシリーズをほとんど展開しておらず、厚さの範囲もピッチも限られているのに、Légèreはさすが専門メーカー、アルトサックス用では音色や反応性を変えて5シリーズもあり、厚さの範囲も1.50とか4.00と言った他社ではカバーしない範囲まで広くカバーするのに、厚さのピッチも他社の倍の1/4ピッチ刻みと、ものすごく豊富なラインアップ。

 

これはこだわりを持って選択する人には「もう少し明るめの音で」とか「もうちょっとレスポンス良く」という「もうちょっと」が細かく調整できて良いはず。

 

一方、初心者が選ぶには「なにを買って良いのかわからない」w

 

とりあえず何もわからないので、サックスの演奏系VTuberの使っていた(木製)リードの厚さなどを参考に、Légèreの中では新しめのラインで、低音部がしっかりしているという、「American Cut」というシリーズの、厚さ2.75(2・3/4)を選択してみた。

他のリードの経験がないので、吹きごこちに関しては良いのか悪いのか不明だが、特に不具合もなく吹けた。

 

ただ、MWiCを取り扱っている際に、リード先端が着ている服にあたって、端の一部が少し「めくれ気味」になってしまった。非常に微細なめくれだし、MWiCはリードそのものが「鳴る」わけではないので、多少先端が傷ついても演奏は出来るのだが、バイトセンサーを「噛む」ために、少々リードが傷ついてきたこともあり、「予備リード」を入手しておくことにした。

 

同じ物を入手してもよかったのだが、MWiCを吹いているとき同音の速いフレーズ(ドドドドなど)でキレがイマイチのような気がしたので(←自分の腕前は棚に上げてゐる)、Légèreのシリーズではより鳴らしやすいというSignatureシリーズの中から、現在使っているものと同じ厚さの、Alto Saxophone Signature 2.75(2・3/4)を購入することにした。

 

ちょうど個別ケースがない旧パッケージの写真が載っているが1割ほど安い商品を見かけたので、「予備リードなので、使うのは現リードがだめになったとき。現リードが生きてたとしても一枚は本体につけっぱなしのハズ」と考えてその旧パッケージ品を手配した。

 

商品到着してみると...個別ケース付きの新パッケージ。中身は同等品なのでより新しい分には問題なしとして店側が送ってきたのか、それとも商品ページの写真を差し替えしていないだけなのかは不明だが、ラッキー..と。

これは新パッケージですねー
これは新パッケージですねー

 

個別のケースもついているし
個別のケースもついているし

 

同じLégèreなので、箱の裏の製品の性格がグラフ化しているのを確認すると、このSignatureはAmerican Cutより、音色は中庸(American Cutの方が明るい)で、遠達性(Projection)はやや優れ、反応性(Response)はAmerican Cutの方が良い、という感じ。

箱の裏の性格表?を確認
箱の裏の性格表?を確認

 

本体見る限り、同じ厚さだし違いはわからない(刻印のみ)
本体を目視で見る限り、同じ厚さだし違いはわからない(刻印のみの差)

 

「鳴らしやすい」ことを謳ったシリーズで、同じ厚さで比べると柔らかめとメーカーの比較表にはあったので、反応性が良いのかと思ったが、そういうわけではないらしい。

 

実際吹いてみると....

 

わ・か・ら・な・いw

 

例の同音高速フレーズを吹いてみたが、キレが良くなった感じはあまりしない(逆にレスポンスが悪いとも感じない)。

 

これはリードの問題ではなくて、自分のタンギング能力が低いと言うことか....orz

 

ただ相変わらず扱いが楽なリードであることは間違いなかったけどね。

更新: 2024/09/13
扱いやすさ

樹脂リードは扱いが楽

吹いた後外して、水でジャバジャバ洗って乾かしておけばOKという手軽さは、木製リードでは得られない。

 

プロに言わせると、木製リードの方がニュアンスがある音が出るとのことだが、MWiCはリード自体が「鳴る」わけではないので、ずっと樹脂リードでいいかな。

  • 購入金額

    3,750円

  • 購入日

    2024年08月11日

  • 購入場所

    音楽アズム舘(Amazon)

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