手作り?ウインドシンセコントローラーMWiC、
複数のウインドシンセコントローラーを経験・研究した開発者の德田教授が、「このメーカーのこの部分」「このコントローラーのこの部分」と良いとこ取りした上、ソフトウェアで設定変更可能な部分を最大化した結果、他社ウインドシンセコントローラーで出来ることで出来ないことがほぼないという多機能コントローラーとなっているが、実は購入時点そのままでは音が出ない。
それはレビューで書いたとおり、MWiCが音源を内蔵していないのもあるが、そもそもMWiCは販売時点では「未完成」なのだ。
最近は、AKAIのEWIに似たマウスピースが最初から付属する「ソフトマウスピース(シリコーン製)対応モデル」もラインナップしているが、元々MWiCは「アルトサックスマウスピース対応モデル(マウスピース別売り)」が基本。
そこで、「吹けるように」するために、自分でマウスピースやリードを用意しなければならない
※なお2024年6月募集分から、角柱型MWiCは「ソフトマウスピースタイプ(専用ソフトマウスピース1個付属)」の方が標準となったので、角柱型なら今回の手配は不要(どのみち自分の持っている円筒形は、標準は従前通りのアルトサックスマウスピース対応型だが)
調べると、マウスピースには素材別に大きく分けてエボナイト(ゴム系素材)、フェノール樹脂(プラスチック製)、金属(メタル製)の3種があり、それぞれ音色や吹き心地(咥え心地?)が異なるらしい。
エボナイトはゴム系なので、音質に柔らかさや艶が出るらしい。そして意外なことにフェノール樹脂のものに比べて減りが少ないとのこと。
フェノール樹脂は軽量で硬度が高く、 音も軽やかで硬めのだとか。そして、量産できるので安価で、初心者や練習用には最適だとか。
金属のものは、アルミやステンレスなど複数の素材があるみたいだが、他の2種と比べるといずれにせよ硬いので、音色も硬めでパワーがでるらしい。
ま、MWiCはアコースティックサックスと違って、リード自体が「鳴る」わけではないので、音色的には差がなく、材質の差は吹き心地(咥え心地)の差だけだと思うので、そういう意味では「どれ選んでもよい」ハズ。
ただ、これらのマウスピースは原則として自社のサックスと組み合わせて使うことが想定されているのか、微妙に接点部分?の径や深さが異なるようで、「合う/合わない」が生じるらしい。
自分としては今までリード楽器の経験がないので、こだわりがなく、またMWiCの「開発段階でリファレンスにしたヤマハアルトサックス用マウスピース4C」が標準と言うことで、これが安価で入手しやすいフェノール樹脂のものでもあったので、おすすめ通り、ヤマハアルトサックス用マウスピース4C=YAMAHA AS-4Cを入手した。
MWiCの設計時にリファレンスにしたというヤマハアルトサックス用マウスピース4C
ヤマハサックス本体の手ごろな価格と相まって、最も普及していて入手しやすいマウスピース
ただ、これだけでは「鳴らない」ンだけどねw
【仕様】
材質:フェノール樹脂
ティップオープニング:1.60mm
フェイシング:23mm
リコーダーを思い浮かべれば良いような咥え心地
硬くも柔らかくもなく、リード楽器初心者が想像しやすい?咥え心地
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購入金額
5,758円
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購入日
2023年11月04日
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購入場所
Pineville Music Company(Amazon)
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